物流王の物流徒然

物流に関するブログです

大型書店戸田オープン

2016-07-31 19:27:25 | Weblog
先日7月29日に地元である埼玉県のJR埼京線戸田駅前に明文堂書店がオープンしました。
戸田にあるとは思えない規模で、ワンフロアといえども、空間、品揃えの規模とも、東京の一流書店並みです。
書店で感動したことはそれほどありませんが、この書店は「感動」の一言でした。
英語に関して言えば、棚の1列が丸々英語であり、英検は1級の、しかもほぼすべての出版社の参考書が揃っており、TOEFL、IELTS、国連英検も私が見たことあるものはすべて揃っていました。
勿論、通関士の参考書も揃っています。
さらに、棚と棚の間の通路が広く、圧迫感のない状態で本を選べるのがよいです。
また、TSUTAYAとタリーズコーヒーも隣接しており、買った本をカフェで読めるという理想的な環境です。(調べてみたら、その組み合わせでプロデュースをする会社のようです)

「その街が栄るかどうかは本屋があるかどうかを見ればわかる」と、(池上彰さんだと思いますが)言われています。
お近くに来られた際は、是非お立ち寄りください。
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休暇の使い方は技術である~その4~育休の前に有給を

2016-04-02 07:11:57 | Weblog
男性の育児休暇の取得を向上させる取り組みがあるようですが、私自身の考えは、育休の前に有給を普及させる事が先決であると考えます。

育休は、有給が消化できるようになってはじめて取得すべきものと考えています。

なぜなら、
・育休期間の給料は100%でないが、有給は100%支給される
・育児をしている男性と育児をしていない男性で休暇の取り方で大きく差が開いてしまうのは、日本の慣習と合わない
・有給は、どのように使うかに選択の幅がある
・そもそも、子育ては一生涯続くものであり、生まれてから一年間に限定されるべきものではない

「子供が生まれたら男性は半年~1年の休暇をとって、その間少ない給料でやりくりする。一方で、周りの男性は長時間労働が状態化している。そして、育児休暇が終わったら、子供はまだ1歳程度であるが、フル残業で長時間労働の世界に戻り、家事育児は全面的に妻に任せる」
という状態と、
「子供の有無に関わらず、有給が取りやすい状態にあり、普段から誰もが有給を使用している。独身時代から有給を取得しているので、有給の取得の仕方は心得ている。ワークスタイルに合わせて、長時間労働と休暇とノー残業などを自由自在に組み合わせる。子供がいる男性は、子供が1歳を過ぎても必要に応じて子育てに関わる」
という状態と、
どちらを目指しますか?

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休暇の使い方は技術である~その3~

2016-04-01 06:42:16 | Weblog
休暇を上手にとることのメリットを挙げてみます。

1. 会社と仕事について一歩ひいた視点から見ることができる

 休暇をとることで、その期間は会社の仕事から離れた状態になります。
 そうなると、会社にいる間は目の前の仕事に集中していましたが、休暇中は、一歩引いた視点で仕事のことを見ることができ、今まで気付かなかった視点に気づくことができるようになります。

2. 自分の中に多様性が生まれる

 休暇をとることで、必然的に会社の仕事以外の軸が自分の中に生まれます。休暇中に会社の仕事ではできない経験をすることで、自分の中に多様性が生まれてきます。
 そして、多様性は、組織を強くし、適用力が生まれ、危機に強くなります。

3. 気分転換できる

 気分転換してリフレッシュすることは、健康にもよいでしょう。

4. 時間が倍以上になる

 休日の休みと平日の休みは異なります。
 行政手続や病院などは、平日を使わざるを得ないでしょう。
 今までは、フレックスを使ったり早く帰宅したりしながら数少ない平日の合間を利用してこれらの手続を行っていたことが、うまく休暇を使えば短い期間で処理できるようになります。

5. 他人の休みに寛容になる

 自分が休めないのに他人が休むといい気分がしないかもしれません。
 しかし、我慢大会にする必要はありません。
 自分が休みを積極的にとることによって、他人が休みをとることに寛容となり、会社の雰囲気もよくなります。

6. 時間の使い方に真剣になる

 休暇をとることによって、仕事でもプライベートでも時間の使い方に真剣になります。
 1時間の重みが変わってくるでしょう。

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兵は3つにわけよ

2016-03-31 04:23:01 | Weblog
古代中国のことわざです。
「兵は3つにわけよ。1つは前線で戦い、1つは休息をとり、1つは訓練をする。」

一見、全勢力を前線の戦いに投入したほうが戦局が有利になってよいと思いがちですが、戦争は長期化し、また戦争そのものも実際に戦っていない時間のほうが長いため、前線で戦う兵を一度に全部投入すると、疲弊してパフォーマンスが落ちるリスクがあります。

また、訓練をしていない兵を投入すると、パフォーマンスが下がり、効果的に戦えないリスクがあります。

とはいえ、目の前の危機を乗り切るためには、一定の兵を前線の戦いに投入しなければなりません。

したがって、「戦い-休息-訓練」の3部隊ローテーションが必要となってくるのです。

一定期間の戦いのあとで十分な休息が約束されていると、兵の士気も高まります。また、十分な休息をとることで、疲弊が回復し、次の戦いに備えられます。

休息の次は、戦いに備えて訓練をするのがよいでしょう。訓練したら、その成果はなるべく近い内に発揮できるのが効率が高いです。

これは、日常のビジネスにも応用できます。

一般に、日常のビジネスのスタイルは「前線での戦い」、すなわちアウトプットを偏重しているように見えます。

これも、戦争と同じで十分なインプットもないままにアウトプットをすると効率が落ち、また、アウトプットばかりで休息がなければ疲弊して効率が落ちます。

したがって、ここでも、「アウトプット-休息-インプット」のサイクルを使うのが一番効率的となります。
すべての人間が同じことをやっていたらリスクが高いため、3部隊にわけ、ローテーションをするのが効率がよいでしょう。

また、ここでの「休息」は「仕事をしていない状態」とは限りません(たまの休息は必要ですが、あまり長い休暇はとれないものです)。
「休息」を、「インプットもアウトプットもしていない状態」と定義すると、しっくりくると思います。

すなわち、この期間は「反省」であったり「見直し」であったり「棚卸」であったり「次の計画を立てること」であったりするわけです。

なお、このサイクルは自分自身のサイクルとしても応用できますし、1日を3つにわけて導入することも可能です。
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IELTS受験記

2016-03-22 06:46:59 | Weblog
先日、英語の試験であるIELTS(英国圏留学に用いられる)を受験しました。
まだ一般にはなじみのない試験であるため、英検と比較して分析してみます。


試験形式について

IELTSはリスニング60分、リーディング60分、ライティング60分を時間を区切りながらもノンストップで行い、同日別時間もしくは別日程にてスピーキングのテストを行います。

英検1級は一次試験として、語彙問題、リーディング、ライティング合わせて100分でその後リスニングが約30分あり、合格者のみ二次試験でスピーキングがあります。
なお、「はじめの100分の間に予めリスニングの問題を読む」という技も可能です。

この違いは、IELTSは「4技能それぞれをスコア判定する」もので、英検は「総合点で合格・不合格を判定する」ものの違いにあらわれています。
英検の方が大学受験の英語に近い形式に思えます。

個人的には、IELTSではライティングが60分単独で与えられるため、英検で発生しがちである「リーディングに時間をかけすぎてライティングが書けない」ことや逆に「ライティングからはじめて時間をとられすぎてリーディングが終わらない」といった状況がなくなるため、精神的な負担は軽くなります。


スピーキング試験について

IELTSでは試験開始時間が10分単位で指定されるため、待ち時間を有意義に使えます。一方、英検の2次試験は集合時間から試験開始までの待ち時間が長く、改善の余地があります。

試験については、IELTSでは試験官1人、英検では2人で行われます。
内容は、IELTSが実生活の話題・個人の生活に即した話題がテーマになるのに対し、英検ではニュースに出る話題や諸問題についてのプレゼンテーションが中心となります。

これは、IELTSでは「論理的思考」の要素はライティングで判断し、スピーキングでは純粋に話す能力を測る、という意思の表れかもしれません。
対策が立てやすいのは英検の方ですが(5つのテーマから選ぶことができる)、とっさに話しを思いつくことができるのはIELTSの方となります。


試験の流れについて

英検は、大学受験や日本の標準的な試験とだいたい同じ流れとなります。
その感覚でIELTSを受験すると、カルチャーショックの連続となります。

まず、部屋に入る前にすべての荷物を袋に入れさせられます。文字通り「すべて」です。
パスポートと鉛筆、消しゴムを裸のまま携帯し、財布や貴重品類も(貴重品なのに!)携帯が許されません。これに関しては本当に問題だと思います。
ハンカチ一枚すら認められません。

特に驚いたのが、そのチェックを「徹底的に」行うことです。
また、試験中には不正についての説明が長々と行われ、時間を1秒でもすぎると鋭い声で鉛筆を置かせられます。このチェックも「徹底的に」行われます。

本国からの指令であり、全世界で同じ試験であることも影響しているのでしょうが、不正対策に驚くほどの神経を使っているように見えます。

このチェックだけで、数人の人員と数十分の時間を投入しており、高コスト体質の一因になっているのではと推測されます。


コスト(受験費用)について

英検1級は8,000円でIELTSは25,800円です。
このコストの違いの要因は2つあり、1つは上記であげた不正対策にかける手間の人件費等です。
もう1つは、スピーキングの試験です。
スピーキングの試験だけは、必ず1名ずつ行わなければならないため、最もコストがかかります。

IELTSでは受験者すべてに対してテストを行い、英検1級では一次合格者のみを対象としているため、英検では一次試験が足切りの役目を果たし、コストを押し下げていると推測されます。

また、試験会場も、英検が大学や高校を貸してもらうのに対し、IELTSでは貸ビルの貸会議室で行います。この違いもコストに現れていると推測されます。
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