夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ウィンブルドン』

2005年09月27日 | 映画(あ行)
『ウィンブルドン』(原題:Wimbledon)
監督:リチャード・ロンクレイン
出演:キルスティン・ダンスト,ポール・ベタニー,ニコライ・コスター=ワルドウ他

タイトルどおり、テニス4大トーナメントのひとつ、
全英オープン「ウィンブルドン」を舞台にしたラブ・コメディ。
私はテニスをしないので、今年春の公開時、
テニスというよりも役者に惹かれていました。

絶頂期は世界11位にランクされるも、今は落ち目のテニス選手ピーター。
ウィンブルドンにワイルドカードで出場することが決定し、
勝っても負けてもこれを最後に引退を考えている。
家族が観にくると必ず負けるため、両親は縁起を担いで観に来ない。
弟は相手選手に賭ける始末。

暗い気持ちで宿泊先のホテルに向かったピーターは、
フロントでスイートルームの鍵を渡される。
まちがいだと知りつつスイートルームに入ってみると、
女子の優勝候補である超人気選手リジーがシャワーを浴びている最中。
慌てて詫びると部屋を後にする。

翌日、練習中に出会ったピーターとリジー。
早速約束を取りつけようとするピーターに、リジーはOKの返事。
こうしてふたりの交際が始まる。

恋のおかげでピーターの調子は急上昇。大穴として勝ち進む。
対してリジーは大乱調。彼女の父親も交際を認めず、試合に専念するように叱る。
ウィンブルドンと恋の行方は如何に。

『ノッティングヒルの恋人』(1999)、『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)、
『ラブ・アクチュアリー』(2003)の製作者たちが名を連ねているといえば、
作品の雰囲気は察しがつくでしょう。

気に入らなかったのは字幕。
ふたりの台詞が常に同時に出されるので、
まだ喋ってもいないうちから片方の台詞も丸出し。
非常に読みにくく、わかりづらいです。

とは言うものの、テンポはそれなりに良く、テニスのシーンも迫力がありました。
ウィンブルドンの大会中、センターコートにカメラが入ったのは
これが初めての作品だとか。
クリス・エバート・ロイド、ジョン・マッケンローも
解説者として登場、出演を楽しんでいたようです。

ピーターの親友が○。
友人同士の対決となってピーターに破れたあと、ピーターを心から応援します。
強豪との試合の前にはこんなアドバイスも。
「我々のテニス観を見直してみた。案外簡単だ。
 球をネットの向こうへ。できるだけ強く、深く。
 それを数多くおこなう」。

テニスをされる方、どうですか。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『タッチ・オブ・スパイス』 | トップ | 阪神、優勝。〈前置き〉 »

映画(あ行)」カテゴリの最新記事