完全な平等はないにしても中学生を見て感じる小学校学級担任制の指導力量から来る不平等

2014年11月26日 05時38分00秒 | 割合指導物語・・・分かりやすくなけりゃ

 ある日のこと、一人の男子中学生が父親に連れられて我が家にやって来た。

その父親曰く「ある人にお聞きした所、こちらで塾があると聞いたので中1の息子

勉強をさせたいので、もし入れるものであればお願いします」との事であった。

 玄関口で立ち話になったのですが、どうやら巷の噂で塾の先生になって来ている

らしく、藁にでもすがる思いで切々と説明をされる父親の姿に心が動かされ、お話し

を続ける内にこのご家族とのご縁が満更でもない事が分かって、最終的にはボラン

ティアの形で算数の基礎から中1数学の理解遅れの解消まで面倒を見ることになり

ました。

 今は違いますが、私の家内とこの生徒の母親が一時期同僚であったと言う事

            現在 私の孫がこの生徒とクラブ活動で先輩後輩であると言う事

            この生徒の妹さん(4年生)が、昨年私が小学校の算数授業の臨時

           指導で3時限(3単位)を受け持った時の児童であった事

            その時の校長先生から退官される時にあいだ小学校の児童たちに

           何がなんでもご指導の方よろしくお願いしますと言われていた事 等で

 受けることにしたのです。

 現在、赤磐市某公民館講座で土日・赤磐市の某中学校毎週火曜日・公民館毎週水曜日の

 追加指導、これに加わって個人指導多用な日々となっています。

  私の日頃の思いから「学業」がみんなおおよそでいいからレベルが揃って  

  「平等」と「学習不安のない学校生活」「学業不安定からくる非行の防止」等、現在の社会

が抱えている問題のいくつかが解決するのになあ!と理想を求めてボランティア活動に

頑張っています。

 

 私が今更何故このような事を言うのか?

 それは、前述の中1年生の生徒さんを指導してみて、「やはり」と思う一致点があるからです。

 

 その思う一致点は、大事な・大事な基礎学習の小学校の仕組みにあると思う所。

 世の中みんな分業制であるのに、何故か小学校だけは、学級担任制で全教科指導。

 小学校の先生になる方の多くは、専攻学どうでしょうか?

 全教科、教えるについて知識の深さ大丈夫でしょうか?

 小学校での指導が出来るだけ均一化されていると、これだけで「平等」に近づくと思います。

 担任になる先生によってその子その子の成績に「差」が生まれる。必然的にここから「平等」が

 崩壊していってるはずです。大変大きな「差」です

 

   中1年生がお手本でした。

 

 体積の求め方の 縦・横・高さ  どこが縦?よこ?高さ・  支離滅裂でした

 分数の意味が分からず、おのずと割合の意味も分からず、式を立てる際も単位の決まり事が

分からず、四則計算の順序分からず、文章問題に分数がついてくると頭真っ白、 これらは

すべて基礎がおざなりになった証です。 担任も手が回らなかったのかも知れません。

 

  しかし、この中1年生たった2回の指導でみんな出来るようになっています。

 

  先生の指導力もさる事ながら、小学校の仕組みを根底から改革しないと数多い問題の解決

に繋がる事は絶望の様に思います。小学校も「分業制」必要なのではないでしょうか。

 

 

 

 


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