認知症一期一会 http://blog.goo.ne.jp/mizukiosamu/

毎朝8時30分
ケイタイのアラームが鳴ると、私はアリセプト5mgを飲み食卓を離れます。


本のご縁で

2007年02月19日 | クリスティーンさんの本から

《診断後、最初の二年間は、痴呆のレッテルを貼られたことで
 変ってしまった私の人生を生きることに必死だった。
 私が恥ずかしいと思い、社会から引きこもった。
 自分の将来がとても恐ろしかった。
 この病で死ぬというのはどんな感じであろう?
 私はその気持ちについて書くようにすすめられ、
 それが最初の本になった。
 私にとって最大の恐れは、病気が進んで重度になり、
 自分も家族や友人も、そしておそらく
 神さえもわからなくなってしまった時のことだった。》
とクリスティーンさんは書いておられます。
『私は私になっていく』(クリエイツかもがわ)P212213


診断後二年間は生きることに必死であった・・・と、
クリスティーンさんは、書かれています。

現在の・・・認知症の扱われ方ではありません。

その二年間の苦闘から・・・
本を書くように薦められ・・・そして・・・
「私は誰になっていくの?」という本が
書かれたのが1998年。

その本と出会った日本人・・・石橋典子さんは、
一冊目の本で次のように書いておられます。

「幸運な出会い」であり、
それは、
「アルツハイマー病の新しい旅の始まり」だと。

その本を・・・
私がが手にしたのは・・・2005年の5月です。

2冊目の本も出版されていました。

私は・・・その2冊を・・・繰り返し読むことで
自分の気持ちをなだめていったのです。

ご縁をいただく・・・

という言葉がありますが、
私は読むたびにそう思うのです。


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4 コメント

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今でもきっと・・・ (miki)
2007-02-19 20:09:06
「恥」「隠す」という長い歴史があるから、
今でもまだ古い価値観に縛られている方は
多いのではないでしょうか。
そんな気がします。

啓蒙が進んで「早期診断・早期服薬」が
社会の常識になりますように。

クリスティーンさんの功績は大きいですね。
これからも社会を動かす原動力は本人だと思います。
そういう時代になってきたと実感します。
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認知症が進行した先は? (田舎のエプロンおばさん)
2007-02-20 06:43:55
水木様
認知症が進行した先は?どうなるのでしょうか?
いつも私は不安に思います。主人は発病して15年
以上になりますが・・・長谷川式テストでは1点!
完全なオムツ生活です、しかししかしです、私は
認識しています。(子供ことは分かりません)
私のことが分かる間はまだまだ正常なんだと私は
思っています。私の顔を見たら来てたのか?と嬉
しそうに笑います。私達は夫婦なんです。
最後に行き着くのは夫婦の愛情&信頼関係だと思
います。その関係が続いている間は不安はありま
せん。
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出来ることを (水木)
2007-02-20 09:54:12
mimi様へ

私は診断後、2年になろうとしています。

どうしたらいいのかわかりません・・・というところからの出発でした。

その2年、変化変化・・・でした。
ブログを書いた時、けげんに思われました。
しかし・・・
今は多くの方が書かれています。

国も目を向けるようになりました。
この2年間の変化を私は大切にしたいし、
さらに発展させていきたいと思っています。

どうぞ、お力を貸してください。
「写真展」の迫力を・・・新たな角度で示していただけませんか。

期待しています。
私たちにできることをやっていきましょう。
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祈る (水木)
2007-02-20 10:05:24
田舎のエプロンおばさん様へ

貴女を認知している!
とのこと、
素晴らしいじゃありませんか。

豊かに生きておられる証です。

穏やかな日々でありますように祈ります。
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