今日のお写真:南極観測艦「しらせ」(Ⅱ)

職場から何となく外を見たら海上自衛隊の南極観測艦「しらせ」(Ⅱ)が晴海ふ頭に停泊しているのが
見えたのでちょいとバスで行ってみました。
晴海ふ頭のバス停で降りてすぐのデッキの階段を上って撮影開始。


○晴海ふ頭に停泊中の「しらせ」(Ⅱ)。手前に少しだけ写り込んでいるのが海保の船。

ちょうど手前に停泊中だった海上保安庁の巡視船が出ていくところでこれを見送りました。
程なく艦の前にタグボートが一隻停まり、その後ろから来た「PILOT」と書かれたモーターボートが
到着し、タグボートを経由して「しらせ」に要因が乗艦。
「パイロット乗艦」とアナウンスしていたことからたぶん多くの船が錯綜する東京港内の
「パイロット」は水先案内人の事のようです。


○「パイロット」を乗せてきたモーターボート。

間もなくもう１隻のタグボートが到着し、ブリッジ上から綱をつないで出港準備完了。
ファンファーレと共にゆっくりと離岸。





○タグボート2隻で向かって右方向(ブリッジからは9時の方向)へ艦を引き出す。

この後、つないでいた綱を回収して東京港を後にしました。


○綱の回収を微速前進しながら行う「しらせ」(Ⅱ)


○徐々に速度を上げる。




○晴海ふ頭を後に東京港を出る「しらせ」(Ⅱ)。正面の橋はレインボーブリッジ。

タイトル写真は2年前就航したての頃の姿です。側面を中心に傷が増え、過酷な航海の様子が
伺えます。
なお、今の「しらせ」は2代目で南極観測艦としては4代目となります。
初代が「宗谷」で船の科学館に展示中、2代目は「ふじ」で名古屋港にて展示中、
3代目は初代「しらせ」で船橋港にて気象情報会社「ウェザーニュース」が気象観測船兼
自然科学を学べる実習船として所有し展示中となっています。