私が情報システム部に来た8年前は、一言でいえば「紙からデータへの転換期」でした。
当時は、パソコンが一人一台ではなく、部署で共有して使うのが普通でした。
そのため、仕事は紙ベースで行い、EXCELは表計算というよりは印刷物として使われていました。
「CSV」という言葉はIT関係者以外では聞いたことのある人間を探す方が大変で、「PDF」は今でこそMicrosoft Officeで標準機能として出力機能がついていますが、当時は「Adobe Acrobat」を購入する以外に作成する方法はありませんでした。
フラッシュメモリは128MBが最大容量で、それでも持っている人が少なく、ポータブルメディアの主役は3.5インチフロッピーディスクでした(容量は1.44MB)。
ホームページに動画を載せるなどもってのほかで、画像ファイルをいかに小さくするかを工夫していました。
メールも500MBを超える添付ファイルは送れなかったと記憶しています。
ファイルサーバーは存在こそしていたものの、限られた人が限られた業務で利用する程度でした。
会社で使っているホストコンピュータもパソコンとの連携は重視されず、完全に別物として動いていました。
データのバックアップには数十分~数時間かかり、それを復元するのにもやはり数十分かかっていました。
全体がそのような時代だったため、データに対する需要もそれほど大きくなく、「目の前の業務をこなす」ことが最大の関心でした。
今では、CSVでデータを出力してフィルタを使って抽出・集計して、必要であればピボットテーブルを使って数字をまとめる、という事は個人レベルで行われるようになっています。
また、「過去3年分のデータをCSVで欲しい」という要望も、当時は考えられなかったくらいですが、今では日常茶飯事です。
逆にいえば、その程度の期間のデータ提供を個人レベルでできるようにしなければ話にならない、という段階になっています。
この時代の変化にいかに対応するか、が暗に求められる課題となっていました。
当時は、パソコンが一人一台ではなく、部署で共有して使うのが普通でした。
そのため、仕事は紙ベースで行い、EXCELは表計算というよりは印刷物として使われていました。
「CSV」という言葉はIT関係者以外では聞いたことのある人間を探す方が大変で、「PDF」は今でこそMicrosoft Officeで標準機能として出力機能がついていますが、当時は「Adobe Acrobat」を購入する以外に作成する方法はありませんでした。
フラッシュメモリは128MBが最大容量で、それでも持っている人が少なく、ポータブルメディアの主役は3.5インチフロッピーディスクでした(容量は1.44MB)。
ホームページに動画を載せるなどもってのほかで、画像ファイルをいかに小さくするかを工夫していました。
メールも500MBを超える添付ファイルは送れなかったと記憶しています。
ファイルサーバーは存在こそしていたものの、限られた人が限られた業務で利用する程度でした。
会社で使っているホストコンピュータもパソコンとの連携は重視されず、完全に別物として動いていました。
データのバックアップには数十分~数時間かかり、それを復元するのにもやはり数十分かかっていました。
全体がそのような時代だったため、データに対する需要もそれほど大きくなく、「目の前の業務をこなす」ことが最大の関心でした。
今では、CSVでデータを出力してフィルタを使って抽出・集計して、必要であればピボットテーブルを使って数字をまとめる、という事は個人レベルで行われるようになっています。
また、「過去3年分のデータをCSVで欲しい」という要望も、当時は考えられなかったくらいですが、今では日常茶飯事です。
逆にいえば、その程度の期間のデータ提供を個人レベルでできるようにしなければ話にならない、という段階になっています。
この時代の変化にいかに対応するか、が暗に求められる課題となっていました。