2年生  なぜ僕たち・私たち九九暗記するんだろう

2015年10月05日 10時22分16秒 | 割合指導物語・・・分かりやすくなけりゃ

  Q&AのQ  九九の勉強が始まりました。九九を言える子・言えない子

           私たちの学級には色々と混じっています。そしてむちゃくちゃ

           速く言える子がいます。

            私は、そう速く言えません。焦っています。

    answer 

            焦らなくていいですよ!心配しないで下さい。

         遅くてもいいです。ただし、計画と目標を作って日々努力だけは  

         してくださいよ!

 

   Q&AのQ  九九は、なぜどうしておぼえるのですか?

   answer   よく聞いてくれました。説明をします。

         まず、九九の必要性ですね。今までは、ごく簡単な基礎的な

        たしざん・ひきざんの計算をしていました。ところが、これからは

       (A) 7+7+7+7+7+7+7+7=とか

       (B) 4+4+4+4+4+5+5+5+5=とかの問題が出てきて

        たしざんだけでは処理が出来なくなる場合があって、その為にも

        九九を利用できるようにしておかなければなりません。

         Aの場合であれば、7が8回なので  7X8の九九をつかって56の

          答えが出ます。

         Bの場合であれば、4が5回で 4X5=と 5が4回で 5X4=の

        答えが20と20で合わせて40の答えが九九を使えばすぐに出ます。

         このようにすごく便利だし能率が良くなるので覚えるのですよ!

     それと、これからは、文章問題などで式を作る場合が

         あります。

         式を作る場合には決まり事があるので、これを

         身につけておかないと算数嫌いになるおそれが

         ありますので注意しましょう。

       最も注意すべきところ。

        Aの場合で考えます 7+7+7+7+7+7+7+7

           これを  7 X 8 = と式を書きました。

      よくお読みくださいね!

        7が8回書いてありますね。8が7回ではありませんね

        だから、8X7ではなくて7X8と決まります。

 

        そして、7Xの7は計算の「もと」で決められた数なので

        「変化させる事」はできません。

 

        7X8の8は、7の書いてある回数ですので、いくらでも

        「変化させる事」ができます。

        この変化させる事が出来る箇所がまさしく「割合」なのです

        皆さんが苦手とする所です。

 

      この部分に大きな違いがある事いち早く気付く事が大事です。

      例題で考えてみましょう。

         「 6こ入りの パンを2ふくろ 買うと、パンはぜんぶで 何こですか 」

           6こ入りと言う事実は変えられません。 だから6が「もと」になります。

           2ふくろ・・・日によっては3ふくろにしよう。いやもっと食べそうだから

                  4ふくろ買っておこうと、いくらでもその数は変えられます。

                  変えられるから「割合を変える」と考えますと、割合の意味

                  が理解できることと思います。

         従って、計算式は、「6X2=12」

         これを「2X6=12」でもいいのではと申し出る方が時々ありますが、残念ながら

        これらの方は、正しい指導を受けられなかったとしか言いようがございません。

 

         九九の式には、大事な意味が含まれていて「単位のつく決まり」「九九から

        分数への変換」など理解できれば「算数が楽しくなる」要素がいっぱいあるので

        2年生から始まる「九九学習」・・・いよいよ大人への旅立ちです。

 

         コメント・ご質問ありましたらお気軽にどうぞ お待ちしています。

           

                      

            


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。