Miquette’s assortment

みけこの詰め合わせ

夏休みの課題図書(大人のための)

2012-08-31 | 
夏休みもそろそろ終わり。 でも、子供たちのためにがんばって大忙しだったり、仕事や夏バテでクタクタ大人・・・の夏休みはこの後かも。 そんな大人のための、課題図書など勝手に選んでみました。
もちろん読書感想文がまだできてない、という子供たちにもおすすめ。


ペンギン・ハイウェイ 森見 登美彦 (著)、 くまおり 純 (イラスト)

主人公は小学4年生、登場人物がみんな魅力的。 腐れ学生(笑)の登場が多いこのひとだけど、実は子供を描かせると上手いんです。 でも、お姉さんはしっかり森見氏好み。 SFかな?せつない初恋かな? 不覚にも泣かされました。




ライオンのつづき 大山 尚利 (著)、佐々木一澄(イラスト)

不思議なタイトルと表紙のイラストから、絵本かな?と思っていましたが、読みごたえのある作品でした。 子供のころには誰しも、秘密のプロジェクトのひとつやふたつ、やりましたよね。 タイトルもイラストも、その意味は読めばわかります。 これも、なかなかせつないお話、大人が読んだほうがそう感じるかな。 あとから考えてみれば、けっこう重いテーマを扱っているんですが、読んでいるときは夢中で、気負わせられません。




そのぬくもりはきえない 岩瀬 成子(著)、酒井 駒子(イラスト)

こちらの主人公も小学4年生で、女の子の波ちゃん。 酒井駒子さんの表紙イラストに魅かれて読みました。 冒険いっぱいの男の子とちがって、静かなな女の子ならではのもどかしさやせつなさが。 でも、やっぱり冒険があって、息苦しさから少し抜け出す波ちゃん。 読み終えたあとはまさに、ほのかなぬくもりが残りました。




雲の王 川端 裕人 (著) 、龍神 貴之(イラスト)

最後にも一冊、これは大人の冒険。 壮大なファンタジーかなと思いきや、案外現実的でした。 ちょっと科学的な説明の分量が多めなんだけど、これを機会に気象オタクへなる人がいるかも?



どの本も出会いあり、別れあり。 ネタバレになりそうで詳しく書けず、なんだかわからん紹介になってしまいましたが、読んでみた方、感想を分かち合いましょう。
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