《診断後、最初の二年間は、痴呆のレッテルを貼られたことで
変ってしまった私の人生を生きることに必死だった。
私が恥ずかしいと思い、社会から引きこもった。
自分の将来がとても恐ろしかった。
この病で死ぬというのはどんな感じであろう?
私はその気持ちについて書くようにすすめられ、
それが最初の本になった。
私にとって最大の恐れは、病気が進んで重度になり、
自分も家族や友人も、そしておそらく
神さえもわからなくなってしまった時のことだった。》
とクリスティーンさんは書いておられます。
『私は私になっていく』(クリエイツかもがわ)P212-213
診断後二年間は生きることに必死であった・・・と、
クリスティーンさんは、書かれています。
現在の・・・認知症の扱われ方ではありません。
その二年間の苦闘から・・・
本を書くように薦められ・・・そして・・・
「私は誰になっていくの?」という本が
書かれたのが1998年。
その本と出会った日本人・・・石橋典子さんは、
一冊目の本で次のように書いておられます。
「幸運な出会い」であり、
それは、
「アルツハイマー病の新しい旅の始まり」だと。
その本を・・・
私がが手にしたのは・・・2005年の5月です。
2冊目の本も出版されていました。
私は・・・その2冊を・・・繰り返し読むことで
自分の気持ちをなだめていったのです。
ご縁をいただく・・・
という言葉がありますが、
私は読むたびにそう思うのです。
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今でもまだ古い価値観に縛られている方は
多いのではないでしょうか。
そんな気がします。
啓蒙が進んで「早期診断・早期服薬」が
社会の常識になりますように。
クリスティーンさんの功績は大きいですね。
これからも社会を動かす原動力は本人だと思います。
そういう時代になってきたと実感します。
認知症が進行した先は?どうなるのでしょうか?
いつも私は不安に思います。主人は発病して15年
以上になりますが・・・長谷川式テストでは1点!
完全なオムツ生活です、しかししかしです、私は
認識しています。(子供ことは分かりません)
私のことが分かる間はまだまだ正常なんだと私は
思っています。私の顔を見たら来てたのか?と嬉
しそうに笑います。私達は夫婦なんです。
最後に行き着くのは夫婦の愛情&信頼関係だと思
います。その関係が続いている間は不安はありま
せん。
私は診断後、2年になろうとしています。
どうしたらいいのかわかりません・・・というところからの出発でした。
その2年、変化変化・・・でした。
ブログを書いた時、けげんに思われました。
しかし・・・
今は多くの方が書かれています。
国も目を向けるようになりました。
この2年間の変化を私は大切にしたいし、
さらに発展させていきたいと思っています。
どうぞ、お力を貸してください。
「写真展」の迫力を・・・新たな角度で示していただけませんか。
期待しています。
私たちにできることをやっていきましょう。
貴女を認知している!
とのこと、
素晴らしいじゃありませんか。
豊かに生きておられる証です。
穏やかな日々でありますように祈ります。