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『ユージュアル・サスペクツ』【テアトル梅田を彩った映画たち】

2022年10月03日 | 映画(や行)
『ユージュアル・サスペクツ』(原題:The Usual Supects)
監督:ブライアン・シンガー
出演:スティーヴン・ボールドウィン,ガブリエル・バーン,チャズ・パルミンテリ,ケヴィン・ポラック,
   ピート・ポスルスウェイト,ケヴィン・スペイシー,スージー・エイミス,ベニチオ・デル・トロ,ダン・ヘダヤ他
 
寂しいですねぇ、テアトル梅田の閉館。
これもさよなら興行中に観た作品。『よだかの片想い』とのハシゴでした。
当然、本作も満席。
 
ブライアン・シンガー監督の名を世界的に知らしめた1995年の作品。
シンガー監督は『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)のクレジット上の監督ではありますが、
いろいろと揉め事を起こして撮影終了前に解雇されていたというのも有名な話。
 
本作を最初に観たのがいつどこでだったのか覚えていません。
だけど、なんて面白いんだと衝撃を受けたことは覚えています。
 
銃器強奪事件の容疑者として捕らえられた5人の前科者
“The Usual Supects”は直訳すると「常連の容疑者」で、これらの前科者を示しています。
 
5人の内訳は、元汚職刑事のキートン(ガブリエル・バーン)、
強盗コンビのマクマナス(スティーヴン・ボールドウィン)とフェンスター(ベニチオ・デル・トロ)、
爆弾製造の専門家ホックニー(ケヴィン・ポラック)、身体障害者で詐欺師のキント(ケヴィン・スペイシー)。
5人は立件されずに釈放になるが、後日、麻薬密輸船の爆発炎上事故が置き、そこに彼らは居合わせていた。
密輸関係者と共に5人のうち4人が亡くなり、唯一怪我もなく生き残ったのはキントのみ。
関税局の捜査官クイヤン(チャズ・パルミンテリ)がキントに詰問するが……。
 
ネタバレするとまったく面白くない。だから未見の人には何も知らずに観てほしい。
すべてがわかったときの衝撃といったら、こりゃすごい監督が出てきたと驚愕したものです。
 
キント役のケヴィン・スペイシーがセクハラ問題でやり玉に挙げられ、今は見なくなりました。
詳細はわかりませんが、彼の演技が見られなくなったのはとても残念。
スティーヴ・ボールドウィンは何を思ったかケヴィン・コスナーを訴えて敗訴しているし、
コバヤシ役だったピート・ポスルスウェイトは10年以上前に他界。
今なお活躍中と言ってよいのはベニチオ・デル・トロぐらいでしょうか。
巡査部長役のダン・ヘダヤなんかは脇役で非常によく見かけますけれど。
キートンの恋人イーディ役のスージー・エイミスはジェームズ・キャメロン監督と結婚したから、大当たりかな。
 
観たことない人、DVDでも配信でも何でもいいから、ぜひご覧ください。

そしてこの後は3回目の『トップガン』×『トップガン マーヴェリック』連続上映に行ったのでした。

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