北海道でのんびり船釣り

北海道札幌近郊の海でカヤック釣~リングを楽しむ。

最新ジグ設計

2024-02-04 20:43:26 | ジグ作成
皆さん、こんばんは。

私にとってジグ作りは頭の体操、指先の老化防止、メーカーのボッタくり対策(冗談です!)等、しかしながら
新規のジグ(コピーでは無くオリジナル)は作るのがかなり大変、模型を作りそこから型を起こして・・・
なんだかんだで1か月程掛かります。
 

そこで今回は去年から嵌まっている「デジファブ」を駆使して、新規のジグを作ってみます。
先ずはベースとなるジグの3Dデータを作ります、今回は3Dスキャナは使わず最近覚えた手法でシマノさんの
「コルトスナイパー」の3Dデータを作成、こちらは既に60g版のコピー型枠が有りますが、比較等と
以前から「同じ大きさで重いのが欲しい」ったので、選びました、私の現在の3DCAD全スキルを駆使して
コピりました(^^;


ベースデータができれば後は好きにサイズ調整が可能(以前はその都度模型を作る必要あり)です。
今回は「同じ大きさで重いのが欲しい」ですが、比重は変わらないので(タングステンで作るのは無理!)
厚みだけを変更して60gより重い物を目指します(希望は80g)その程度の変更は一瞬で、後は
枠組みを設定して、耐熱シリコンを直接流し込む型(型の型?)が出来上がります。(美しい!)
今回はLCD3Dプリンターを使用、(FDMではこのクオリティーは不可能)


そして出来上がった耐熱シリコン製型枠、シリコンの型がこれほど精工に作れるものか?と、驚きます。


早速鉛を流し込んでみます。
上が以前の60gコピー品、下は今回作成品。


厚さが26%程UPしています。


重さは?
残念ながら希望より少し軽かったですが、許せる範囲内です。


頭部のディテール部分、緻密さが際立ちますが如何にも「機械で作りました」感が強い、其処に人の手で作った
温もりは既に無い!
果たしてこれが私が目指している物かどうか?いささか疑問符が付くが、1か月掛かっていた物が2日で出来るのは
驚異の沙汰ですね、おまけに仕上がり具合も半端ない。


さてお役御免の型の型ですがこのまま廃棄するのは惜しいような・・
FDMで作った時はシリコンが積層根に食い込むため型の型を破壊する必要が在ったのですが、こちらはするっと
剥がれましたので型の型は無傷ですが、もう使う必要が無いな~(^^;


デジファブの機材達は私の物作りに「革命」をもたらしつつ在りますがこの先どうなる?
それでは~
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続ジグ作り(3)

2023-01-14 17:36:53 | ジグ作成
皆さん、こんばんは、M.カトーです。

熱転写ホログラム挑戦記事の続きです。
あれから連日試行錯誤を続けて何とかこの5種類の柄は上手く張ることが出来る様に成りました。
何れも同じ設定(手順)で同等の仕上がりですが、下から2番目だけは温度が130℃を超えると
ホロに曇りが入る事が在るので、温度にシビアな印象(他は150℃程度)


しかし、残りの3種がどうやっても上手く貼れ無い、前5種との差は歴然。
その中の2種はどうでも良いのですが(おい!)1つだけどうしても使いたい柄が入っています(-_-;)




https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09NN4YH7F/ref%3Dppx_yo_dt_b_asin_image_o02_s00?ie=UTF8&psc=1
私はこのホロシート注文時「柄が色々在っても物は同じだろ!」と高を括っていましたが、どうやら
甘かった様です、まず貼カスのホロの部分を爪でガリガリ削ってみると先の5種は比較的簡単に削り取る事が
出来ますが、残りの3種は全く削れません「ホロの材質か?ベースシートに塗ってあるノリの質の違いか?」
次にホロが貼ってあるベースシートを指で摘まんで引っ張ってみる、先の5種は簡単に伸びて直ぐ千切れますが
残りの3種は明らかに硬い! そしてプレス後にベースシートを剥がす時の抵抗感、良好な物は「ペリペリ」と
気分よく剥がれますが、ダメなのは「ビ、ビビビッ」と抵抗感全開(^^;
これは多分作っている所(工場?)が違う! かなり別物の印象。

実はここまでくる間(既に散々語ってますが)最初に使っていた下地コートのミッチャクロン マルチに
早々に見切りを付け別のコート剤を使っていますが、総じて(他も)残りの3種に対して「接着力が弱すぎる」
ベースシートからホロをはぎ取るだけの接着力が無い。

失敗後のジグのリセット風景(笑)


成らば接着を重視した物を試そうと、モロ接着剤!
ただこれでどぶ付けするにはチト、ドロドロすぎるのでなじみの良さそうな溶剤を調べて2倍程度に薄めて
実験開始。


実験準備中も良好な方は作業を続け、今や両面貼り+2個同時貼りと段々工場化しているかも・・・


さて、2~3時間後接着剤でコートしたジグで難物の3種に熱転写を挑む・・見事成功!


3種とも同じ手順で上手く貼れるように成りました、もうダ〇ワやシ〇ノのジグと真っ向勝負も可能か!。


冗談はさて置きこれでようやく続きのジグ作りが出来ます、この後は特に問題が起きない限り以前と同じ
工程ですから興味が在る方は過去記事でも眺めて見て下さい。


最後に、他にもホログラムの熱転写に挑んでいる方もいるかと思いますが、その方たちが私の記事の一部を
利用して直ちに好結果を望める保証は(私も)できません、それは他にも様々な要素が絡み合い結果として
仕上がりに反映されているからです。
様々な要素の一つとして私が使っているシリコンマットも市販品では無くシリコンシーラントで作った自家製、
2枚使っての両面1回貼や、プレス機も自作と色々不確定な物が在ります、多分多くの方が自分なりの「最善手」
を模索する必要が有ると思います。

それでは~
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続ジグ作り(2)

2023-01-03 21:45:38 | ジグ作成
皆さん、こんばんは、M.カトーです。

熱転写ホログラム挑戦記事の続編です

先ほど熱転写ホログラム用の人力プレス機が出来ました、てこの原理で押し込んだ重さの
5倍のプレス効果が出ますので、私の全体重を乗せると約300kgでプレスできます。


先ずはかる~く試してみます、既に結構惜しい仕上がり、次はもう少し温度を上げてみます。


最初にホログラムフィルムをジグのサイズに合わせて切り出します、元サイズの関係でジグ2個分が1セットに
成ります(~60gジグ)


他の方は片面づつ貼りますが、私は両面同時貼りを行うためジグの両面にホロを張り、端をセロテープで仮止め
しておきます。


次はシリコンマット2枚を裏返したアイロンに乗せて温めます、アイロンの温度範囲80~200℃の仕様なのに
150℃辺りまでしか上がらなかったので、改造して~350℃にしていますが、今の所250℃付近で使用しています
シリコンマット2枚を同時に温めるのが肝でこれによりジグの両面ホロ貼りが出来ます。


シリコンマットが温まったら(今回は約200℃)1枚をプレス機にセットしてその上にホロ巻きジグを
セット、この後もう一枚のシリコンマットを被せて・・・


プレスします(体重の8割程度)、大体10~15秒位。
プレスによりジグの厚み部分がシリコンマットにめり込み、ジグの表面にホロシートが密着、同時に
200℃のシリコンマットの熱でジグに塗った下地コートが溶けてノリ状に成ってホログラムが
転写されます、このマット温度、プレス量、プレス時間が皆悩み試行錯誤する”レシピ”ですね。


プレス直後のジグの様子です、冷えたらポリの保護シートを剥がします。


保護シートを剥がした所、転写された部分は透明に成ります。
これは今までの一番出来。


上出来に転写できたかなと。
熱転写ホログラムのプレス貼り工程としては、ほぼ完成形かなと思いますが、仕上がりを上げるには
他の方も説いてますが前段階のジグ表面を如何に滑らかに仕上げるか次第と言った所。


シールタイプのホログラムはそこそこ厚さが在り、ジグ表面が多少荒れていても誤魔化せますが
熱転写ホロは極めて薄い上に強力にプレスしますのでジグ表面の凹凸はそのまま再現されます。

後は仕上がりの安定度を上げるべくマット温度、プレス量、プレス時間を調整して行く事に成りますね。
最後に今回使った下地コートは多くの方が使っているミッチャクロン マルチを使いました。

それでは~


コメント (4)
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続ジグ作り(1)

2023-01-02 11:22:06 | ジグ作成
皆さま、明けましておめでとう御座います。

さて、私は何がめでたいのか良く判りませんが、取り合えず新年を迎えたので
例年なら初浮きに出ている所ですが、相変わらず海は私を拒絶している模様(^^;

今年の抱負は深場(目標200~300m)で釣りを楽しむことですが、そうそうそんな
遠くに行けるチャンスは無い訳で、他には?・・・
ん~相変わらず全く釣果が出ないマス釣りにもう少し気合をと(関係者は気合を入れ
られたくないらしい)いう事で、マス釣り用(的な)ジグを作ろうか、なと。
サンプルは150g


ただこれ、細長い上にかなり薄くちょっと力を入れると簡単に(^^;
どうやらオリジナルにはスチールの補強の骨が入っているらしく、重さもコピーは160gと重くなる。


そこで私も補強を入れましょう、オリジナルは多分鋼板を使っていると思いますが、加工や穴あけが
大変なので私は厚さ3mm程の並鉄で作ります。


その骨を鉛を溶かす所でついでに余熱します、大体300℃を少し超える辺りまで温めます。


余熱が足りないと鉛が十分に流れ込む前に固まってしまい、こうなります(^^;
これはやり直し。


これなら合格。
因みに重さが140g前後という事は補強の骨がオリジナルより少し大きい?
誤差という事で深く追求しない事にしましょう。


マス釣り(船では)で根掛りは皆無でしょうが、持っていかれる可能性は在るので(過去に1度持っていかれた?)
とりあえず6個作っておきます、この後ホログラム貼りなのですが・・・


熱転写の方はまだ全く商売に成らない状況で、何度か試すもかすりもしない(^^;
やはりプレス機が必要っぽいので、・・・作りますか!(作るんかい!)


ただ来月辺りからマス釣りシーズンですから間に合いそうになければ、以前の方法で作るしかないかな~

今年も皆さんが大漁で在りますように、それでは~
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ストレス解消

2022-12-04 17:35:14 | ジグ作成
皆さんこんばんは。

2週続けて浮けなかった溜まりまくりのM.カトーです( ꒪Д꒪)ノ

憂さ晴らしに今年消耗したジグの補充でも・・・
130gのジグはロストしない予定でしたが、ブリに何度か持っていかれたり、深場のホッケ釣り
で何個かロストしたので追加補充。(230gはノーロストて、使ってねーし!)
60gはこのタイプしか殆ど使わなかったので40個程。


後、先日移転した旧アメリカ屋で何個か大きめのジグを仕入れましたが、2千円以上するジグのオリジナル
を使う気に成らないので早速コピー開始(^^;
コピーなら2百円位で~


所で、この後ホログラム貼りの作業が在る訳ですが、ぶっちゃけ飽きてます!(そーとーに!)
更に仕上がりも既製品には負ける(当たり前ですが)し、自分的にも割り切りながらも納得できていない(ーー;)
偶にネットで情報とか拾っていましたが以前はメルカリ辺りでしか販売されていなかった熱転写ホログラム
がアマゾン等でも販売され始めた模様、飽きまくりのジグ作りも新鮮な要素が加わればまた、気合が入るかも?

て~事で早速機材を発注、届くのが楽しみですが暫くはゴミを量産するのか?


それでは~

コメント (2)
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