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『ゴッドファーザー』

2020年05月27日 | 映画(か行)
『ゴッドファーザー』(原題:The Godfather)
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:マーロン・ブランド,アル・パチーノ,ジェームズ・カーン,ダイアン・キートン,
   ロバード・デュヴァル,リチャード・カステラーノ,リチャード・コンテ他
 
これも大阪ステーションシティシネマにて。
“午前十時の映画祭10+”で上映中。
 
製作されたのは前述の『スティング』の前年、1972年。
これもテレビではもちろん観たことがありますが、劇場では観ていないことに気づく。
1970年代の初めはまだ小学校に入るか入らないかでしたから、
当時家族で観に行ったことをはっきりと覚えている洋画はこれぐらい。
『ゴッドファーザー』を観てもたぶん集中できなかっただろうなぁ。
 
説明するまでもない、フランシス・フォード・コッポラの代表作。
アメリカに生きるイタリア系マフィアのファミリー。
その栄光と悲劇が描かれています。175分の長編ですが、飽きるところなし。
 
暗黒街のボス、ドン・コルレオーネを演じるのはマーロン・ブランド
彼の長男であるソニー役にはジェームズ・カーン
このソニーは女癖が悪くて喧嘩っ早い奴なんですが、妹思いの良き兄でもある。
そのせいで罠にはめられて殺されてしまうところは悲しい。
ソニーが死んでしまって、ボスを継ぐことになる次男、マイケル役がアル・パチーノ
大学出でぼんぼんの彼は、この世界とは違う世界で生きるはずだったのに。
最初はまさにぼんぼんの顔をしたパチーノが、
どんどんマフィアのボスの顔つきに変わってゆくところが凄い。
 
いいなぁと思ったのは、実の息子ではないけれどドンに育てられたトム。
弁護士になり、ドンの相談役となっている彼を演じるのはロバート・デュヴァル
若い頃からいい役者だったんですねぇ。
彼も含めて、本作の主たる俳優はまだ活躍中の人が多い。
 
3部作の1つめをこうしてスクリーンで観ることができたので、
2つめと3つめも観たいんですけど、また“午前十時の映画祭”でお願いできませんか。
 
どうでもいいことですが、若かりし頃のジェームズ・カーンって、
エドワード・バーンズに似ていると思う。

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