水の丘交通公園

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タビノワ:ブルーハワイとチョコレートはいかが?(関西巡り四日目・11/25日前編)

2011-12-05 22:27:39 | レポート:タビノワ
■行程■
大阪上本町→近鉄難波線/阪神なんば線→尼崎→阪神本線→今津→阪急今津線
→西宮北口→阪急神戸線→新開地→山陽電鉄本線→山陽須磨→山陽電鉄本線
→東二見→山陽電鉄本線→新開地
→神戸電鉄有馬線→鵯越
→神戸電鉄有馬線→新開地→阪急神戸線→梅田→阪急宝塚線→川西能勢口
→阪急宝塚線→石橋→阪急箕面線→箕面>>>箕面温泉街散策>>>箕面
→阪急箕面線→石橋→阪急宝塚線→十三→阪急京都線→大宮/四条大宮
→京福電鉄嵐山線→嵐電嵯峨→京福電鉄嵐山線→嵐電嵐山→京福バス
→阪急嵐山駅前/阪急嵐山→阪急嵐山線→桂→阪急京都線→河原町
→阪急京都線→十三→阪急神戸線→梅田→阪神本線→尼崎
→阪神なんば線/近鉄難波線→大阪上本町

3日分連続の前後編分割記事である。ネタだけならこの日が一番多かった。
今回もPCでご覧の方は赤字の部分、携帯電話の方は2つ目の山陽電鉄本線と
神戸電鉄有馬線に挟まれた新開地までである。
それでは本編どうぞ。

目が覚めて7時少し前。テレビをつけるとNHKニュースの大阪地方ニュースを
やっていた。
サッと着替えて準備を整えて、1階のやよい軒で朝食をとると近鉄上本町駅へ。
今日は神戸方面に向かうため、12200系「スナックカー」の賢島特急を尻目に
地下ホームに向かう。
丁度よく尼崎行きの普通車が来たのでこれに乗り、終点まで通す。
車両は近鉄の電車であった。

尼崎からは向かいのホームで待機していた5500系ジェットカーで神戸方面を目指す。
座れたのでこのまま高速神戸を目指そうと思ったが時計を見るとまだ8時台前半。
阪急のラッシュ運用車が見られるのではと直感し、今津で下車して阪急今津線に
乗り換える。

阪急今津駅のホームに上がると日中は使われない1号線に電車が停車中。
これを撮影して西宮北口を目指す。3両編成のワンマンカーであるが、利用者は
双方向ともとても多い。阪神国道駅からは確実に座れないがどっちに行っても
1駅で到着する。


○西宮北口に到着した今津線電車。

西宮北口に到着し、神戸線の三宮方面行きホームに下りる。
ちょうど8000系の当駅止まりが停車中。ん?8000系?しかもこの時間ということは・・・。
あの車両がいるはずだ!


○ラッシュ専用の増結車として登場した8200系。登場時は折畳み椅子を備えた
 椅子無し電車だった。

その車両とは混雑の激しい梅田側の先頭車の乗降時間短縮のため開発された
8200系電車である。
予想通り、梅田側にちょこんと連結されていた。
8200系を撮影した後、しばらくホームの端で撮影タイムとした。


○「もみじ」マークを付けた新鋭9000系電車。

ちょうど西宮工場から点検中の7000系が出てきた。梅田側には先頭車がいない
珍しい形での入換だった。


○4連で西宮工場から出てきた7000系電車。


○上記7000系の先頭部分拡大。点検中と書かれた札が下げられている。

運よく珍しいものが見られたところで9時を回り、通勤客も減り始めたので
神戸方面へ向かうこととする。
乗ったのは3000系の普通車である。


○神戸線では古参となった3000系電車。この列車に乗り込んだ。

毎度思うが阪急神戸線は普通列車でも走行速度が高い。阪急六甲駅以降は
カーブが増えるが、それより梅田側がほぼ一直線なので本当に速く感じる。
特に老兵となった3000系は足回りから「頑張ってる」感が伝わってくる。
支線でまったりと過ごしている仲間の胸中は以下ばかりか・・・。

三宮に到着し、後続の新開地行きの特急に乗り換える。特急といっても三宮から
終点新開地まで各駅停車である。もっとも地下を並行する阪神電鉄には須磨浦公園発
阪神三宮行きの「各駅に停車する」特急があるが・・・(ラッシュ明けに石屋川車庫に入る
入庫列車を一部区間営業扱いしているもの。車種が8000系などの赤胴車なので
急行以上の種別で運用するしかないのである)。
この列車は後2両を三宮で切り離す作業がある列車だった。


○阪急三宮に到着した新開地行き特急。手前の2両は切り離されて西宮車庫に単独
 回送される。


○行き先表示に書かれた「この車両は三宮まで」の表記。ローマ字部分については
 「shinkaichi」を書かずに終着の「Sannomiya」と書かれている。

この列車に乗り込んで終点新開地に出て高速神戸始発の山陽電鉄の姫路行き普通車に
乗り込む。来たのは山陽電鉄の3000系電車でアルミカーの方が来た。


○新開地駅で発車を待つ山陽電鉄3000系電車。写真の3070号車以下の編成は
 平成7年の阪神大震災時、高速神戸駅にいたが大きな損傷も無く無事だった。

山陽電鉄は現在、3000系と5000系の大雑把に分けて2種類のグループしかないが、
長期に渡って増備とアップデートを繰り返した結果、そのバリエーションの多さは
豊富かつ複雑怪奇である。
近鉄の様にブレーキ方式や主制御装置のメーカーで形式を分けているのも凄いが。
山陽須磨で直通特急に乗り換えて車庫のある東二見へ向かう。
車両は5000系であった。


○東二見まで乗車した直通特急姫路行き。

途中の山陽明石駅で停車中の普通車を見ると姫路側先頭車(クハ3619号)が
普通鋼製車をアルミ車風に塗り分けた3100編成を発見。正に僥倖。
東二見に先回りしてこれを迎えることにした。

東二見に到着し、早速撮影タイムに入る。この駅は山陽電鉄東二見車庫が隣接している
駅で3面5線の構造となっている。
このうち梅田方面側ホームと隣接する5番ホームは車庫から出庫して来た列車と
これから入庫する列車が車両交換するためだけに存在するホームで駅舎との
接続が一切されてないのが特徴である。


○車両交換のためだけに存在する東二見駅5番ホーム。
 手前の4番線に交換元の神戸方面列車が停車し、奥の5番線に車庫から出てきた
 交換受けの列車が停車する。優等列車と接続する場合は4番線の列車が両サイドの
 ドアを開放として4番線の列車内を通り抜けて乗り換える形となる。

光線状態は良好だが、やっぱり秋の日差しで影が延びすぎて昨日の近鉄ほどではないが
難易度はやや高い。
車庫が近く架線の柱が集中しているのも一因だろう。


○東二見車庫の横を進む梅田行き直通特急の阪神8000系リニューアル車。

しばらくして、先ほど山陽明石で見かけた3100編成が入線してきた。


○3100形アルミカーと組んだクハ3619号。アルミ車に似た塗装とされているが、
 アルミ車ならではの光沢が無いので判別可能。

この駅で直通特急を退避するので、その間じっくり見て周る。
直通特急到着後、すぐに発車していった。それを見送ると神戸方面に3000系の
リニューアル車が入ってきた。


○東二見駅を出た3100形と入線する3012編成。


○山陽電鉄3000系トップナンバー。本形式のデフォルトはアルミカー。

同じ形式で普通鋼鉄車とアルミ車が並存するというのも珍しい。
これの他だと阪急の6000系くらいだろうか?
ステンレス車とアルミ車の並存なら東急7200系や営団5000系、京急新1000形などが
ある。
大体の車両が撮影できたので神戸方面へ戻ることにする。

神戸方面のホームで列車を待ってると反対側の山陽姫路行き直通特急で来た
阪神8000系リニューアル車の行き先表示をフルカラーLEDに改造したものが
やって来た。
まだ見たことが無かったバージョンなので記録をとる。


○阪神8000系リニューアル車。8231号車。行き先表示と列車種別表示が
 フルカラーLEDになっている。

乗ったのは阪神梅田行き直通特急。5000系の固定クロスシート車で逆向きながら
運良く座席を確保できた。
時計を見ると新開地に着く頃に程よくランチタイムとなる。


○明石の海沿いを行く山陽電鉄本線。こんな日にブラインドを下ろすのは
 勿体無い。画面の流れは左から右。

再び、明石海峡大橋や明石の標準子午線天文台などを車窓から眺めつつ新開地に戻る。
ここでお昼休憩とする。駅構内の前回は高速そばだったが、今回は駅のすぐ近くにある
洋食屋にしてみた。
評判の高い店らしく、私はすんなり入れたがその後のお客は並ばされていたようだ。
料理を待ってる間、午後の予定を色々模索。
神戸電鉄から有馬温泉に抜けて阪急・・・いや六甲山の紅葉の具合はどうなんだろう・・・。
運ばれてきたチキンカツとハンバーグのコンビプレート(ライス・スープ付きで
1300円也)を味わいつつ、とりあえず、前回撮影した神戸電鉄の鵯越に
行ってみることに決めた。


○新開地まで乗車した山陽電鉄5000系の阪神梅田行き直通特急。
 この編成、前に姫路に行った帰りにも全く同じ車両に乗車したことがある。

→後編へ続く。