4月18日(土)
ミスタースノウの一人旅シリーズ。今回は東京に一泊二日の旅だよ。
はいだしょうこさんのスペシャルライブに行ってきます。「歌のおねえさん」ですから、いつもは親子向けのファミリーコンサートをやってるんだけど、ファンサービスとして大人向けに「はいだしょうこLive」をたまにやってくれるのです。ライブはこれで3回目。はいだしょうこさんに全力の私が行かないですむわけがないのであります。
新大阪から新幹線に乗ります。夜の7時からの開演ですが、今日は早めに東京入りするんだ。
おそらく今回もライブ終了後にしょうこちゃんのお見送りと握手会があると思います。手渡しできるから駅でお土産を買って持っていくよ。前に旅番組でお持ち帰りしてた京都の「京ばあむ」がいいかなあと思ってたんだけどね。探しても見つからずでした。新大阪駅にもあるって聞いてたんだけどなあ。
散らかりスノウ。東京までは2時間半。新幹線は速いねえ。座席に置いてある雑誌を読んでるうちに着いてしまう。のぞみは4列で広くて、足置きもあったりして、とっても快適だね。でも、ちょっと値段が高いね。夏にもミュージカルで遠征しないといけないけど、もっと安く済ませることはできないもんかな。私は基本的にケチである。
東京に到着後は荷物を置きにホテルへ。本日のお宿は終演後のことを考えてホールの近くにしました。赤坂見附の都市センターというところ。ホールまでは徒歩15分くらいかな。早めに東京入りして、静かにその時を待つ。めったにないスペシャルだから万全の態勢で臨むのだ。
まあまあ広いシングル。まだまだ3時間以上あるし、昼寝でもしちゃおうかな。おっと、目覚まし目覚まし。
本日のホール、草月ホール。ちょっとゆっくりしすぎた。もうすでに開場しています。
すごいね。入口にずらりと並んだお花。これ、いままででいちばん多いんちゃうかな。テレビで共演が多いさま~ずのもありました。おお、坂田おさむお兄さんのもあるわ。ブログを見ると、親子で来場されてたみたいですね。
ロビーには「はいだしょうこ個展」が展示されていました。全部で10点以上展示してあったように思います。入ったのが遅くてね、数点の作品しか見れませんでした。見てわかるように、うわさ以上の小ささです。すべてが2センチあるかないかで虫眼鏡が必要なくらいの小ささ。私はもうあまり小さいのは見えないんだわ。老眼じゃないよ。加齢による視力低下って言うんだ。由見子先生も何か展示してたみたいね。見れなかったけど、あれは由見子先生のでいいんだよね。
ワンダーランド限定グッズコーナー。作品のデザインの缶バッジ、キーホルダー、ストラップ。それぞれ5種類。私はおっさんでも持てるようなのが欲しいんだけどな。まあええわ、あとで買おう。
私にはライブに行けなかったファンに報告する役目がありますので、会場の雰囲気がわかる写真をもっと撮っておきたかったのですが、なにぶん入ったのが15分前だったんで。ああ、10分前だから着席してないといけないわ。前回の吹田のファミリーコンサートでは声を掛けてくれた方がいたけど、今日は関東組が私を探してるかもしれないから。それで座ってたら、いきなり声を掛けられました。いえね、違う席に座ってたんだわ。近頃、小さい数字が見えなくてね。こんな間違いが多くなってきたんだわ。もしかして、老化?。私はセンターの前から4列目、先行で取った席だからS席の良席です。ステージが低いのでめっちゃ近く感じます。ステージにはセンターにドラムがあって、キーボードが2台、反対側にはおそらくベースとギターが入るからバンドは5人ですね。ピアノがないということは、今日はクラシックはやらないみたい。ポップスのプログラムになりそうです。ポップスは苦手なんだよな。苦手というか聴くことがないから知らないんだわ。私のメインの趣味はオペラだから、声楽曲は得意なんだけどね。これじゃ、知ったかぶりができないな。あれ?後ろのほうから拝田先生の声が聞こえるわ。今日は一般のファンだけじゃなく、しょうこちゃん関係者やドリーム関係からもたくさん来てそうですね。観客の入りは前のほうだったからあまり見てないけど、2階席も使ってたから満席になってると思います。
バンドがスタンバイ、いよいよです。開演。以下、曲目順。
シンセサイザーが奏でるオープニング音楽とステージの照明が幻想的な雰囲気を作り出す。ライトをやたら客席に当てるのでまぶしいな。しょうこちゃんが上手より登場。衣装は水色のドレス。スカートにひらひらがたくさん付いてる。センターに立つと同時に演奏が終わる。そして、「♪時代はいま変わっていく~」。私はポップスはまったく聴かないんだけど、これはどっかで聴いたことあるよ。
1. いきものがかり「風が吹いている」
いい曲だね。とてもスケールが大きな歌詞、オープニングにはぴったりだ。かっこよかったよ。しょうこちゃんのあいさつ。「今日はどこから来ましたか?」に、客席の仙台、山形との声に拍手が起こる。私は大阪からだから、仙台よりも遠いぞ。でも、小心者だから黙っている。隣の女性は「ぐんま、ぐんまー」と叫んでいる。なに、群馬?もしかしてと思ったけど、今日は東京だから埼玉や群馬くらいからはたくさん来てるだろう。違ったら怪しいおじさんと思われるしな。(※終演後、本人だと判明)
2. ドリカム「晴れたらいいね」
家族でドライブするときに車の中でよく歌っていたと言ってましたかね。「フー」ってところを客席のみんなにやってもらいたいとのこと。私は遠慮しますんで、若い方におまかせしよう。間奏のところで、バンドのメンバーを紹介。だいたい一人か二人の名前を忘れてしまってるのがいつものしょうこちゃんなんだけど、今日は全部おぼえてたよ。ライブのタイトルの「ワンダーランド」は忘れてたけどね。バンド名は「はいだしょうこと愉快な仲間たち」と言ってました。
3. 荒井由実「ひこうき雲」
しっとりした曲は抜群に上手いですね。前の2曲なんかはカラオケで歌いような感じでもいいんだけど、こういう曲は本当に丁寧に歌わないといけない。しょうこちゃんは別に上手く歌おうとしてるんじゃないんだよね。この歌はこういうふうに歌いたいと思ったとおりにやってるだけなんだ。
2年前に亡くなられたお祖母さんのことのお話しをされました。
4. 夏川りみ「涙そうそう」
先日、お祖母さんのお墓参りに行ったそうです。お墓を洗って、お花を供えて、「これからも私たちを上から見守っていてください」と拝んで、ふと顔を上げたら。隣の違う人のお墓だった。客席爆笑。それ、ネタやろ!って思うんだけど、しょうこちゃんだからね。こんなことは普通にありえるんですよ。話の途中で、「ピンポーン」と玄関のチャイムの音。ここはしょうこちゃんのうちという設定なんだ。ゲストコーナーです。
まずはどぶろっくが登場。テレビでお笑い芸人との接点も多いはずのしょうこちゃんですが、初共演ということです。しょうこちゃんはどぶろっくのことをWikipediaで調べたそうです。私もテレビはまったく見ないので知ってるわけないから、私もWikipediaとYoutubeで下調べしてたよ。歌ネタの芸人なんだよね。というわけで、しょうこちゃんをお題にしたネタを披露。今回はおとなしめのネタになりました。しょうこちゃんの衣装替えとかの場繋ぎとしてのゲストかと思ってたのですが、やっぱり歌うみたいね。曲は「WINDING ROAD」。客席からは「おお~」と声が上がりますが、もちろん私は知らない。「むずかしい歌」(しょうこ)。練習は今日のほかは一日のみで、まだ一度もうまくいったことないそうですよ。
5.絢香「WINDING ROAD」
ああ、これも聴いたことあるわ。外に出たときにお店などの有線で耳にしてるんだろうな。本番にめっぽう強いしょうこちゃん。客席やバンドの反応を見ると、うまくいったんじゃないですかね。しょうこちゃんも大成功に満足そうです。どぶろっくはここまでで退場。「最初会ったときは全然会話にならなかったから、たぶん二人ともすごい人見知りなんだと思う」(しょうこ)。まだなにか話してる途中で。「ピンポーン」。今日は話の途中で来客というパターンみたい。
藤岡正明が「ごめんくださーい」と登場。ソロライブのような派手な衣装で出てきた。しょうこちゃん、まさ君と呼んでるね。憶えてるかな。3年前と2年前のミュージカル「王様と私」でタプチムの恋人のルンタ役でいっしょにやってたんでしたね。1年目の「王様と私」が始まる前の「はいだしょうこLive@STB」にもゲスト出演されています。STBでは「ミスサイゴン」の「Sun and Moon」と「王様と私」の「I Have Dreamed」を歌いました。今日は「王様と私」からデュエット「We Kiss in a Shadow」を。
6. 「木陰の口づけ」(ミュージカル「王様と私」より)
やっぱり藤岡うまいね。前より一段とうまくなってるように思います。歌もよかったけど、二人のトークがおもしろすぎるぞ。共演してたから、しょうこちゃんに慣れているんでしょう。「王様と私」の地方巡演に話が及び。しょうこ「まさ君はスナックに行くのが趣味なんだよね」。おお、そうか。私と同じ種類の人間のようだ。あんたとはうまい酒が飲めそうだ。しょうこちゃん、初めてスナックというところに連れて行ってもらったそうです。いわゆる「場末のスナック」ってやつなんかな?おじさん、おばさんばかりのスナックのカラオケで「A Whole New World」を二人で歌ったそうです。次はそれですか。しょうこ「今日は違うんだけどね」。
7. 「とびら開けて」(ディズニー「アナと雪の女王」より)
昨年のコンサートでは、恵畑ゆうと谷本賢一郎とで歌っています。しょうこちゃんはいつもどおり。こいうのは得意です。それにしても藤岡がやっぱりうまいですなあ。しょうこちゃんと声の相性もぴったりなんだ。
ここで、前半終了で休憩。休憩は10分だって。短くないか。ホールの隣の公園が喫煙スペースになっているので、私は外に。ゲストは前半に二人だったから後半も二人出てきそうだななどと思いながら一服。あっ、私は恥ずかしながら未だにヘビースモーカーなんだ。グッズを買っといたよ。ちょっと見せよか。
キーホルダー。残りは売り切れてた。裏も見せるね。
こちら缶バッジ5種類。ストラップは私は使い道がなさそうなので買わなかった。
しょうこちゃんのコンサートのときに、このようなお出掛けバッグにジャラジャラ付けて行くんだ。一目でディープなファンとわかるよね。グッズを身に着けていくことは、いわばファンの証なんだ。バッグは使ってないようだったので、くれと言ったらくれたもの。当日持って行ったやつ。女物かもしれない。しょうこちゃんのライブにはネクタイを花柄にするとか花を身に着けて行くことにしている。今回は花バッジにした。
後半。
スクリーンを使ってゲストのAMEMIYAがVTR出演。
歌ネタ芸人なんですかね。しょうこちゃんの生い立ちを題材にした
「しょうこおねえさんフォーエバー」を披露。これはよく出来てました。終わりのほうに、丁寧で誠実な歌で皆を笑顔にするって歌ってたんかな。よくリサーチしてるやないの。思わず、うんうんとうなずいてしまったよ。
バンドがスタンバイ。イントロが始まってもなにかわからない。しょうこちゃん、着物風(よく見ると着物ではない)の衣装で登場。これでわかった。後半最初の曲は、なんと。
8. 坂本冬美「夜桜お七」
前にブログにコンサートに行ったと書いてましたね。いろんなしょうこちゃんを見れるのはファンとしてはうれしいものです。
「ピンポーン」で、次のゲストの小林顕作登場。オフロスキーの衣装じゃないから、「オフロスキーだよ」と言うまでわかりませんでした。しょうこちゃんとは「ワンワンといっしょ」アリーナライブで一緒に出演されています。ここからは「オフロスキーと遊ぼうコーナー」。しょうこちゃんは着物衣装のままなので、「じゃ、脱ぐわ」。なにやら着物はマジックテープで留めてあるだけらしく、ステージ上でバリバリと脱ぎ始めました。脱いだら、ピンクのジャージ。オフロスキー曰く「コンビニに買い物に行くねえちゃんじゃねえか」。いるいる。大阪ではよく見るよ。オフロスキーとしょうこちゃんで番組の「おにいさんもおねえさんもげんき~」を再現したあと、しょうこちゃんの歌で、手遊び歌
「ひらひらひら」と
「パンダうさぎコアラ」。すんません、小心者の私にはできません。最後はオフロスキーのウクレレで
「オフロスキー数え歌」。しょうこちゃんは振り付け担当。
ついこないだまでやっていたミュージカル「4BLOCKS」のお話し。衣装はオフロスキーのコーナーの途中で、白地に赤の花柄のワンピースに衣装替えしております。今日はミュージカルに出演していたISSAが見に来ているとのこと。客席のいちばん後ろに座っています。ほかにも山崎裕太と河西智美も来ていて紹介されました。今日はISSAが最後のゲストで、客席からステージに上がりました。しょうこちゃんと同い年ということで、「いっちゃん」と呼んでいましたかね。しょうこちゃんは二人には共通点があるって言ってますが。いや、ないでしょう。歌のお姉さんとヒップホップ系(でいいのかな)では。しょうこ「なにか、しゃべってよ」、ISSA「自分の舞台なんだから、ひとりでやってみろ」。あまりかみ合わないトークが客席にはおもしろくてたまらない。うだうだのトークに、客席の山崎裕太が「早く歌えよ」と叫んでいます。歌うのは「フォーリン・ラヴ・ウィズ・ユー」。おお、ひさしぶりだね。
9. 本田美奈子「Fall In Love With You」
以前にファミリーコンサートで中西圭三とやってた時期がありましたでしょう。そのときによく歌ってのがこのデュエット曲。男声パートが裏声近くまで上げないといけないので歌手を選ぶんですよ。タイトルを聞いたときは、うまく歌えるんかなと思ったんだけね。おいおい、なんだよ。トークのときと声が違うじゃないか。すごいよかったです。これには客席も大喜びでした。ISSAは女性歌手とは2回くらいしか歌ったことないそうです。しょうこ「また歌いたい?」、ISSA「う、うん」。
ゲスト出演は、これでおしまい。ここからは最後までひとりで。
10. 沢田知可子「会いたい」
いいねえ。うっとりだわ。昔、これとか辛島とかカラオケで流行ったよねえ。このあたりは私もよく知ってるんだよ。
11. Kiroro「未来へ」
家族への感謝の気持ちをお話しされました。歌ってる途中にはスクリーンに今までの生い立ちが映し出されました。
「いちお、最後の曲です」。この夏にミュージカル「ひめゆり」で主演として出演することを報告されました。
12. 「生きている」(ミュージカル「ひめゆり」)
しょうこちゃんが出演されるということで、「ひめゆり」のサイトにミュージカルナンバーの動画が出てるので下調べしてますよ。この歌は、コーラスバージョンでも歌われるようですから、おそらくテーマ曲と言えるものなのでしょう。国産のミュージカルにありがちなメロディラインであまり面白くないなあと思っていたのですが、しょうこちゃんが歌うことによって、ものすごい名曲に変わってしまったように聴こえました。わかるかな。譜面どおりに歌うのはただの歌手にすぎない。こんなことができるのが歌姫と呼ばれる歌手で「エトワール」って言うんですよ。
アンコール1. 本田美奈子「つばさ」
いつも歌っている「つばさ」と「ドリーム」がまだ出てなかったので、どちらかだろうと思ってました。アンコールは2曲あるはずです。最後はとっておきの曲を用意してるでしょう。なにを歌ってくれるのでしょうか。しょうこちゃんの最後のあいさつ。だいたいこんな内容、「私は勉強もできなし、絵も画けない。歌うことがいちばん好き。だから、歌を通して何かを伝えることができたらうれしい。歌うことは自分の軸という思いがある。だから、これからもずっと歌い続けていきたい」。思いが込み上げてきたようで言葉を詰まらせるところもありました。「ちょっと鼻をふいてもいいですか。あれ、ティッシュがない」。
アンコール2. KOKIA「歌う人」
「♪歌えることが命、伝えることが魂。私には声、それぞれ何か、授かった理由がある」
なんてこった。感動で涙が出そうだよ。「未来へ」から最後の「歌う人」への流れは、しょうこちゃんの「決意」(と言っては大げさか)であっただろうと思います。歌手は歌うことによって歌詞に描かれた情景や心情を表現する。また、歌手は歌に込められた思いやそれによって自分自身の人間性をも伝えようとする表現者でもある。今日のゲストのみなが「あったかい雰囲気のライブ」と評してたけど、それはしょうこちゃんの歌への思いが客席にじゅうぶんに伝わっているからだよ。自分は人見知りだからと言う。でも、それは欠点ではなくあなたの個性だよ。歌でありのままの自分を表現することができるからこそ、歌っているときのあなたは普段以上に輝いて見えるし、ほかのどんな歌手の歌よりも表情が豊かで、そこからはあなたの人間的な温もりや優しさまでもが伝わってくる。それが私たちには心地よくてたまらないんだ。自分が選んだ道に自信を持ってほしい。私たちはいつまでもあなたについていくよ。
終演後、しょうこちゃんのお見送りがありました。握手をして、お話しすることができます。私を見つけてくれたNさんをはじめ関東組とあいさつして行列に並びます。最近、出待ちなどをしてなかったので、やっぱり緊張しますね。今日は出待ちはしないつもりでしたが、こういうスペシャルなライブのあとって、終わってもその場から離れたくないっていうのがありますよね。どうしようかと公園の塀に腰掛けて一服してたら、関東組に声を掛けられたので、そのまま共にすることに。終演後、お花やしょうこちゃんの荷物は車で実家に持って帰るみたいでご両親様があわただしくしておられました。出てきたしょうこちゃんはスタッフとタクシーに。どこかに打ち上げに行くのでしょう。
シェパードの仲間たち。夜遅くまでご苦労さまでした。(上の写真はご要望があれば削除します)