『もち』
監督:小松真弓
出演:佐藤由奈,蓬田稔,佐藤詩萌,佐々木俊,畠山育王他
TOHOシネマズ梅田で前述の『はちどり』を観た後、テアトル梅田へ移動して。
岩手県一関市を舞台にしたご当地ムービー。
役者は演技経験のない地元の人々だそうです。
14歳の中学生ユナ(佐藤由奈)は、閉校が決まった中学校にかよっている。
この学校の最後の卒業生になるのだ。
祖母が亡くなり、その葬儀を執りおこなう日、
祖父(蓬田稔)は突然、餅を搗くと言い出す。
すでに餅搗き器で搗いた餅があるというのに、何を思ってのことか。
祖父に言われるままに臼と杵を持ち出し、合いの手を入れるユナだったが……。
岩手県一関市本寺地区はおよそ800年前の景観がそのまま守られてきた土地だそうです。
ここには古くから餅の文化が根付き、ひとつの臼で餅を搗いては皆で食べるのが当たり前。
餅に込められた意味に触れることができます。
ただ、正直言って面白い作品だったかと聞かれると微妙。
60分の作品なのに、普通の尺の作品と同じ鑑賞料金だし、
演技経験のない人ばかりだから、いろいろと素人くさいのは否めません。
だけど、ご当地ムービーは否定しちゃいけないだろうと思うのです。
住民が参加して、盛り上げて、1本の映画を撮る。
それをつまらんだとかなんとか、一刀両断することなんてとてもできない。
みんなで映画をつくり上げた、そのドキュメンタリーとして観るべきかと。
餅にデコレーションして好きな人にプレゼントするのを見るのは初めて。
これって、餅が硬くなったりしないんですか。
って、どうでもええか、そんなことは。(^^;