水の丘交通公園

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東京急行電鉄 田園調布駅

2009-11-06 21:00:00 | 駅舎・鉄道施設
東急の前身である目黒蒲田電鉄の目黒~丸子(現・東急多摩川線沼部駅)間開業時に
開設された駅である。
元々、目黒蒲田電鉄はこの駅周辺の住宅地の販売を目的としており、東急発展の
歴史と重なり、地域との結びつきも強い。
現在は東京急行電鉄東横線と目黒線が乗り入れている。

○年表
大正12年3月11日:目黒蒲田電鉄目黒~丸子間開通と共に開業。
※当初の駅名は周囲の地名から「調布」であった。

昭和2年8月28日:駅名を「田園調布」に変更。

平成2年9月4日:旧西口駅舎での営業終了。後に解体。
 東横線、目蒲線(→目黒線・多摩川線)改良工事着手。

平成6年11月27日:目蒲線ホーム地下化。

平成7年:6月と12月に東横線ホーム地下化。

平成12年1月15日:旧西口駅舎復元完成(駅舎としての機能はない)。

平成12年8月6日:目蒲線の改良工事完成。運行系統が多摩川駅で分離され、
 当駅は目黒線の駅になる。

○乗り入れている路線
東京急行電鉄東横線:特急と通勤特急は通過。急行と各駅停車が停車する。
東京急行電鉄目黒線:急行・各駅停車両方が停車。

○駅構内
2面4線島式の地下ホームである。中線の目黒線ホームにはホームドアがある。
改札は地上部分に一箇所あり、東急スクエアガーデンと一体になっている。
改札付近にパン屋が入っているほか、売店もある。
トイレは改札内でユニバーサルデザイン対応。
当初の計画ではエレベーターの設置の予定は無かったが、沿線住民の要望で
設置された。これが東急における駅へのエレベーター設置の嚆矢となった。

1番線:東横線 武蔵小杉・横浜・みなとみらい線 元町・中華街方面
2番線:目黒線 武蔵小杉・日吉方面
3番線:目黒線 大岡山・奥沢・目黒・東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道線・都営三田線方面
4番線:東横線 自由が丘・中目黒・渋谷・東京メトロ日比谷線方面
   
当駅の多摩川駅側には多摩川線に乗り入れるためのポイントがあり、
系統分離まで目蒲線の列車はここを走っていた。
改良工事以前は、3面4線で西側に東横線、東側に目蒲線のホームがあったほか、
荷物電車用のホームや留置線が広がっていた。

○駅周辺
いわずと知れた関東を代表する高級住宅街である。
当駅を中心に同心円状に道が伸び、その周りに多くの豪邸が並んでいる。

○バス路線
全て東急バスである。
西口を出て右側の駅にバスターミナルがある。

渋11系統:渋谷駅前行き
園01系統:千歳船橋行き
園02系統:世田谷区民会館行き
蒲12系統:蒲田駅行き
直行:IKEA港北行き無料シャトルバス

かつては成城学園行きや大森駅行き、京急バスと共同運行の羽田空港行き
(旧国際線ターミナル行き)が運行されていた。
大森駅行きは途中で桜坂を通過していた。

○今後の予定
東横線の渋谷~代官山間の路線改良後には東京メトロ副都心線の列車が乗り入れて
くる予定である。
当駅としては現時点での開発は終了している。


○現行駅舎。西から東に向けて傾斜しており、西側の復元駅舎は概ね建物
1フロア分高い。



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