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物流王の物流徒然

物流に関するブログです

情報システム部の役割

2014-07-05 08:14:04 | Weblog
情報システム部に異動してから長くなったので、そろそろ役割について語ってみます。

「情報システム部」というと、パソコンや機械を扱う部署だ、という程度の認識をされますが、パソコンや機械はあくまで「手段」です。

情報システム部が扱うものは、「情報」です。

パソコンや機械は情報を回すための効率のいいやりかたにすぎません。

情報システム部が扱うものは、「データ」ではなく、「情報」です。

「データ」は、情報が効率よく回るため、扱いやすくするために加工された「情報」の一部にすぎません。

情報システム部の「システム」とは、「プログラムの集まり」ではなく、「情報が流れる仕組み」です。

「プログラムの集まり」は「情報が流れる仕組み」の一部にすぎません。

情報システム部は社内のシステムを扱いますが、顧客は「社内の他の部署の人間」ではありません。

情報システム部の顧客は、「情報を必要としているすべての人」です。

情報システム部の仕事は、「情報を必要としているすべての人」に「質のいい情報を効率よく回す」ということです。

それによって何が起こるのでしょうか。

「情報を必要としているすべての人」が「質のいい情報を効率よく回る」と、「彼らの業務がスムーズに回る」のです。

上記のことを実現するためには、

・情報は「正確」でなくてはならない

・情報は「わかりやすく」なくてはならない

・情報は、「素早く」なくてはならない

といったことを肝に命じなければなりません。

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大阪の卸売市場へ行ってきました

2014-07-02 06:07:38 | Weblog
1ヶ月近く前ですが、大阪に行った際、中央卸売市場へと行ってきました。

大阪の特徴は、都市部と港湾部の距離が近いことで、卸売市場も、都市部である「野田駅」から徒歩15分と、東京では考えられないアクセスのよさとなっています。

水産市場と野菜市場が同じ棟にあり、見学用通路がそれぞれの上の階に用意されています。

果物市場が別の棟にあり、野菜と果物が分離されているのが驚きでした。

東京ではあまり出回らない熊本の高級メロン「肥後グリーン」がよく出回っている姿をみかけました。

果物市場は見学用の通路がなかったものの、水産や野菜市場と異なり、ターレットの動きがそこまで激しくないので、壁際をゆっくり歩けば十分安全に見学できます。

大阪では、食事に野菜がよく出てきます。

この地域特性により、野菜と果物の市場が分離しているのでは、と推測をたててみました。
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物流とITその1:物流とITの親和性

2014-04-19 10:34:11 | Weblog
IT関係の部署に配属となったため、ITに関する記事も書いていきます。

物流とIT(情報技術)は、考え方として親和性があります。

物流は物の「流れ」であり、ITは情報の「流れ」であります。

それは、水の「流れ」に似ていて、

・入口があり、出口があり、そこをうまく繋ぐ経路をつくることが重要である

・ひとつの出口は、また別の入口となる

したがって、この「流れ」をコントロールすることをイメージして仕事を行うことになります。

流れる経路は、いつも順調に利用できるとも限らないので、いざとなった場合でも、違う経路を通って、目的地までつなぐことが必要になってくることもある、というところも、物流とITは似ています。

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日本は土地が高いその2 ~スペースの有効活用~

2014-03-29 02:52:34 | Weblog
日本は「土地が高い」ことが、すべての経済に影響していることは、前回の記事で記載しました。

従って、「土地を有効利用する」「空間を有効利用する」ことが、非常に大きな意味を持ってきます。

特に、お店などでは、「広い土地や広い店舗面積を確保する」、しかも、「安く確保する」ことができている店は、客を確保して収益をあげることができます。

オフィスについても、「人が動き回る」「作業をする」スペースが十分に広く、かつ維持費を安くあげることができれば、収益の向上にもつながります。

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「協調性」の意味

2014-03-19 05:14:05 | Weblog
先日、本屋で本を立ち読みしていたら、面白い記事にあたりました。

IT関係の求められる人材についての本ですが、「協調性」というのは、英語の誤訳だそうです。

アンケート上で、もともとは、「colabolativeness」というのを「協調性」と訳してしまったのが誤解のもと、と書いてありました。

「協調性」というと、「空気を読む」とか、「他人や周りに合わせる」「人に好かれる」といった精神的で曖昧な要素であるように思えます。

私自身、仕事に協調性が大事な理由がわかりませんでした。

しかし、元の「colaborativeness」は、簡単にいえば、「コラボ力」であり、「他(のセクション)の人と協同しながら、ひとつの業務を成し遂げる能力」であります。

これは、仕事に必要な能力であり、これから更に求められる能力でもあります。

「協調性」が曖昧であるのに対し、「コラボ力」は具体的です。

「協調性」が主観的であるのに対し、「コラボ力」は客観的に判断できます。

ちなみに、協調性の英訳は、「cooperativeness」ですが、これも語源としては、日本語の「協調性」よりは、「colabolativeness」に近いようです。実際に、類義語として登録されています。

従って、必要なのは、

・セクション間を調整して、全体として齟齬がないようにする能力
・他セクションも巻き込んだ形の、予定管理能力
・締切までに仕事を仕上げる能力
・役割分担やその見直しの割り振りの能力

です。
セクション間だけではなく、顧客や協力会社や利害関係者も含めて、それができるようになると、これは本当に有用な人材となります。

従って、自分の特性として「協調性」がある人は別として、そうでないひとが身に付けるべき能力は「コラボ力」、すなわち上記の能力となります。
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