どんぐりの木の下で

日々の出来事を書き留めています。

日光ドライブ。(東照宮)

2011年08月01日 | 旅行記
11時過ぎ、目的地の日光東照宮に到着しました。

小雨が降ったりやんだりしていましたが、東照宮に着いた時にはほとんど止んでいました。
そのおかげで、東照宮を取り囲む緑の木々の緑が鮮やかで、空気もしっとりとして気持ち良いい空間でした。


石塔についたコケにも愛おしさを感じられます。



観光客は思ったほど多くありませんでした。
その中でも子どもの団体は多かったです。
団体にはガイドさんがついているので、ちゃっかり団体の傍にいて説明を聞いちゃいました。



■三猿(神厩舎)

言わずと知れた「見ざる・言わざる・聞かざる」で有名な彫刻ですね。

今回新たに知ったのですが、これは8構図のうちのひとつで、この全部の構図がひとつの物語りになっているらしいですね。
(知らなかったの?!って旦那に馬鹿にされちゃいました。。。)

1.母子の猿
母猿は手をかざして遠くを見つめています。それを子猿は首をかしげて母猿を見つめ信頼感に満ちています。
母猿は子猿の幸せな未来を願う…という意味がこめられています。


2.見猿・言わ猿・聞か猿
目・口・耳をふさぐ猿は幼年期の猿で、子供のころは悪い事を見たり・言ったり・聞いたりしないで、素直なままに育ちなさい。という教育論の意味が込められています。


3.座っている猿
4.上を見上げる猿
5.下を見下ろす猿
6.物思いにふける猿
7.結婚した猿
8.妊娠した猿     と続き、1.へ戻ります。

こんなストーリーがある事を思いながら見ると結構楽しいですね。





三猿側は見物客で大繁盛、側面のほうは閑散としています。



■陽明門

高い石段を上ると目の前に「陽明門」があります。

実は私、近眼なのですが普段はメガネをしていません。
私の見ている世界はぼんやりとしているのでしょうが、それに慣れてしまって、それが普通になっています。


   陽明門の彫刻がすばらしい。


どんなものかとメガネをかけてみてびっくり ヽ(*'0'*)ツ ワァオォ!!
お風呂場の曇った鏡をサ~と手で拭いたように、鮮やかな彫刻の世界が広がりました。


昔も同じものをみたのでしょうか。生まれて初めてみたような感動でした。
   



これぞ世界遺産!!  納得です。


■眠り猫

これまた有名な彫刻ですね。
すやすや眠っている姿が日光を象徴しているというのですが、私にはその良さがあまりわかりませんでした。
(なので写真なし^^;)
裏側には雀の彫刻があります。猫と雀で戦のない平和な社会を象徴しているとの説もあるそうです。


■奥宮

眠り猫を見て坂下門をくぐって奥社へ向かいます。
恐怖の200段上りです。
森の中なので涼しくていいのですが、これがかなりの急こう配で・・・。
石段も石柱も一枚石からできているとのことですが、そんなの見る余裕もないくらい辛かったです。

  なんでお金払ってこんなつらい思いしなくちゃいけないの。

誰かが毒づいているのを「ホントに!」と思わず相槌打ってしまいました。



奥社。いわゆる徳川家康のお墓です。
宝塔をはじめ門や狛犬など全て青銅で作られています。
その姿は重厚で威圧感を感じさせ、深緑の森の中にとてもマッチしていて趣がありました。



  ☆日光東照宮ホームページ

 
  つづく。




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