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物流王の物流徒然

物流に関するブログです

リスクマネジメントその8 ~事故の要因分析(経験則)~

2014-09-18 02:18:51 | Weblog
前回までは、理論が主体でしたが、今回は私自身の経験や見聞を元に分析した、事故の要因です。



① 事故の大半は、「急いでいる」「急がされる」時に発生する。

 通常なら絶対にしないような事故も、時間の制約があるときは起こりやすくなります。

 おそらく、現実に発生している事故の大半は、急いでいる、または他から急がされていることが原因のひとつになっているのではないでしょうか。

 個人としては、急がされる言葉などに惑わされない事が必要ですし、まわりの人間としては、人を急がせる、特に一分一秒を急がせるようなことはしないように心がけることが必要です。

 また、組織としては、人を急がせなくても十分に業務が成り立つ余裕を持つ仕組みをつくることが、事故を減らす最短の道となります。


② 同時に2つ以上のことをやっていると、事故が発生しやすくなる。

 たとえば、本来両手で行うべきところを、片手がふさがった状態で行う、など。

 回り道になっても、一度の動作は必ず一つ、という原則をどこまで徹底できるか、が必要です。


③ 「今回だけ」原則を外すと、いずれ事故につながる。

 事故の本質の箇所でも述べましたが、「今回だけ」の行為は、事故そのものは発生しない確率の方が高いものの、「いつもの」行為と比較すると、発生確率は圧倒的に高くなります。

 冷静になって、今回だけ、いつもと違う手順で行う必要性があるのか、を考えることが必要です。


④ 判断能力が落ちているときは、自覚して休憩を入れる。

 「判断能力が落ちているとき」とは、
 ・疲れているとき
 ・気分が集中できないとき
 ・食事、アルコールのあと
 ・興奮しているとき
 ・連続して作業しているとき

 とくに、最後の「連続して作業しているとき」は、自分でも気づかないことがほとんどです。

 自分の限界を知ること、少しでも判断能力が落ちていると感じたら対策をとること、まわりの人間としては、長時間同じことをやらせすぎないこと、が必要です。

⑤ チェック体制をつくる

 上記の法則も、自分ひとりでチェックすると、どうしても甘くなってしまうものです。

 自分ひとりで考えるのと、他人から言葉で問いかけられるのでは、同じ内容でも、自覚の仕方が大きく違います。

 「無理に急いでいないか、急がせていないか」「動作は一つずつ行っているか」「原則は徹底しているか、今回だけ、と省略していないか」「判断能力は落ちていないか」
を、まわりから自然に問いかけられるような環境が、事故を防ぐ環境となります。



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ビジネスの情報はRPGに似ている

2014-09-13 11:09:04 | Weblog
ビジネスはRPGに似ています。

新しい仕事の案件を進めようとする場合、右も左もわからない状態です。

その状態で仕事を進めるのに必要なものはなんでしょうか。

必要なものは、「情報」です。

その情報を得るためにはどうすればよいでしょうか。

情報を持っている人に聞くのです。

では、誰が情報を持っているかわからない場合はどうでしょうか。

あてをつけて、色々な人に話しかけるのです。

大抵は、意味のない情報かもしれません。

しかし、数多く聞くことで、断片的な情報を集め、その中から重要な情報を拾い出すのです。

よく、仕事の心得で、「人の話を聞け」というのがありますが、この言葉を精神論的なものと捉えてはいけません。

「話を聞く」というのは、「人に話しかけて、情報を引き出してとってくる」ということなのです。

その人には既知や常識であることでも、自分にとっては、新発見であることは、数多くあるものです。

新人の頃は、言われたことをやればいいと思うこともあるでしょう。

しかし、それは「情報を集めてくる」という作業を、既に依頼者が行っているだけにすぎないのです。

そして、情報は直接集めた情報と間接的に集めた情報では効果が違う、ということも覚えておかなくてはいけません。

こういう作業は、RPGで、まずはじめに片っ端から人に話しかけて「次に何をやるのか」を決める作業に似ています。
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時代の流れを感じろ

2014-08-14 02:44:55 | Weblog
仕事をする上では、今現在の状況だけではなく、時代の流れを感じて、状況が長期的にどのように変わっているか、これから変わっていくかを見極めながら仕事をしなければなりません。

情報システムがらみでいえば、

・今まで紙の資料で出していたものを電子データで求められるようになった。
・今までの想定よりも古い実績データを求められるようになった。しかも長い期間にわたるものを求められるようになった。
・数字の整合性の問い合わせが増えた。

これらの流れは、進みこそすれ、戻ることはないと考えられます。
したがって、データの確保の手段や、検索の高速化は着手しなければならない課題といえます。


ビジネス全般でいえば、

・コンプライアンスに関する規制が増えた。特に、資料の保存が求められるようになった。

規制は緩和されるにしても、コンプライアンスやセキュリティ関係の分野は、厳しくなる一方であると予測できます。


また、仕事内容でいえば、

・今まで習ってきた中で完結できる仕事は減り、新しいノウハウが必要な仕事が増える。
・従来の部課制度の中で、ひとつの部課内のみで完結できる案件は減り、他部門や他の会社と協力しなければならない案件が増える。
・人の入れ替わり(部課単位において)が頻発し、ひとつの部署に長くいる人材が減る。したがって、共通化されていないノウハウは、失われていく。


このことから、将来的には、
・一日の仕事において、部課制度の中で行う日常業務の時間は減り、他部門と共同で行うチーム案件の時間が増える、または主体となる。
・権限が、部課制度の長から、チーム案件のリーダーに移っていく。

ことが予想できます。



また、
・長時間残業は奨励されなくなり、短時間で結果を出すことが求められるようになる。
・女性の活用、特に結婚・出産後の女性の活用が求められるようになる。補助業務ではなく、主力業務となる。

したがって、必要になってくる能力も、
・「一人で量をこなす能力」から、「予定管理・引き継ぎ・教育・仕組みづくりを行う能力」が求められるようになる
・「作業の内容」よりも、「作業の意味・背景」が求められるようになる
・日常業務で、人に依存した部分は少なくなり、標準化される。個人の能力を発揮する場所は、日常業務を超えた場所に移る。
・長時間残業どころか、「時間が短く、休みが多くても仕事に穴をあけない」仕組みが求められる。


そして、その時代の流れをおさえた働き方ができる人材は、
・昇進が早くなる
または、
・学習する機会が増える
・仕事上の裁量や権限が増える
ことになります。

「目に見える給料で差がつく」というのは、人件費抑制の風潮の中では難しい部分もあるので、それ以外の部分で優遇されるようになることが予測できます。


仕事内容や業種によっては、旧態依然として変わらない部分もあると思います。
しかし、それは、現在がそうであるだけであり、今後を考えると、上記のような変化が起こりえます。
さらに言えば、「流れが遅い」だけであり、「逆の方向へ流れている」わけではないはずです。
自身や自社が変わらなくても、相手は変わっていきます。

そのことを意識するのが大切になっていきます。
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有言実行という言葉はない

2014-08-10 16:39:10 | Weblog
「有言実行」という言葉が世間を賑わせていますが、考えてみれば、これはおかしな言葉です。

なぜなら、「有言」というのは、「世間に対して公言・宣言した」ということで、実行するのが当然であるからです。

「有言」して「実行しない」というのは、本来ならば信用問題に関わることです。

「有言」して「実行しない」のが標準である、その状況が仕方ないものとして許容されている、という環境こそが問題であるのです。

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「繰り返す」ことの効果

2014-07-21 10:33:52 | Weblog
物事を身に付ける、あるいは他人に身につけさせるためには、一度だけではなく、何度も繰り返し続ける必要があります。

英語を身に付けるのも、通関士試験の内容を覚えるのも、同じ内容を10回、20回と音読していけば、内容は徐々に頭に入っていきます。

「何回やっても覚えられない」という人がよくいますが、そういう人は、話を聞いていると、「何回も」どころか、「3回」すらやっていないことが大半です。

最低でも10回、できれば50回以上繰り返すことが必要です。

先日、下の階で遊んでいる子供に対して、上にもどるように繰り返し言い聞かせたことがあります。

試しに回数を数えてみたら、190回くらいで、ようやく動き出しました。

人を動かすにも、そのくらいの回数が必要になってくるのです。

逆に、どんなに言うことを聞かない場合でも、100回~1000回くらい言い続ければ、それなりに効果は認められるものです。

それでは、世間を騒がせているストーカー問題はどうでしょうか?

彼らは、それこそ何百回を誘いの言葉を投げかけています。

しかし、効果はないどころか、逆効果に終わっているようです。

これを分析すると、「公共の道徳や本人の意思」にプラスであること(たとえば、「やったほうがいいことはわかっているけど、面倒で動く気がしないだけ」、など)な場合には繰り返しが効果があっても、それに反することは、効果がないのではないか、もしくは、動くまでの必要回数が大きく異なるのではないか、ということです。

もちろん、何回も何百回も同じことを言い続けるのは、時間がかかります。

従って、基本的な事項に関しては、何回も同じことを言われるのではなく、1回で覚えたほうがいいことは間違いないことです。

また、何回も言い続けるのは大切ですが、一人で繰り返すよりも、色々な人が同じことを口にするほうが、効果は高いです。

たとえば、「飲酒運転をしてはならない」というのも、警察が言い続けていても、「バレなければよい」と考える人はいても、職場の上司や同僚や後輩や家族が同じことを言えば、「やってはいけないことだ」と考えるようになります。

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