物流王の物流徒然

物流に関するブログです

休暇の使い方は技術である~その4~育休の前に有給を

2016-04-02 07:11:57 | Weblog
男性の育児休暇の取得を向上させる取り組みがあるようですが、私自身の考えは、育休の前に有給を普及させる事が先決であると考えます。

育休は、有給が消化できるようになってはじめて取得すべきものと考えています。

なぜなら、
・育休期間の給料は100%でないが、有給は100%支給される
・育児をしている男性と育児をしていない男性で休暇の取り方で大きく差が開いてしまうのは、日本の慣習と合わない
・有給は、どのように使うかに選択の幅がある
・そもそも、子育ては一生涯続くものであり、生まれてから一年間に限定されるべきものではない

「子供が生まれたら男性は半年~1年の休暇をとって、その間少ない給料でやりくりする。一方で、周りの男性は長時間労働が状態化している。そして、育児休暇が終わったら、子供はまだ1歳程度であるが、フル残業で長時間労働の世界に戻り、家事育児は全面的に妻に任せる」
という状態と、
「子供の有無に関わらず、有給が取りやすい状態にあり、普段から誰もが有給を使用している。独身時代から有給を取得しているので、有給の取得の仕方は心得ている。ワークスタイルに合わせて、長時間労働と休暇とノー残業などを自由自在に組み合わせる。子供がいる男性は、子供が1歳を過ぎても必要に応じて子育てに関わる」
という状態と、
どちらを目指しますか?

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休暇の使い方は技術である~その3~

2016-04-01 06:42:16 | Weblog
休暇を上手にとることのメリットを挙げてみます。

1. 会社と仕事について一歩ひいた視点から見ることができる

 休暇をとることで、その期間は会社の仕事から離れた状態になります。
 そうなると、会社にいる間は目の前の仕事に集中していましたが、休暇中は、一歩引いた視点で仕事のことを見ることができ、今まで気付かなかった視点に気づくことができるようになります。

2. 自分の中に多様性が生まれる

 休暇をとることで、必然的に会社の仕事以外の軸が自分の中に生まれます。休暇中に会社の仕事ではできない経験をすることで、自分の中に多様性が生まれてきます。
 そして、多様性は、組織を強くし、適用力が生まれ、危機に強くなります。

3. 気分転換できる

 気分転換してリフレッシュすることは、健康にもよいでしょう。

4. 時間が倍以上になる

 休日の休みと平日の休みは異なります。
 行政手続や病院などは、平日を使わざるを得ないでしょう。
 今までは、フレックスを使ったり早く帰宅したりしながら数少ない平日の合間を利用してこれらの手続を行っていたことが、うまく休暇を使えば短い期間で処理できるようになります。

5. 他人の休みに寛容になる

 自分が休めないのに他人が休むといい気分がしないかもしれません。
 しかし、我慢大会にする必要はありません。
 自分が休みを積極的にとることによって、他人が休みをとることに寛容となり、会社の雰囲気もよくなります。

6. 時間の使い方に真剣になる

 休暇をとることによって、仕事でもプライベートでも時間の使い方に真剣になります。
 1時間の重みが変わってくるでしょう。

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