つれづれなるまま(小浜正子ブログ)

カリフォルニアから東京に戻り、「カリフォルニアへたれ日記」を改称しました。

IDカード

2011-04-17 23:50:58 | 日記
カリフォルニアのS大学に着いたら、まず大学のIDカードを作らなくてはなりません。
これによって学内のすべての図書館で本を閲覧したり、借り出したりできます。それから、学内のすべての運動施設も利用できるそうです。
で、はじめて大学へ行った4月12日、IDオフィスに行って登録を申請しました。
「15分で出来る」と聞いていたので、特に緊張感なく行ったのです。で、申請書を書いて、インビテーションとパスポートを見せて手数料の20ドルを払い、写真を撮ってもらって、待つこと2分...。
なんと、出来てきたカードは、期待していた私の名前ではなく、夫の(私の戸籍上の)名前になっている! 
研究者にとって、オリジナリティの証明ですから名前は命です。
私は結婚以来30年間、研究者として自分の名前をつかうことにこだわり続けてきました(いわゆる「通称使用」です)。税金を払ったり、健康保険を使う際には、やむを得ず戸籍上の姓(夫の姓)を使っていましたが、大学の中で授業をしたり、論文を書いたりするときには、自分の名前しか使ったことはありません。で、まさか高名なS大学でそれが出来ないとは、思ってもみませんでした。S大学は、「研究者の天国」と思ってきたので、少なからずがっかりし、失望しました。でもだからといってこのままにはしておけません。
で、「これでは困る」と言って、いろいろ掛け合ってみたところ...
以前はあまりうるさくなかったけれど、911以降、非常に厳しくなったとか。
この手のことには日本でも何度も遭遇しているので、S大学も「天国」そのものではなくやはり人間の世の中にある場所だと思いながら、所属の研究所と、国際センターと、IDオフィスを往復すること3日間(広大な美しいキャンパスをたくさん散歩しました)。
自分の名前のIDカードをゲットできました!
この間、助けていただいた各部局の女性職員たちに大感謝!



カリフォルニアの青い空

2011-04-17 23:16:23 | 日記
4月11日、あの地震からちょうど一ヶ月経った日に、カリフォルニアに到着しました。
これから約一年間、ここの大学で研究生活を送ります。英語のできない私が、もう若くない歳になって、世界を広げようと、思い切ってはじめての場所にやってきました。
ここでの経験を書きとめるために、ブログを始めました。