漢字ドリル、算数ドリル、写経など、
脳の働きにいい・・・ということで、
本屋さんには・・・沢山の本が並んでいます。
私の脳も・・・それで・・・少しは良くなれば・・・と、
「般若心経」の写経マニュアル本を買ってきました。
経典の文字は・・・古い漢字で書かれ、
字自体の読みも普通ではありません。
お手本に、
半紙を重ねて・・・えどっていきましたが、
どうにも書けません。
今の私は、住所氏名を書いてといわれますと、
町名がへんな字になったりしています。
電話のメモは・・・平仮名ばかり。
そんな私が・・・
旧字が並ぶ経典を書き写すことはとても至難のワザ。
書けない・・・と思うと、
パニック状態で精神的な負担が大きい。
「体に悪い、脳に気の毒だ」
という私なりの理屈で「写経」は断念しました。
毎朝のお経、「正信偈」の場合は、
「カナ」が附ってありますから、読めるのです。
手で書く・・・「訓練」をしないと、
脳が萎縮していくのでは・・・という恐怖がふくらみます。
そんなもやもやの中で、
大発見・・・
昨年12月に「寂聴と巡る京都」という本を買って
今も読んでいます。
昔・・・拝観させていただいた寺々が
多数紹介されていましす。
寂聴さんの言葉につられて・・・興味深深。
「これだ!」
その本を書き写す・・・写本することで、
私の脳が反応し、
風景も浮かんでくる・・楽しさ。
これなら・・・続く。
寂聴さんの本を読ませていただきながら・・・
写本し・・・
寂聴さんの文章を学ぶこともできる・・・と、
一人、悦にいったのです。
楽しい・・・が、なければ・・・苦行。
悦に入る・・・楽しさは、力。
文字を書く・・・楽しさは
体にとってもいい感じ・・・。
と、言うことで・・・
私はひとり・・・悦に入っています。
参照
「寂聴と巡る京都」瀬戸内寂聴 集英社インターナショナル刊
文字を書く楽しさ。
京都の風景が浮かんでくる楽しさ。
本当に大発見でしたね、素晴らしいです。
私も以前、写経セットなるものを買ったことがありました。
あらかじめ薄く書いてある般若心経をなぞっていくものでしたが、
だんだん肩がこってきて、
おまけに般若心経の意味も把握していたわけではないので、
退屈になってしまい、今じゃ、放ってある始末です。
やはり、何事も「楽しく」ないと続きませんね。
写本、どんなドリルよりもいいですね。
グッドアイデアですね。
京都のお寺といえば・・・
清水寺・金閣寺・銀閣寺・三千院・天竜寺等思い出します。
寂聴さんといえば、祇王寺でしたっけ~
楽しそうですね。
「写本」始めたばかりですので・・・大きなことはいえませんが、
私には似合っている・・・と、思います。
原稿用紙に、2Bの鉛筆で書きます。
初め、万年筆で書きましたが・・・
文字が正確にはかけないことがある私ですので、
HBの鉛筆に変えました。
筆圧がないので、
小学生の孫の鉛筆2Bを借りて書きましたら・・・
丁度いい手の感じ。
小学生低学年なみの「翁」ということでしょう。
面白い・・・ということは、
何をするにつけステキなキーワード・・・と、
悦に入っています。
写経は、どうにもいけませんでした。
楽しいです。
原稿用紙で一枚くらいです。
文字を手書きすることが・・・難しいことがある私ですので、
指の訓練です。
3文字から・・・5文字の間で、
文字の形が取れなく病・・・のようです。
はっとすると、浮かんでこないのです。
脳も指も働きなせん。
意味はわかっていますから・・・よけいいまいましい!
寂聴さんの庵は「曼荼羅山寂庵」とのこと。
「祗王寺」は、小説「女徳」の舞台。
私も間違っていました。
こんなお話しができるなんて・・・とてもうれしいです。
鉛筆で書く原稿用紙が愛おしい。