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『ブラッド・ワーク』

2003年11月18日 | 映画(は行)
『ブラッド・ワーク』(原題:Blood Work)
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド,ジェフ・ダニエルズ,ワンダ・デ・ジーザス,
   ティナ・リフォード,アンジェリカ・ヒューストン他

クリント・イーストウッドが演じるのは
FBIの心理分析官テリー・マッケレイブ。
連続殺人犯「コード・キラー」は、現場にマッケレイブに宛てた血のメッセージを残す。
「俺を捕まえてみろ、マッケレイブ」という挑発的なその文句。
どうやら、マッケレイブとともにマスコミをにぎわせることに
「コード・キラー」は快感をおぼえているようだ。

現場検証の途中、犯人らしき男を発見したマッケレイブは追跡をはじめる。
しかし、銃を発砲したあと、マッケレイブは心臓発作を起こして倒れてしまう。

2年の月日が流れ、心臓移植を受けた彼は無事退院する。
ヨットハーバーの小さな船で暮らす彼のもとへ
ある日、グラシエラと名乗る女性が訪ねてくる。
彼女は自分の姉がマッケレイブへの心臓提供者だと言う。
グラシエラの姉はコンビニ強盗に殺され、犯人はまだ見つかっていない。
警察の捜査に進歩がないことに苛立つ彼女は、
マッケレイブに犯人捜しを依頼するのだった。

気乗りがしないながらも断れずに協力するマッケレイブ。
捜査を進めていくうちに、現場にたまたま居合わせた不運な被害者だと思われていたグラシエラが
実は狙われていたのではないかと思い当たり……。

著名なハードボイルド作家、マイケル・コナリーのベストセラーを映画化。
原作の邦題は『わが心臓の痛み』です。
「ブラッド・ワーク」とは血液検査のこと。

クリント・イーストウッドはヨタヨタで、走るのも辛そう。
と思ってたら、心臓をやられて倒れるという設定でしたから、あれも演技か!?

ネタバレしちゃいますが、
中盤、「この人が犯人やったら嫌やなぁ」と思ってた人がまさしくそう。
「いちばん怪しくない人が犯人」の定説そのままやんかいさ~。
しかし、やっぱりハラハラどきどきさせられて、
小粒ながら楽しめるサスペンスなのではあります。

イーストウッドに一句。
「いつまでも やれると思うな ラブシーン」。

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