物流王の物流徒然

物流に関するブログです

「繰り返す」ことの効果

2014-07-21 10:33:52 | Weblog
物事を身に付ける、あるいは他人に身につけさせるためには、一度だけではなく、何度も繰り返し続ける必要があります。

英語を身に付けるのも、通関士試験の内容を覚えるのも、同じ内容を10回、20回と音読していけば、内容は徐々に頭に入っていきます。

「何回やっても覚えられない」という人がよくいますが、そういう人は、話を聞いていると、「何回も」どころか、「3回」すらやっていないことが大半です。

最低でも10回、できれば50回以上繰り返すことが必要です。

先日、下の階で遊んでいる子供に対して、上にもどるように繰り返し言い聞かせたことがあります。

試しに回数を数えてみたら、190回くらいで、ようやく動き出しました。

人を動かすにも、そのくらいの回数が必要になってくるのです。

逆に、どんなに言うことを聞かない場合でも、100回~1000回くらい言い続ければ、それなりに効果は認められるものです。

それでは、世間を騒がせているストーカー問題はどうでしょうか?

彼らは、それこそ何百回を誘いの言葉を投げかけています。

しかし、効果はないどころか、逆効果に終わっているようです。

これを分析すると、「公共の道徳や本人の意思」にプラスであること(たとえば、「やったほうがいいことはわかっているけど、面倒で動く気がしないだけ」、など)な場合には繰り返しが効果があっても、それに反することは、効果がないのではないか、もしくは、動くまでの必要回数が大きく異なるのではないか、ということです。

もちろん、何回も何百回も同じことを言い続けるのは、時間がかかります。

従って、基本的な事項に関しては、何回も同じことを言われるのではなく、1回で覚えたほうがいいことは間違いないことです。

また、何回も言い続けるのは大切ですが、一人で繰り返すよりも、色々な人が同じことを口にするほうが、効果は高いです。

たとえば、「飲酒運転をしてはならない」というのも、警察が言い続けていても、「バレなければよい」と考える人はいても、職場の上司や同僚や後輩や家族が同じことを言えば、「やってはいけないことだ」と考えるようになります。

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情報システム部の役割

2014-07-05 08:14:04 | Weblog
情報システム部に異動してから長くなったので、そろそろ役割について語ってみます。

「情報システム部」というと、パソコンや機械を扱う部署だ、という程度の認識をされますが、パソコンや機械はあくまで「手段」です。

情報システム部が扱うものは、「情報」です。

パソコンや機械は情報を回すための効率のいいやりかたにすぎません。

情報システム部が扱うものは、「データ」ではなく、「情報」です。

「データ」は、情報が効率よく回るため、扱いやすくするために加工された「情報」の一部にすぎません。

情報システム部の「システム」とは、「プログラムの集まり」ではなく、「情報が流れる仕組み」です。

「プログラムの集まり」は「情報が流れる仕組み」の一部にすぎません。

情報システム部は社内のシステムを扱いますが、顧客は「社内の他の部署の人間」ではありません。

情報システム部の顧客は、「情報を必要としているすべての人」です。

情報システム部の仕事は、「情報を必要としているすべての人」に「質のいい情報を効率よく回す」ということです。

それによって何が起こるのでしょうか。

「情報を必要としているすべての人」が「質のいい情報を効率よく回る」と、「彼らの業務がスムーズに回る」のです。

上記のことを実現するためには、

・情報は「正確」でなくてはならない

・情報は「わかりやすく」なくてはならない

・情報は、「素早く」なくてはならない

といったことを肝に命じなければなりません。

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大阪の卸売市場へ行ってきました

2014-07-02 06:07:38 | Weblog
1ヶ月近く前ですが、大阪に行った際、中央卸売市場へと行ってきました。

大阪の特徴は、都市部と港湾部の距離が近いことで、卸売市場も、都市部である「野田駅」から徒歩15分と、東京では考えられないアクセスのよさとなっています。

水産市場と野菜市場が同じ棟にあり、見学用通路がそれぞれの上の階に用意されています。

果物市場が別の棟にあり、野菜と果物が分離されているのが驚きでした。

東京ではあまり出回らない熊本の高級メロン「肥後グリーン」がよく出回っている姿をみかけました。

果物市場は見学用の通路がなかったものの、水産や野菜市場と異なり、ターレットの動きがそこまで激しくないので、壁際をゆっくり歩けば十分安全に見学できます。

大阪では、食事に野菜がよく出てきます。

この地域特性により、野菜と果物の市場が分離しているのでは、と推測をたててみました。
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