物流王の物流徒然

物流に関するブログです

「あいまいな言葉」を使わない

2013-10-19 19:47:12 | ビジネス
仕事をしている上で、特に情報システム関係の問い合わせを受ける上で、相手と話しがかみあわない場合が多々あります。

その原因はいくつか考えられますが、特に多いのが、「あいまいな言葉」を使っているため、相手と共通で認識できない、というのがあります。

なので、相手に物を伝えることで、特に重要なのが、「あいまいな言葉」を使わない、ということです。

実例をあげると、特によく聞くのが、

・いつもの
  普段机を並べて同じ仕事をしているのでない限り、いつもの、といわれてもわかりません。

・普通に
  普通の処理がどういう処理かを正確に理解できる人は皆無です。
  ⇒具体的に行ったことを順番どおりに言う。

・どうすればいい?
  何をもって「いい」状態になるのか、の共通認識はないものと思ってください。
  ⇒「何がしたいか」を明確に伝えた状態で、どうすればその状態になるのか、を聞く。

・言われたとおりにやった
  言った本人でない限り、「言われたとおり」というのがどういうことなのかはわかりません。
  更にいえば、「言われたとおり」にやっていなかった例が、多々見受けられます。
  ⇒手順を正確に説明する。

・おかしい、うまくいかない
  本来正しい状態がどういう状態かを伝えずに、おかしいといわれてもわかりません。
  ⇒本来正しい状態を説明する。また、口頭ではなくて、「おかしい」資料を用意し、印をつける。

・この前もらったやつ
  ⇒資料の名前を読み上げる。

・急ぎで、至急、大至急、なるべく早く
  直属の指示者でない限り、人を急がせる権利はありません。
  ⇒「いつまで」かを名言し、「その理由・背景」も完結に伝える。


また、何気なく言っている言葉でも、正確な表現をしたほうがいいことがあります。

・今日、昨日、前日、今月、当月、前月、月末、月初
 ⇒○年○月○日、などのように具体的な日付にする。

・全部
 ⇒具体的な範囲を名言する。

・終日
 ⇒具体的な時刻を名言する。

・締め切りは○○日
 ⇒「日付が変わるまで」か「就業時間内」か「具体的な時間」まで決める。

コメント
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