福井鉄道の前身である福武電気鉄道が開業時に荷物輸送用に導入した車両である。
大正13年に2両が製造された。
製造を担当したメーカーは梅鉢鉄工場である。
当初の形式はデワ1形で、車種も電動貨車であった。
車体は木造(フレームは鋼鉄製)で荷物室は屋根付き・箱型の有蓋タイプである。
正面は非貫通の3枚窓(当初は真ん中と右側だけの2枚)でヘッドライトは
当初は窓下であったが、現在は窓上にある。
登場時の塗装は不明だが、戦後は概ね濃い目のブルー一色である。
主制御装置は抵抗制御で当初は直接制御方式でブレーキはハンドブレーキと
発電ブレーキのみであった。
台車は2軸式で駆動方式は吊り掛け駆動であった。
主に戦線は福武線、戦後は南越線の荷物輸送や構内入れ換えに従事し、
戦争、福井地震、九頭竜川の大洪水など数々の大災害を耐え抜いた。
昭和28年にブレーキに空気直通ブレーキを増設した。
昭和34年には台枠の更新、台車のボギー化、モーター交換などの大規模な
更新改造を実施し、昭和44年には台車を再度更新した。
昭和55年には運転台部分の鋼体化、電動発電機増設、主制御装置の
HL(間接非自動)制御化が実施され、ほぼ現在の姿になった。
この改造で電動貨車から電気機関車に車種が変更され、形式もデワ1形から
デキ10形に変更された。
デワ2は単車のまま使用され、上記の更新を受けることなく廃車されている。
電気機関車に車種変更後、南越線が廃止されたため、主に福武線西武生工場の
入換用となった。
冬季は複線用ラッセルを装着して軌道線の除雪用に福井新(現・日赤前)の留置線で
待機していることが多い。
昨今は冬でも雪が少ないが、平成23年1月末~2月上旬にかけて昭和56年豪雪以来の
大雪に見舞われ、市内線に顔を出している。
平成23年現在、福井鉄道最古の電車で登場後、87年を経た今も大切に使われている。
大正13年に2両が製造された。
製造を担当したメーカーは梅鉢鉄工場である。
当初の形式はデワ1形で、車種も電動貨車であった。
車体は木造(フレームは鋼鉄製)で荷物室は屋根付き・箱型の有蓋タイプである。
正面は非貫通の3枚窓(当初は真ん中と右側だけの2枚)でヘッドライトは
当初は窓下であったが、現在は窓上にある。
登場時の塗装は不明だが、戦後は概ね濃い目のブルー一色である。
主制御装置は抵抗制御で当初は直接制御方式でブレーキはハンドブレーキと
発電ブレーキのみであった。
台車は2軸式で駆動方式は吊り掛け駆動であった。
主に戦線は福武線、戦後は南越線の荷物輸送や構内入れ換えに従事し、
戦争、福井地震、九頭竜川の大洪水など数々の大災害を耐え抜いた。
昭和28年にブレーキに空気直通ブレーキを増設した。
昭和34年には台枠の更新、台車のボギー化、モーター交換などの大規模な
更新改造を実施し、昭和44年には台車を再度更新した。
昭和55年には運転台部分の鋼体化、電動発電機増設、主制御装置の
HL(間接非自動)制御化が実施され、ほぼ現在の姿になった。
この改造で電動貨車から電気機関車に車種が変更され、形式もデワ1形から
デキ10形に変更された。
デワ2は単車のまま使用され、上記の更新を受けることなく廃車されている。
電気機関車に車種変更後、南越線が廃止されたため、主に福武線西武生工場の
入換用となった。
冬季は複線用ラッセルを装着して軌道線の除雪用に福井新(現・日赤前)の留置線で
待機していることが多い。
昨今は冬でも雪が少ないが、平成23年1月末~2月上旬にかけて昭和56年豪雪以来の
大雪に見舞われ、市内線に顔を出している。
平成23年現在、福井鉄道最古の電車で登場後、87年を経た今も大切に使われている。