宮川歯科医院 院長ブログ

堺市西区の宮川歯科医院 院長の宮川和人がブログで色々なことを語ります。

お子さんのむし歯予防にフッ素を上手に使っていただいていますか?

2010年03月07日 | 歯のお話
 むし歯予防には、今いろいろな方法があることが知られています。とくに効果的と言われているのが、歯磨き、定期健診、食事の管理、そしてフッ素塗布などが
よく知られています。歯磨きが大切なことは言うまでもありません。しかし、
残念なことにそれだけでむし歯を完全に予防することは困難です。そこで今フッ素を使ったむし歯予防が注目されるようになりました。フッ素による予防方法には
主に3つの方法があります。
 1、フッ素入り歯磨き剤を使う方法(フッ化物配合歯磨剤の使用)
 2、歯科医院でフッ素を歯に塗ってもらう方法(フッ化物歯面塗布)
 3、学校や家庭で毎日おこなってもらうフッ化物のうがい(フッ化物洗口)
これらの方法の中で今一番注目されているのが、フッ化物洗口です。歯磨きが嫌い
で、どうしてもお口の中に汚れが残ってしまいがちなお子さんの場合、とても有効な方法の一つだと思います。ただし、ブクブクうがいができる4歳児以上が主な対象年齢にあたりますので、4歳児以下のお子さんには1や2の方法のみとなります。
投与量もお薬1袋=20日分で130~140円ぐらいの計算になりますので、年間18袋で約2340円の患者様のご負担になります。
他のフッ素を利用した方法と比較しても、かなり経済的にもお得なところがあるのではないでしょうか。ただし、歯医者さんのところで、定期的に管理を
していただけるとよりいっそう効果が高まるのは、おわかりいただけると思います。フッ化物予防は歯が生え始めた3年以内におこなうのが、もっとも効果があると言われています。お子さんがむし歯で将来悩むことがないように、今から「フッ化物によるうがい」に取り組んでみませんか?

まず、新しいことへの「チャレンジ」から「チェンジ」が始まるのです。