物流王の物流徒然

物流に関するブログです

コラム:横浜開港150周年

2009-10-03 15:30:59 | Weblog
先週の話ですが、横浜開港150周年のイベントに行ってきました。

久し振りに横浜に遊びに行きましたが、レールの跡が残っている汽車道、輸入品などが売られている赤レンガ倉庫、移動手段としても観光用としても利用されているシーバス、大黒埠頭と本牧埠頭を結ぶベイブリッジ、歩いているだけで食い倒れしそうなグルメの宝庫中華街、など、改めて港町としての完成度の高さを実感しました。

150周年のイベントということで、出店や路上ライブなどもあり、人でにぎわっていました。

有料の企業パビリオンにも行ってきました。
文明開化の発祥地ということで、企業の最新技術を駆使したウルトラハイビジョンTVや、90度方向転換・衝突アラート機能・低騒音・コンセントなし充電が可能な電気自動車など、未来世界を感じさせる技術を見ることができました。

パビリオン自体は、入場者数が当初見込みより大幅に下回っていたようですが、私としては、イベントで人を引き付けるのではなく、横浜の良さを再認識する、ということが、この150周年の意味なのではないか、と思います。

「日本の国際化は横浜開港と同時に始まった。だから、横浜開港150周年というのは、単に港ができて150周年なのではなく、日本の国際化の150周年なのである。」(聞き書き横浜中華街物語 林兼正/語り 小田豊二/聞き書き)と、本でもうたわれているとおり、横浜から始まった文化、異文化交流が日本に与えた影響は大きいと思います。

物流にしても、物流単体で完結するのではなく、貿易があり、人の交流があり、異文化交流があって、はじめて物流が機能するのです。

コメント
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