田熊みうま会 尾道市因島から発信中

昭和40年度生まれで 田熊小学校・田熊中学校に通った人のブログ

因島・田熊の方言・慣用句(6) 「にがる」・「ひまがいる」

2021年03月11日 | 因島・田熊の方言・慣用句
今回のネタは「にがる」と「ひまがいる」です。
「にがる」は主に腹痛のこと。
「ひまがいる」は「暇が入る」で手間や時間がかかるという意味ですね。方言というより比較的各地で使われている慣用句でしょうか。

患者「先生、腹が"にがって"いけんのじゃ」(先生、お腹が痛くてたまりません)
医師「それはいけませんね。何か心当たりがあるようなものを食べましたか?」
患者「ほうじゃのう・・・最近思い出すのに"ひまがいる"んでさぁ」
医師「大丈夫ですよ、落ち着いて」

過去記事の「みがいる」「はしる」同様、島のお医者さんは聞き返したりしません。100%理解できます笑。

某病院の病室でこんな会話を聞いたことがあります。
患者「看護師さん、"にがり止め"つかぁ」("痛み止め"を下さい)
若い看護師「ちょっと待ってね、昼食の時に持ってくるけぇ」
患者「"ひまがいる"のぉ」(時間がかかるんですね)
若い看護師「ヒマガエル ??」
患者「カエルじゃにゃあ笑」(カエルのことではありませんよ笑)

「にがる」
島内での常用度★★★★★(多い)
島外での難解度★★★★☆(びみょ~)

「ひまがいる」
島内での常用度★★★★★(多い)
島外での難解度★★☆☆☆(割りと通じる気がする)

ではまた次回


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