物流王の物流徒然

物流に関するブログです

港の紹介第五段:秋田港-環日本海シーアンドレール構想

2009-09-23 10:55:13 | Weblog
一年以上ぶりの港の紹介です。

秋田港は、日本海側の港で、秋田駅から電車で1本(約7分)行った土崎駅が最寄になります。

東京からのアクセスは、「こまち」で約4時間のほか、夜行バスなどもあります。酒田からも近く、電車で約2時間となります。

土崎駅から徒歩で歩くと、高さ100メートルの展望台「ポートセリオン」があり、ここで秋田港の全貌を見渡すことができます。結構見晴らしがよく、観光客の姿も多く見られます。イベントなども行っているようです。

ポートセリオンから少し歩くとフェリーターミナルがあり、敦賀~新潟・苫小牧へと結びます。

そこから北へ海岸沿いに数十分歩くと、大浜埠頭コンテナターミナル、外港埠頭コンテナターミナルがあり、荷役はこの2つで行われているようです。釣り人の姿も多く見られるのが特徴です。

港の資料が観光地に公開されていなかったので、以下の情報はインターネットの情報と伝聞になりますが、秋田港の構想で「環日本海シーアンドレール構想」というものがあります。

これは、秋田港とロシアボストーチヌイ港との距離が近く、JR貨物駅が近くに存在する利点を活かして、貨物を鉄道で集め、秋田港からロシアへと船で運ぶ、いわば日本版ランドブリッジのような構想です。
実証実験では、生産地である宮城県から秋田までの鉄道輸送を行い、運用的には可能である結果が得られました。
問題は、「商社が決まらないと船社が決まらず、したがって物流も決まらない」という点にあります。

また、以前は実験的に秋田港クルーズが行われていました。秋田市のホームページに詳しい内容やアンケート結果などが載せられています。
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