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みけこの詰め合わせ

不自由さとテルミンについて(3)

2005-02-15 | テルミン

演奏方法について

テルミンはどんなやり方でも音は出るのですが、やはり奏法というものが存在します。 たとえばピアノは猫が歩いたって鳴りますよね、でも猫はショパンを弾いたりはできません。(笑) まあ、そういうような話です。

標準的なテルミンでは楽器の前に接触しないで立ち、右手をピッチアンテナと胸の間で、左手はボリュームアンテナの上にかざすようにそれぞれ動かして演奏します。 体幹部はなるべく動かさないように一定の姿勢を保ちます、右手だけでなく体の位置でも音程が変わってしまうので。

自分ができるかどうかは置いておいて、まずは、いわゆる正統派の演奏を「見る」といいと思います。 音楽ですからどうしても聴くほうが中心になりますが、それだけでなく目で見てください。

正統派を代表するのは映画のでのクララ・ロックモアさん、リディア・カヴィナさん、そして日本のプロ奏者の竹内正実さん、などのような奏法です。(厳密にはそれぞれ違いがあります) 特に右手の動きに注目してください、音程をとるのにたいへん細かく指や手首を使っています。

正統派とそうでない奏法の違いは、音楽的な良し悪しの問題ではありません。 正統派の奏法はテルミン博士による開発に協力したクララ・ロックモアさんから受け継がれてきた奏法で、竹内正実さんによれば無駄なく無理なく演奏できる奏法だということです。 ただし、健康な人にとってですが。

たとえば、プロの日本の奏者で有名なやの雪さんの演奏も素晴らしいですが、奏法はまた違っています。 まるで踊るような幻想的な奏法なのです。

色々な奏者の演奏をメディアで見るのも良いですが、せっかくなのでぜひライブでもどうぞ。 全国でコンサートを開かれていますので、お近くで開かれる際にはぜひお出かけください。 また、テルミンを習える教室もありますので、見学できるかどうか問い合わせて行ってみるのもいいと思います。 下記のリンクなどをご参照ください。

●竹内正実さんのテルミン・竹内・猫暮らしの中の今後の活動予定をご覧ください。
●やの雪さんの個人サイトにLive nformationがあります。
Friends of the Thereminイベント情報


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