どこかのだれかの日記

主に岡山と兵庫の鉱山や廃墟、遺構、坑道探索と雑記。

大泊鉱山 調査 AuAg

2017-11-22 13:48:33 | 日記
というか現在大泊鉱山跡は某塗装屋さんが土地を使用、管理しているので基本立ち入り禁止。
しかし今回調べたい場所は違う場所です。
大泊鉱山が立ち入り禁止という事あり、今回の記事は私が見た感想になります。
塗装屋さんが借りるまで数回行ってましたが、軌道意外あんまり興味ない鉱山。

山を登って行くと採掘跡の下側に出ます、てか出ないと困る。


採掘跡下側に到着直後に目標物発見、そしてオワタ。
あーあ、もう登る気なくなった。
この時点で既にかなり鉱山の雰囲気でてるな。


ゴミポイポイ。
ロングビット持って帰ろうかな、でも藪漕ぎしないとだしやっぱやめよ。

うお!メインイベントやん。
こりゃわしの時代きたな。


え?マジで?ウソやん。
始まる前からわしの時代終わってた。



あーあ、ムリだったなぁ。
表の放置具合見てたから、内心めっちゃ期待してたんですけど。
結局クソ鉱山やんけ。


ズリも結構ボロボロしてる。
だけどほぼ捨石、ズリですらない。
ゴミ片付けとけよ。



景色最高やん。

おわり。





ヤンマー SS70Cエンジン その3

2017-11-14 11:15:22 | 日記
クッソ汚いブロックを掃除します。



とっても綺麗になりました。
クランク周りの部品も掃除しておきます。




側蓋のPK作ります。
その辺に余ってたシートから切り出していきます。
私は大雑把なんで、こういうチマチマ作業はだいだいだいっ嫌いです。
PK作ったらクランクに組み付けペースト塗って組んでいきます。


クランク入りましたぁ。


赤ボンド塗って蓋します。
次はポンプ側いきます。



まずガバナを復旧。


次に蓋のPK作ります。
こっちは蓋が大きくてこんなサイズ使うとシートが勿体無いので3分割PK作ります。
PKの役目はオイルが漏れない為なので、オイルを注いだ時にオイルラインになるくらいまでを1枚のシートで作れば後は端材で作る、特に自分のやつはw
ここはオイルだからいいけど、水のPKはこの方法は絶対ダメ。


PK切出したら赤ボンド塗って蓋。


次ピストン挿入。


リング折らないように入れるだけ。
位置はサイド以外の対角で。


ピストン入りました。
この後写真はないけど、ヘッド組、オイルパイプ取付、ホイール取付、裏蓋取付、漏れ確認の為オイル補充してお終い。


大立鉱山 大山二坑と内匠谷旧坑 Au Ag

2017-11-09 17:11:46 | 日記
下調べを済ませ坑口の位置を確認する準備は整った。
まずはアミーゴと共にスタート地点となる、私が以前位置確認した大山三坑へ登る。
しかし先日のタイフーンで谷に大量の倒木が発生し、開始早々ではあるが、大山三坑到着時既に瀕死の状態である。

スタート地点となる大山三坑から登ること百数十メートル。

我々は大山二坑に到着した。
見よ、この勇士とバッチリ決まった後姿を。


登ってきた面は結構な斜面である。
しかも開発された時期が古い為か、ズリも非常に細かいものが多い。


多分坑口があったと思われる場所だがこの場所に生えている杉ですら太い。
この場所が採掘されていたのは、明治20年より以前だと思われるので優に100年以上経過している。
場所はマーキングしたので次は大山一坑へと向かう。


頂上へ行く寸前に坑道があった。
穴は水平として続いており水平を掘り終えた後にシュリンケージとなったようだ。
坑道前のズリがあまりにも少量であるため別の場所に穴が続いている可能性が高い。


尾根だ、標高は725m程度。
ここまでよく登ってきたな、と自分を褒めちぎってやった。
写真にはないがここから尾根伝いに東へ探索したが試掘、もしくは埋没した旧坑ばかりで一坑は思ったより下の方にあるようで、今回は内匠に行く必要があるため一坑は見送った。
石英が所々に露出しており試掘がし易かった様子が伺える。


アンテナである。
電気もかじっている自分としては信じられないが鉄管のパイプで作られておりしかも結構デカイ。
この鉄管鉱山で使っていたような物である。
アンテナの周りには分配器の様なこれまた見たことが無いクソでかい物が落ちていた。
と言うか、ここまでよくこれだけのパイプを担いできたな、と。


内匠谷旧坑へ進んでいると到着した、ここが760mの頂上だ。
我々は既に虫の息である。

ここからは降りていくだけだが、竪坑が複数有る為慎重に進んでいく。

あぁ、なんて事だ。
旧坑の延長線上にとんでもない範囲の陥没跡がある。
どうやら旧坑は諦めなければならぬようだ。
この辺りは他にも柵がされた竪坑があった。


内匠旧坑である。
やはり大きな堀跡でズリも小さなものが多い。

ズリも石英一色だ。
ここから内匠を順番に見ながら下山した。


ヤンマー SS70Cエンジン その2

2017-11-07 08:19:48 | 日記
分解した部品を掃除していきます。




ヘッドもゴミ落としてから
爆面掃除して、バルブ摺っていきます。




バルブ摺りました。
勿論両ポート掃除してあります。


噴射弁と弁腕組んで錆びないようにオイル塗ってヘッドはお終い。

次に内部見る為にコンデンサー外します。

コンデンサー取付台の内部押さえの17ボルトが水で朽ちてて、折れちゃったので抜きました。
コンデンサーは違う形で付けたいと思いますので水室の掃除のみ。


問題はこのホイールです。
手持ちにこのサイズのメガネが無いので緩める為に簡易メガネ作ります。
ナットは数日前から事前に潤滑液でビチャビチャにさせてあります。


サス板にナットの寸法出して、プラズマで切り出しました。


サス板掛けて中ハンマーで叩いたら数発で外れました。


そして一番の本題がナット外した後のこの状態です。
クランク軸にキーでホイールがガッツり食い込んでいるので
ちょっとやそっとじゃ外れません。
先に抜き出し冶具を作ります。


あてがう板を鉄板から切り出し、板に抜き出し用のボルトピッチ計って穴開けるだけです。
クランク軸に板をあてがい、ボルトを締め込むと板でホイールだけが抜けてくる訳ですが、先にホイールに熱を加えてなければ10㍉くらいの鉄板だと曲がるだけです。
熱を加えず板の厚みだけを増やした場合、ボルトを締め付ける力が過多になり抜き出し用のネジ山がズルになる可能性もあります。


私の手法ですが、ホイールのナット取付座面の外側をTIGで2~3周程炙ります。
この写真は既にホイール炙った後ですので座面の外側にビートがついているのがお分かり頂けるかと思います。
この状態で一度ホイールの熱がとれるのを待ってから冶具を取付ボルトを締め、ハンマーで振動を与えながら少しずつボルトを締めていきます。



焦らずコツコツとすればカンッ! と、外れます。
外れなかった場合はもう一度炙るか、時間を置くか、です。
アセで炙ってもティグで炙ってもそんなに変わりませんのでお試しください。



次にクランク軸を抜く為に燃料ポンプ側のカバー外します。
ガナバギアがクランク軸に取付けられているので外します。
このギアはケースに近すぎてとってーも外しにくいです。


先にホイール側のカバー外し、邪魔なクランクウェイトも外します。
この状態だとガナバギアだけでクランクを支えているだけなので、クランクに傷が付かない様にホイール側にウェスなどで養生してから、ハンマーの柄でクランク軸をホイール側にコンコンすれば、クランクが抜け落ちガバナギアが取れます。


スラスト含め取れました。


燃料側のスラストは綺麗。


ホイール側のスラストは赤出てますが、見てないことにします。


部品はずれて空っぽになっちゃいました。
今回燃料ポンプは外さずに行くのでこの状態から掃除していきます。







ヤンマーYC70  SS70Cエンジン 分解整備

2017-11-01 21:51:04 | 日記
外したエンジンの整備に入ります。
と、その前に一つ注意点。
ここに記載されている整備方法は私の手法であって、整備のやり方は十人十色ですのでご注意を。
作業の過程が人それぞれ違っていても、キッチリと仕上げる仕事をすればよい話。
よく見かけるのが、このやり方が良い、正しい、そのやり方は間違いなどと、すぐ否定反応する方です。
常に答えは一つではありません。


部品取りと化したエンジン・・
このエンジンは別に調子が悪い訳ではないので、リフレッシュしていきます。


即蓋「チャンバー」を外します。


まず分解前に、現在の上死点に合わせて給排気の隙をメモします。
吸2.5 排4.5入りました。
弁腕を外してプッシュロッドを外します。


トルク値も不明な為ポンチ打って位置決めます。
その際にボルトにもそれぞれポンチ打って場所を間違わないようにしておきます。
今回は11時が1とし、そこから時計回りに2,3,4となっていく様にしました。



ヘッドを外しました。
ヘッド面の丸い部分がアンチチャンバーと言う部品です。
今回ここは外さないので軽く説明だけ。
アンチチャンバーは本体は上下を銅パッキン等でガス止めされており、アンチチャンバー自身はピンで位置決めをされており、噴射角度を固定させてあります。
ピンが抜けたりすると、噴射方向がずれて燃焼が上手くいきません。


次にピストンを外します。
下死点にし、即蓋からロッドボルトと小メタル押さえに現在の位置をポンチで打って位置決めします。
小メタル押さえ外したら上死点に合わせて、ロッドをハンマーの柄でコンコンと叩けばすぐに抜けます。


コンコンしてピストンが抜けました。
ピストンに傷やリングの痛みなどもなく問題なさそうです。


シリンダーも油膜が綺麗に張っており問題ない感じ。


ヘッド、ノズル、弁腕、バルブをどぶ付け放置して終了。