どんぐりの木の下で

日々の出来事を書き留めています。

講師の役割。

2018年10月06日 | 講師話
久しぶりに講師話です。


9月から上柴公民館でワード講座(全8回)を開講しています。

先日4回目の講座で、Aさんがサブ講師デビューをしました。

Aさんは入会して3~4ヶ月目です。
パソコンサロンには毎回参加されているので、
ぼちぼち受講生のサポートにも慣れてきたかな。。。というところです。


はじめてサブ講師を経験して、
パソコンサロンと講習会の違いに戸惑った様子でした。


講習会はメイン講師とサブ講師(2名)で担当します。

講師にはそれぞれ役割分担があります。

講座を主導するのがメイン講師、
遅れた受講生をフォローをするのがサブ講師です。


講習会では3時間、たくさんの機能の説明をしていきます。

全員が私の説明についてきてくれればいいのですが、
中には、パソコンの設定が違ったり、
そもそも受講レベルに足りていなかったりなどで、
遅れてしまう方がいます。


そんな時メイン講師は「待つ」と「待たない」の
どちらかを選択することになります。



これからの操作を一連の流れ(動作)として説明したいときは「待つ」です。
俗にいう「足並みを揃えてからスタート」というやつです。

この時はサブ講師はそれを察して、素早くフォローする必要があります。
遅れた原因を説明したり、操作が遅い方をじっと見守って(?!)いたりせず、
とりあえずは、流れに戻すことが最重要任務です。



「待たない」とは、すでに一連の操作の説明がスタートしてしまった場合です。

一人が遅れたからと言って、その場その場でその方を待っていたら、
説明が細切れになってしまい、他の受講生の理解度が落ちます。

残念ですが、その方は置いていきます。

ただしそういう場合は「もう一度やってみましょう!」と言って
復習を兼ねて全員で再度トライするようにはしています。


講習会ではこの2つのうち「待つ」の方が圧倒的に多いです。
それだけに、サブ講師の仕事がとても重要になります。


サブ講師は遅れた方を素早く流れに戻し、
メイン講師は、他の受講生が「待たされている感」を抱かないように、
ちょっとしたセンテンスを提供して間を持たせる。

これを受講生が『おまけネタ』と受け取ってくれたりすると、
わたし的にはLUCKYです。


メインとサブ講師の「あ・うんの呼吸」

メインの教え方の上手下手とは別に、
サブ講師の働きも講習会を成功させる大きな要因です。



Aさんもこれから経験を重ねながら、
良い講師となってくれることを期待しています