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物流王の物流徒然

物流に関するブログです

36歳で英検1級に合格した体験記その16~英検で得たものおよびその先にあるもの~

2016-07-16 05:31:54 | 英検1級
受験を終えて、英検1級を取得して得たもの、およびその先にあるものを振り返ってみました。

・勉強する習慣
 一定の量をこなさなければならないため、勉強する時間を確保する習慣がつきます。
 特に、早起きする癖がついたことはよかったと思います。

・TIMEが読める、ニュースが聞ける
 英文の雑誌や英語のニュースを聞くことができるようになりました。
 英検は語彙問題が独立して一定分量存在するため、必然的に覚えなければいけない語彙がトップクラスになります。
 逆に言えば、英検の語彙問題で満点に近い点数をとれるようになれば、他の試験や教材で語彙で苦戦することはなくなります。
 海外の視点は日本の視点とは異なっているので、世の中で何がトレンドであるかを知ることができます。

・世の中の諸問題に敏感になる
 何といってもこれが一番の収穫ではないかと思います。
 英検1級の問題は、リーディングもリスニングもライティングも、題材は歴史や最新の科学技術や最近のトレンドや世の中の諸問題に関する記事ばかりです。必然的に、これらの内容についての知識が広がり、自分の問題として考えるようにもなります。
 これは、日常生活で、仕事も含め、普段接する情報からはたどり着けないものです。

・自分の意見をまとめて発表する習慣がつく
 ライティングやスピーキングでは、高尚な問題について自分の意見をまとめて発表しなければなりません。もちろん、英語の問題なので自分の意見そのものとは異なっていてもよいですが、それでも自分で考えていないことを発表することはできません。

・英語能力の強化
 単語以外、特に実感はありませんが、英語能力は強化されたようです。
 リスニングは結局最後まで伸びなかった気がします。合格後のIELTS対策の勉強で、大量に聞き、書き取る練習をしたことで伸びました。
 会話に関しては、相手の言っていることが聞き取れない、ということはなくなりました。

・英検の先にあるもの
 受験した時の状況やどのくらいの点数で合格したかにもよりますが、合格最低点レベルでは、まだ英語の専門家とはいえません。
 とはいえ、「日本人にここまで到達してほしい」という水準はクリアできています。
 「世界の諸問題に関して、世界の人たちと自分の意見で議論ができる」事が求められている水準です。
 英語として専門家になるのであれば、通訳案内士や国連英検などの上級資格にチャレンジするのもよいでしょうし、実際に英語を使う環境に身をおいてみるのもよいでしょう。
 他の試験などでもそうですが、能力は、合格した時よりも、その後の勉強や実践によって飛躍的に伸びるものです。
 そういう意味では、英検1級合格も、合格者がすごいのではなく、これからすごくなっていき、合格してからの年数が長い人が凄いようになるのです。
 私自身としては、あと一年程度は勉強を続け、まずはIELTSやTOEFLを留学に必要なレベルまで達することを目標にしながら、オンライン学習(MOOC)などで英語を使いながら、諸問題についての知見を広げていきたいと思います。

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36歳で英検1級に合格した体験記その15~各パート攻略法~

2016-07-16 05:30:30 | 英検1級
各パートの攻略法について、自分なりに思ったことを述べてみます。

【一次試験】
〇語彙問題
 25点満点です。英検の合格者でもここのパートはそれほど点がとれないほどのレベルです。
 これを攻略するには、とにかく覚えるのみです。単語集を2冊と、過去問および模試を30回分(普通に解く + すべての未知の単語を書き出す + あとで解きなおす)こなせば、十分太刀打ちできると思います。
 いきなり全部やろうとするとパンクするため、まずは適当なブロックを決めて、その単位で覚えた方がよいでしょう。
 英検の語彙で満点を狙えるレベルであれば、他の試験においても、専門用語は別として、語彙がネックになって苦戦することはなくなります。

 また、語彙で満点が狙えるレベルであれば、見ただけで解答できるため、時間が浮き、他のパートに当てられる、といった特典が得られます。

〇空欄補充
 大問2つで各1点x3問の計6点です。攻略のポイントは、「速く読むこと」「時間をかけないこと。迷ったら捨てる」ことだと思います。

〇長文読解
 500語程度の大問が2つと800語程度の大問が1つです。ほとんどの人は、時間が足りず、全部読みきれないと思います。
 この攻略は、同程度の語数・内容の英文を数多く読むのに加え、実際に時間をはかって解く訓練が必要でしょう。
 従って、過去問や模試が重要になります。
 また、語彙でつまづかない事が必須です。
 よく言われる、「問題文を先に読め」というのは有効です。ただし、選択肢をすべて読んでいるとそれで時間をとられるため、あくまで問題文を読み、そのキーワード(固有名詞など)を探す手法がよいかと思います。

〇英作文
 時間は他との兼ね合いですが、目安としては30-40分で200語です。「賛成」「反対」のどちらかの立場で、6つのキーワードのうち3つを使用します。配点は28点ですが、語数を満たしキーワードをすべて使用できていれば18点はとれるでしょう。私の場合、内容よりも速く書ききることを重視しました。
 対策としては、数多くの問題を実際に解いてみることに加え、旺文社の「英作文問題」の付録の小冊子の30テーマをやりこみました。和文英訳をすると、英語の表現パターンがなんとなくつかめてきます。
 二次試験を意識するなら、実際に音読することもおすすめします。また、自分の立場とは反対の立場でも書いてみると、表現の幅が広がります。

〇リスニング
 結局最後まで点数が伸びなかったため、あれこれ言うつもりはありません。4パートで34点、うちPART3とPART4は1問の配点が2点です。
 実際に解いてみることが大切です。選択肢を見すぎると、音声を聞き逃しやすいため、音声を聞くのに意識を集中する方がよいでしょう。
 対策としては、とにかく聞きまくることです。おすすめは、ディクテーション(全文書き取り)です。全文書きとれるまでに何回も再生するため、必然的に絶対量をこなせます。

【二次試験】
〇スピーチ
 英作文と同じようなテーマを5題の中から1題選び、選ぶのも含めて1分考え、2分話します。その後、質疑応答の時間となります。100点中60点が合格です(固定)。このスピーチは、練習をすればするほど上達します。また、ヤマをあてることも重要ですが、外したとしても、練習してきた中から表現を使いまわすこともできます。
 スタイルにもよりますが、私の場合は、過去問を見て興味を持ったテーマについて時間を気にせずにまずは2分間の分量にまとめてノートに書き、それを実際に音読する方法をとりました。
 ただし、一次試験に合格するまでは、二次試験専門の対策は人間心理上できないものと思ってください。

【最後に】
 よほど英語が得意な人を除き、これらの対策を準備万端で臨む人は少ないと思います。しかし、準備ができていなくても、まずは実際に受験してみてください。1回目は半分記念受験でも、次は必死で合格を狙って勉強するようになるはずです。
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36歳で英検1級に合格した体験記その14~各種参考書その2~

2016-07-14 21:23:16 | 英検1級
個別対策の参考書です。

【単語】
・キクタン英検1級(アルク) ✩✩✩✩✩
 CD付きの単語集です。バックミュージックとリズムが、単語を覚える単調さを忘れさせてくれます。普段はCDを聞きながら単語を口ずさみ、通勤電車では読みながら使う(その場合でも、CDのリズムで口ずさむとよい)、などの使い方ができます。1ページ8単語で、1日2ページ16単語で区切られていて、計70日分あります。初学者には一押しです。

・英検1級でる順パス単(旺文社)✩✩✩✩
 コンパクトでありながら、収録語数は最も多い、通勤電車の勉強に最適な一冊です。出題頻度A、B、C、および熟語にわかれており、それぞれ形容詞、動詞、名詞にわかれています。全体を通して見ると時間がかかるため、「出題頻度Aの形容詞」などの1ブロック単位で覚えるやりかたがよいかもしれません。なお、単語で安心できる点数をとるなら、出題頻度によらず、すべての単語を勉強しなければいけません。

・英検1級語彙・イディオム問題500(旺文社)✩✩✩✩:
 英検の問題形式(4択形式)で、最後に模試が3問あります。パス単や過去問とはかぶらない単語も多く、組み合わせるとカバーできる範囲が広がります。正解以外の単語も覚えるとよいでしょう。また、旺文社の個別問題集を組み合わせて、「単語の模試」+「長文読解の模試」+「ライティングの模試」で合計100分の模試、といった使い方もできます。


・英検1級単語ドリル(http://www2g.biglobe.ne.jp/~saido/) ✩✩✩✩
 試験形式のドリルです。4択 x 4問が1セットで、得点が累積されます。1セットごとにフィードバックがあります。25セット100問をやれば、100点満点で何点とれるか、がわかります。1週間に1回行うくらいがちょうどいいでしょう。


・英検1級単語大特訓(植田一三著 ベレ出版)  ✩✩
 本当に「大特訓」です。テーマごとに30日間にわかれていますが、1日の分量・収録語数は大変な量です。この1冊をやりこめば単語の鬼となることができるでしょう。他の単語集をこなし、それでも知らない単語をつぶしたい時におすすめです。


【リーディング】
・英検1級長文読解120(旺文社): ✩✩
 リーディングの問題集です。最後に模試があります。時間をはかって解くのでなければ、通勤電車でやることも可能です。


【リスニング】
・英検1級リスニング問題150(旺文社): ✩✩✩
 リスニングの問題集は、ライティングに輪をかけて少ないため、リスニングで高得点を目指すなら必須の1冊となります。模試もあります。


【ライティング】
・英検1級英作文問題(旺文社): ✩✩✩✩
 ライティングの問題集は多くないため、重宝します。最後に模試もあります。一番オススメなのが、参考書本体ではなく、付録の頻出30テーマです。普段接することのないであろうテーマであるので、背景知識や言い回しを覚えるのに最適です。これを和文英訳することで、各テーマの表現の幅が広がり、二次試験の練習にも役にたちました(喫茶店で1テーマ30-60分)。


【二次試験】

・改訂英検一級二次試験(小林蕗子編 テソーラハウス出版部): ✩✩✩
 二次試験に特化したサンプルスピーチ集です。35本分、サンプルスピーチと想定質疑応答があります。一般論というよりは個人的な経験を織り交ぜてスピーチを作成しているのがポイントです。

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36歳で英検1級に合格した体験記その13~各種参考書その1~

2016-07-14 07:29:50 | 英検1級
英検1級は、参考書の数が少ないので、良い参考書を探すのに苦労すると思います。
ある程度大きな書店やネット通販などを利用すると、ちょうどいいものが見つかるかもしれません。

参考程度に私が使ったもので、主要なものを紹介します。

【総合対策】
・英検1級過去6回全問題集(旺文社) ✩✩✩✩✩
 私が知る限り、唯一の過去問題集です。タイトルのとおり、全6回二年分です。英検は1年に3回あるため、直近の一年3回分のものは掲載されていません。逆にいえば、直近の一年のものは英検のHPからダウンロードできる(ただし、解説や和訳はない。リスニングのスクリプトはある)ため、組み合わせれば全9回分のテストとなります。
 リスニングのCDが別売りであることに注意が必要です。
 単語は過去問だけでは足りないため、専用の単語集が2~3冊は必要でしょう。ただし、過去問にしか存在しない単語もあるため、過去問の単語問題も軽視できません。また、一度解いた問題でも、もう一度解く、などをした方がよいでしょう。
 二次試験の問題もあるため、「5題の中から1題を選ぶ」という練習も可能になります。


・英検1級予想問題7日間ドリル(旺文社) ✩✩✩✩✩
 過去問が6回分しかないため、「時間をはかって解く」ことがやりにくいですが、これがあればそれを補うことができます。「7日間」とありますが、英検は1回のテストが100分+リスニングであるため、時間の確保を考えると、その3倍(21日間)は見たほうがよいでしょう。


・14日間完成 毎日ミニ模試英検1級(トフルゼミナール/テイエス企画) ✩✩✩
 タイトルのとおりです。厳選された過去問集が題材となります。14日間毎日行うことで、試験形式の練習になります。一日の分量は30-60分程度となります。また、一日の題材も単語やリーディングやリスニングがバランスよく混ぜられていて、偏らないように工夫されています。


・英検1級100時間大特訓(植田一三著 ベレ出版) ✩✩✩
 英語業界の第一人者による本です。密度が濃く分量も多いため、本当に「特訓」したい人向けです。内容もさることながら、英検についてのコラムなどが充実しており、モチベーションアップにそのコラムだけを読む、などをしていました。ライティングとスピーキングの記事も必読です。

・英検1級総合対策教本(旺文社) ✩✩
 各テーマについて例題を出しながら解説するものです。本当の初学者でなければ、別の参考書を先にこなした方がよいでしょう。

・30日間完成英検1級集中ゼミ(旺文社) ✩✩✩
 一日1テーマで、練習問題もあります。合計2回ほど、量を減らした簡易模試とフルサイズの模試があります。
 一日の分量は多くないため、一日2テーマ以上をこなすことも可能です。

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36歳で英検に1級に合格した体験記その12~二次試験スピーチサンプル~

2016-07-09 06:09:45 | 英検1級
実際の合格者のスピーチサンプルがあれば参考になるかな、と思い公開します。
なお、このスピーチは原稿用に改訂されているため、実際はこのように喋ったわけでもなく、また、スピーチの点数はよくなかったものの質疑応答で取り返しました。従って、スピーチ重視で合格点を目指すなら多少の工夫は必要となります。

テーマ:「日本の農業は持続可能か?」

I think Japanese agriculture can sustain for the future,for mainly three reasons.

First of all,Japanese fruits and vegetables are simply good taste.We can see a lot of Japanese foods in supermarkets, and Japanese fruits are more popular than imported foods.I often go to a supermarket and choose Japanese foods because Japanese foods are more delicious.I cannot imagine Japanese fruits will be dissapeared.

Second,Japanese agriculture has sophisticated technology such as irregation and preservation, and these technologies have been improved year by year.Japanese acgiculture has achieved higher yields and longer preservation than ever.These high qualities are not likely to fall behind.

Finally,there are much growing concerns about traceability.Foreign foods are difficult to trace completely because we cannot touch the producing process.On the other hand,Japanese foods are realatively easy to trace because we have only to go to the farm if we want to see the producing process.

Moreover,if farmers can see a consumer's face,they will tend to make their efforts.If they cannot see a consumer's face, they will tend to cheat.

For these reasons,Japanese agriculture can sustain for the future.

参考書のモデルスピーチと比較して、内容が少ないことに気づくと思います。しかも、実際は「First...」の部分はまるまる抜けており、残り2つの部分だけで2分間をギリギリ使いました。読みながらしゃべると1分そこそこになりますが、考えながらしゃべるとこれでも多いくらいです。

なお、スピーチの内容が少ないと、「いい切れなかったことはないか?」など、試験官が助け舟を出してくれることがあります。そこで、センテンスを丸々ひとつしゃべって切り抜けたりなどということもありました。たとえば、次の文は質疑応答で答えたものですが、本来はスピーチ本文にあるべき内容です。

Domestic consumption is beneficial to the environment,because food deliverly for a long distance uses much amount of energy.There are many people who has emphasis on environment.For them,local foods are better than imported ones.

以上は英語の問題ですが、実際問題として、「後継者不足」「肥料や機械の代金の負担」「天候に左右されやすい」「海外からの安い食料の流入」など日本の農業の抱える課題は多いと思います。とはいえ、海外では日本食が大人気であり、来日する人の大半は食事を目当てに来ている、というプラス面があることも貿易アドバイザー協会のセミナーで伺いました。
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