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ねこやま

徒然備忘録

新釈 走れメロス / 森見登美彦

2011-03-18 16:49:22 | ま行作家
抜粋 異様なテンションで京都の街を突っ走る表題作をはじめ、 先達への敬意が切なさと笑いをさそう、五つの傑作短編。 図書館で発見。 表題の走れメロスに惹かれて。 ●山月記 山月記は教科書に載っていた。 中学の時だったかな。 "発狂するやつ"という印象しかない。 しかしこれを森見氏流にするとこうも違うのか。 というか、これを読んだのが中学生 . . . 本文を読む

神様ゲーム / 麻耶雄嵩

2011-03-10 08:27:58 | ま行作家
抜粋 小学4年生の芳雄の住む神降市で、 連続して残酷で意味ありげな猫殺害事件が発生。 芳雄は同級生と結成した探偵団で犯人捜しをはじめることにした。 そんな時、転校してきたばかりのクラスメイト鈴木君に、 「ぼくは神様なんだ。猫殺しの犯人も知っているよ。」と明かされる。 大嘘つき?それとも何かのゲーム? 数日後、芳雄たちは探偵団の本部として使っていた 古い屋敷で死体を発見する。 . . . 本文を読む

探偵伯爵と僕 / 森博嗣

2011-01-21 10:41:16 | ま行作家
抜粋 夏休み直前、新太は公園で出会った、 夏というのに黒いスーツ姿の探偵伯爵と友達になった。 奇矯な行動をとるアールと名のる探偵に新太は興味津々だ。 そんな新太の親友ハリィが夏祭りの夜に、その数日後には、 さらに新太の親友ガマが行方不明に。 彼らは新太とともに秘密基地を作った仲間だった。 二つの事件に共通するのは残されたトランプ。 そしてついに新太に忍び寄る犯人の影! . . . 本文を読む

蔵 / 宮尾登美子

2011-01-05 07:59:50 | ま行作家
抜粋 失明という運命と闘い、ひたむきに、 華麗に、愛と情熱をつらぬいた女・烈 雪ふかき新潟の酒造家を舞台に 生きる喜びと哀しみを全身全霊で描きつくした宮尾登美子の傑作。 新潟の蔵元である旧家・田乃内家に生まれた娘・烈は、 小学校入学を前に失明にいたる病を患っていることを知る。 過酷な運命を背負う烈と、 その家族の愛と悲喜を綴った平成のロングセラー . . . 本文を読む

夜は短し歩けよ乙女 / 森見登美彦

2010-12-16 07:55:11 | ま行作家
抜粋 鬼才モリミが放つ、キュートでポップな片想いストーリー! 「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、 夜の先斗町に、神社の古本市に、 大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。 二人を待ち受けるのは奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、 そして運命の大転回だった! 私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。 吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、 銀閣寺で、哲学の . . . 本文を読む

翼ある闇-メルカトル鮎最後の事件- / 麻耶雄嵩

2010-11-26 11:27:21 | ま行作家
抜粋 首なし死体、密室、蘇る死者、見立て殺人…。 京都近郊に建つヨーロッパ中世の古城と見粉うばかりの館・蒼鴉城を 「私」が訪れた時、惨劇はすでに始まっていた。 2人の名探偵の火花散る対決の行方は。 そして迎える壮絶な結末。 島田荘司、綾辻行人、法月綸太郎、 三氏の圧倒的賛辞を受けた著者のデビュー作。 わたしは怒って . . . 本文を読む

飢餓海峡 / 水上勉

2010-11-06 07:37:16 | ま行作家
抜粋 飢餓と混乱の敗戦直後、災害と犯罪を結びつけた問題作。 雄大なスケールの人間ドラマ。 晩年の著者が病苦をおし、パソコンにむかいながら、 一字一句、全ページにわたって書き直した改訂決定版。 まずはこの本との出会いを書いてみよう。 お客様から。 アレ・・・アレ・・・作者はなんていうんだっけなぁ。 飢餓海峡っていう本なんだけどねぇ。 . . . 本文を読む

少女 / 湊かなえ

2010-10-31 12:26:17 | ま行作家
抜粋 高2の夏休み前、由紀と敦子は転入生の紫織から衝撃的な話を聞く。 彼女はかつて親友の自殺を目にしたというのだ。 その告白に魅せられた二人の胸にある思いが浮かぶ― 「人が死ぬ瞬間を見たい」。 由紀は病院へボランティアに行き、重病の少年の死を、 敦子は老人ホームで手伝いをし、入居者の死を目撃しようとする。 少女たちの無垢な好奇心から始まった夏が、 複雑な因果の果てにむかえた衝撃の . . . 本文を読む

告白 / 湊かなえ

2010-10-30 02:19:44 | ま行作家
抜粋 愛美は事故で死んだのではありません。 このクラスの生徒に殺されたのです。 我が子を校内で亡くした女性教師が、 終業式のHRで犯人である少年を指し示す。 ひとつの事件をモノローグ形式で 「級友」「犯人」「犯人の家族」から、 それぞれ語らせ真相に迫る。 選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、 伏線が鏤められた緻密な構成力は、 デビュー作とは思えぬ完成度である . . . 本文を読む

ラン / 森絵都

2010-10-29 06:08:38 | ま行作家
抜粋 夏目環は家族を亡くし、途方もなく大きな喪失感を抱えて生きる22歳の女性。 環がある日、愛用の自転車"モナミ1号"を走らせた その先に待っていたものは―。 越えたくて、 会いたくて、 わたしは 走りはじめた 直木賞受賞後、第一作。 ―走るのが嫌い。生きるのが嫌い。そんなあなたに読んでほしい物語です。(森絵都) . . . 本文を読む

贖罪 / 湊かなえ

2010-10-20 11:31:42 | ま行作家
抜粋 取り柄と言えるのはきれいな空気、 夕方六時には「グリーンスリーブス」のメロディ。 そんな穏やかな田舎町で起きた、惨たらしい美少女殺害事件。 犯人と目される男の顔をどうしても思い出せない 四人の少女たちに投げつけられた激情の言葉が、 彼女たちの運命を大きく狂わせることになる ―これで約束は、果たせたことになるのでしょうか? 衝撃のベストセラー『告白』の著者が、 悲劇の連 . . . 本文を読む