商品知識の第一弾は、はちみつです。
はちみつとは、ミツバチが花の蜜を吸って体内の器官を使って整合し、吐き出したもので、成分はブドウ糖・果糖に、元の花に含まれるミネラル分などからなります。
はちみつは体によく、塗り薬にもなる、とよくいわれます。
貿易上の注意点としては主に2点あります。
1つ目は、食品衛生法上の自主検査項目で、ストレプトマイシン・クロラムフェニコール・テトラサイクリンの抗生物質を検査しなくてはいけません。
ストレプトマイシンは、はちみつの元となる花に抗生物質が使われている場合(養豚、養鶏など)に検出されるようです。
クロラムフェニコールとテトラサイクリンは、蜂の幼虫を病気から守るために使用されることがあるようです(使用していても製品になるまでには残留させない工程をとっています)。
検査には結構時間がかかるので、日程には相当の余裕をもたせた方がよいと思われます。
2つ目の注意点は、はちみつを天然はちみつ(4類、酪農品)として輸入する際に、それが純粋なもの(人の手で加工されていないこと)を証明する書類が必要なことです。
天然はちみつと精製はちみつ・人造はちみつは異なるものであり、関税率も違います。
天然はちみつとして輸入する際には輸出国の公的機関の証明書(コピー可)が必要です。
この証明書はメーカーが成分を分析したものを輸出国の公的機関が証明することによっても成立します(関税分類例規集、国内版)。
「人造はちみつ」とは、果糖とブドウ糖の割合を同じにしてつくっただけで、はちみつにとって重要なミネラル分が入っていないものです。
これは、17類(糖類)に分類され、関税も高くなります。
天然はちみつに人造はちみつを加えたものも、人造はちみつとなります。
特に「天然はちみつ」かどうか、という問題は「偽はちみつ問題」として大きな問題になっています。色々と議論はされていますが、一消費者としては、味を比べても判定できないので、ラベルを信じるしかない、というのが現状です。
はちみつは、食品売り場では大抵ジャムと一緒のコーナーに置かれています。
デパートなどでは、輸入はちみつやはちみつ専門店も見られます。
最後に、この記事を書くにあたって主に参考にした本を下記に挙げます。
「ミツバチが泣いている―天然ハチミツを探せ!」(上之 二郎 著、集英社)
「ハチミツの話」(原 淳 著、六興出版)
「HONEY BIBLE」(HONEY FARM 監修、マガジンランド)
はちみつとは、ミツバチが花の蜜を吸って体内の器官を使って整合し、吐き出したもので、成分はブドウ糖・果糖に、元の花に含まれるミネラル分などからなります。
はちみつは体によく、塗り薬にもなる、とよくいわれます。
貿易上の注意点としては主に2点あります。
1つ目は、食品衛生法上の自主検査項目で、ストレプトマイシン・クロラムフェニコール・テトラサイクリンの抗生物質を検査しなくてはいけません。
ストレプトマイシンは、はちみつの元となる花に抗生物質が使われている場合(養豚、養鶏など)に検出されるようです。
クロラムフェニコールとテトラサイクリンは、蜂の幼虫を病気から守るために使用されることがあるようです(使用していても製品になるまでには残留させない工程をとっています)。
検査には結構時間がかかるので、日程には相当の余裕をもたせた方がよいと思われます。
2つ目の注意点は、はちみつを天然はちみつ(4類、酪農品)として輸入する際に、それが純粋なもの(人の手で加工されていないこと)を証明する書類が必要なことです。
天然はちみつと精製はちみつ・人造はちみつは異なるものであり、関税率も違います。
天然はちみつとして輸入する際には輸出国の公的機関の証明書(コピー可)が必要です。
この証明書はメーカーが成分を分析したものを輸出国の公的機関が証明することによっても成立します(関税分類例規集、国内版)。
「人造はちみつ」とは、果糖とブドウ糖の割合を同じにしてつくっただけで、はちみつにとって重要なミネラル分が入っていないものです。
これは、17類(糖類)に分類され、関税も高くなります。
天然はちみつに人造はちみつを加えたものも、人造はちみつとなります。
特に「天然はちみつ」かどうか、という問題は「偽はちみつ問題」として大きな問題になっています。色々と議論はされていますが、一消費者としては、味を比べても判定できないので、ラベルを信じるしかない、というのが現状です。
はちみつは、食品売り場では大抵ジャムと一緒のコーナーに置かれています。
デパートなどでは、輸入はちみつやはちみつ専門店も見られます。
最後に、この記事を書くにあたって主に参考にした本を下記に挙げます。
「ミツバチが泣いている―天然ハチミツを探せ!」(上之 二郎 著、集英社)
「ハチミツの話」(原 淳 著、六興出版)
「HONEY BIBLE」(HONEY FARM 監修、マガジンランド)