4月29日の午後7時から吉川市松伏町地域集会が吉川市おあしすホールで行われました。その主題は「憲法9条を守り子供たちに平和な未来を」をスローガンに、早乙女勝元氏の公演を聞きました。同氏は「憲法9条の伝書鳩」を自認しており、各地を飛び回っています。半世紀にわたって自国の憲法で軍備不保持を明記している国は、現在世界中でたったの2つ。1つは日本で、もう1つは南米のコスタリカ。そのコスタリカの現状をまじえながら、あらためて憲法9条の存在を、みなさんと一緒にみつめなおします。と言われ、満州事変以来の戦争について語られました。
昭和20年3月10日の東京大空襲、東京の下町を中心に焼夷弾攻撃 を受けて、家を焼かれ、逃げ惑いながら10万人もの死傷者を出した悲惨な状況の語り部として生きることを決意した。と述べられました。現在、東京大空襲・戦災資料センター館長でもあります。
日本がこの戦争で国内で戦った経験は沖縄だけ、あとは外地での戦いに終始いています。国内では女性と子供と老人が主体、主要な都市、県庁所在地はB29爆撃機にさらされ破壊された。としています。
現在では75パーセントの人が戦争を知らない人となっています。戦争の語り部がますます重要になっていると訴えられ、1時間にわたる公演を締めくくられました。