物流王の物流徒然

物流に関するブログです

東京トラックショー

2007-10-31 07:25:03 | Weblog
東京トラックショーが10月28日から30日にかけて東京ビッグサイトで行われていたようです。

このイベントはチェックし忘れていました。あったら間違いなく行ったのに。

誰か行った人がいたら情報ください。
コメント (2)
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卸売り市場見学記(大田市場、板橋市場)

2007-10-30 06:50:04 | Weblog
東京の中央卸売り市場は一般の見学も受け入れています。
詳しくは「東京中央卸売市場」のホームページでご確認ください。

大田市場は、
・JR品川駅港南口から「大田市場」行きのバスで終点まで、もしくは
・東京モノレール「流通センター」駅下車徒歩(結構歩きます)
で行けます。
日曜は基本休み、土曜はやっていて、水曜は時々休みになります。

最大規模の市場だけあって、「見学専用通路」なるものがあり、そこを歩いていって中の様子を見ます。
ところどころ立て看板があり、「卸売り市場とはどういうものか」について日本語と英語で解説が書いてあります。
見学者もちらほらと姿を見ることができます。

時間は、青果のセリのはじまる時間が午前7時のため、午前7時から午前9時の間が雰囲気が伝わると思います。少し早く来ると品物を並べている様子や品定めをしている様子も見ることができます。

大田市場では「青果物」「水産」「花卉(かき;花)」を扱っていますがメインは「青果物」ですね。国産・輸入品とも各地から来たものが売られています。
セリに関してはすべての品物でやるわけではなく、「価格の安定しない」=「生産量の安定しない」品物だけのようです。
需要と供給のバランスが安定して値段が動かないものはあえてセリをする必要もないですね。

セリの場所のほかに、卸売り業者の店舗、中卸業者の店舗があり、品物が並べられています。もう少し遅い時間(9時過ぎ)になるとレストラン・八百屋などの業者が買いにくるらしいです。

大田市場には別棟で「花卉市場」があり、こちらはすべてオークション形式です。電光掲示板でオークションを行います。4箇所くらいで同時並行で行うようです。
青果物と比べ、ロットが細かく、参加者も多い(小売業者が直接参加?)のが特徴です。


板橋市場は地元なので行ってみました。
自転車で行ったため交通はどうなっているのかわかりませんがおそらく都営三田線高島平駅あたりからいけると思います。

ここら辺は「東京団地倉庫」「東京トラックターミナル」「中央卸売り市場」の3つが近接しており物流クラスターを形成しています。(内容に相互に関連しているかどうかはわかりませんが)

見学は受け入れてくれますが大田市場のような「見学専用通路」はないため、参加者のいるフロアーに立ち入る形で見学をします。
商品が間近で見られるのが特徴です。

セリは朝早くはじまります。場所(中にある店)を変えて次々と移動しながら行なっているようです。


市場についての本は子供向けの本に、大人でも参考になるものが多くあります。図書館の児童図書の産業コーナーにいけば幾つかあると思います。
また、東京中央卸売り市場のホームページでも仕組みについて詳しく紹介しています。
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コラム:食品のラベル

2007-10-29 06:33:27 | Weblog
この仕事(通関)をやっていると、業界人特有の癖が出てきます。

例えば、食品のお店やレストランに入ったとき、売り物や調味料についているラベルを見る癖ですね。

まず、国内で流通している食品(小売用)には、輸入した場合は必ず輸入者の名前と住所を記載しなければならないため、輸入品であるかどうか、また誰が輸入したかがわかります。輸入品の場合原産国も表示しなければならないため、どこの産地かも知ることができます。

また、国産の場合も「製造者」や「販売者」の欄があるため、どこの会社が作った/売ったかがわかります。あと本社/工場の住所も。

また、原材料や添加物についても表示があり、それを見て製造工程を思い浮かべたりもします。

今までは賞味期限くらいしか見ることはなかったのが、今では企業名だけでもチェックするようになりました。
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伸縮自在?可変長コンテナシャーシ

2007-10-28 08:53:49 | Weblog
私の働いている大井の港では、特にコンテナターミナル周辺において渋滞がよく発生します。

渋滞の一番の原因はやはりコンテナ車ですね。普通乗用車と比較して長さがあるため、台数は少なくとも、渋滞距離は長くなります。

更に問題視されているのが「台切」と呼ばれる路上駐車です。これは、シャーシ(車輪付のコンテナ台)をヘッド(牽引車)から切り離して置きっ放しにする行為で、倉庫の構内であれば問題ないのですが、路上で行われると渋滞の原因にもなります。

台切が行われる理由として一番大きいのが、「駐車場が少ない」というものがあげられます。シャーシは「シャーシプール」と呼ばれる駐車場にとめることができますが、何せ1台が長いため、需要を吸収することはできません。

これを解決する方法として考えていたのが「伸縮自在のシャーシ」です。普段は車輪プラスアルファの長さに収納しておいて、コンテナを引き取るときだけ20フィート/40フィートの長さに伸ばす、というものです。

伸縮する技術としてはおもちゃや家具などに使われているものを導入して、手動では無理なので電動で行えばよいと思います。あとは、伸縮型にすると積載強度が弱くなるので、それを補強する技術を導入すれば問題はクリアできるはずです。


なんてことを考えていたら、去年あたりに日本フルハーフ社他から20フィート/40フィート兼用シャーシというものが発売されました。
可動部自体は長くないため、イメージとしては「40フィート(より若干短い)の長さで20フィート用にも使える」といった感じでしょうか。

これはこれで、「20フィートコンテナ引き取りの仕事が来たけど余っているシャーシは40フィートだけだから仕事が請けられない」といった問題の解消にもつながって便利になりますね。値段の問題はありますが。

やはり日本の技術を総動員して「伸縮自在」なコンテナシャーシを開発していただきたいものですね。
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物流マーケティング:4Pと4C、6P

2007-10-27 08:03:31 | Weblog
4Pは生産者(サービスの提供者)側から見た戦略であり、これに代わる顧客側(サービスの受益者)の視点から見た戦略として、4Cというものが提唱されています。

4Pに対応する4Cとは、
Product → Customer Value(価値)
Price → Customer Cost(費用)
Place → Convenience(利便性)
Promotion→ Communication(双方向対話)
です。

特に、Customer Costは、自社だけではなくその前の工程・後の工程も含めて値段設定を考えなければいけません。

物流業界のサービスを見ていると、やはりまだ提供者側の視点に立ったサービスしかできず、顧客側の視点が足りないと感じざるを得ない(「人の態度」ではなく「サービスの内容」です)ので、4Cの考え方は重要だとは思います。

ただ、具体的な戦略に関しては、4Pの中に4Cの要素は含まれており、あくまで「物の考え方」として理解しておけばよいと私は思います。


4Pのほかに重視しなければならない戦略としてコトラー氏(だったと思う)が提唱しているのがPolitics(政治)とPublic(世論)を含めた6Pです。

Politicsは物流業界では特に重要で、「インフラの整備」「規制緩和・強化」は企業の立地戦略などに企業生命を左右するレベルの影響を与えます。
具体的には、「高速道路ができる」「空港の新設」「港湾の再開発」「免許制から届出制への緩和」「特定輸出申告などの簡素化」「食品の命令検査の増加」などがあげられます。
経営企画に携わる人は、こういった情報を常に入手し、場合によっては自社(と最終消費者)に都合のいいように役人側や政治家と交渉しなければいけません。

PublicはPromotion戦略の1つPublicity(広報)の1部の位置づけでしたが、その重要度を考えて、独立させた戦略として考えるべきものです。4Pだけで考えた場合、状況によっては「顧客に悪い商品を流す」「法律を破る」戦略が有効だったりします。しかし、それは世論を失うことになります。
これについては新聞を読んでいれば理解できることなのであえて詳しくは解説しません。


マーケティングの話はここら辺で一区切りにして、次回からまた物流の話に戻りたいと思います。

ここまでの話は、「貿易実務ハンドブック アドバンスト版(中央書院)」と「マーケティング理論と戦略がよ~くわかる本(宮崎哲也著、秀和システム)」をメインに、他のマーケティング関連の本や貿易実務検定の過去問を参考にしてつくりました。
マーケティング関連の本も、そのうち紹介する予定です。
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