どんぐりの木の下で

日々の出来事を書き留めています。

法事でした

2006年05月20日 | 雑記
今日は法事でした。


私の祖父の50回忌、祖母の23回忌法要でした。

祖父は戦争から帰ってくることなく亡くなったそうです。
とても足の速い人で、家の障子紙が破れた時は、マラソン大会で優勝した賞状を貼って繕ったそうです。



祖母は花の好きな人でした。
そして、とても気が強く、私には「恐いおばあちゃん」でした。

軒下にたくさんの鉢植えの花を育てていました。
ある時、幼い弟がその花の蕾を全部摘んでしまいました。
その事で祖母と母は大喧嘩になり、母は鉢植えを全部投げ捨てて、私と弟を連れて実家へ帰ってしまいました。
夜に父が迎えに来てくれたのですが・・・今思えば壮絶な嫁姑戦争だったと思います。
その時の花が「ゼラニュウム」です。
そんな思い出があるせいか、私はこの花今でもあまり好きではありません。

老後は痴呆がかなり進み、母が一人で面倒をみていました。
23年前ですから、ちょうど今の私くらいの年代です。
今のように介護保険制度などない時代でしたので、とても大変だったと思います。


  

この法要にあわせて、墓所をすっかり新しくしました。
両親に言わせると「これでお金の掛かることは全部終わった」そうです。
後は残った僅かなお金で老後をのんびりと暮らしていくそうです^^;

この墓所はちょっと変わってます。
母は車椅子生活なのですが、それでも墓参りが出来るように、墓石を80センチほど上げてあります。
これならば車椅子のままでもお線香などを供える事ができます。






厳しい姑だった祖母の墓に、母がどんな思いで参るのか、私の知るところではありませんが・・・

この立派な墓所を「誰が」守っていくのかのが、私達、姉弟妹には大問題です。
  (´Д`) =3=3=3 ハゥー