夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

ホルプ滞在記〈その1〉

2006年06月24日 | ほぼ非映画(旅行)
昨年9月のオハイオ滞在記に続き、
またしても映画にほとんど関係ないドイツ旅行記です。
まずは長い長い前置きを。

サッカーについて、愛国心の調査があるとしたら、
わが家はゼロどころかマイナスかもしれません。
もともと私は阪神一筋で、サッカーの知識は皆無に近く、
自身ゴールキーパーかつ指導者であるダンナの言うことがすべてです。
Jリーグも観ないし、日本代表の試合も観ない。
それでもオフトのことは敬愛し、トルシエのときも
まだおもしろみを感じてたまには観ていたダンナですが、
ジーコになってからというもの、
観るべき点、何もなしと、全然観なくなりました。
宮本のことは以前から大好き、サインがほしいそうですけど。

今回のワールドカップ、ダンナの願いはただひとつ。
ヨーロッパでヨーロッパの国の試合が観たい!
次回の開催地は南アフリカ、その次はおそらく南米。
そうなると、生きている間、そこそこ元気に歩き回れるうちに
ヨーロッパで観戦できそうな機会はこれがラストチャンスかも。
だったら、何が何でも行かなければ。

ちょうど日韓共同開催だった4年前のこの時期もドイツにいました。
開催地ではないので今年の盛りあがりようとは異なりますが、
それでもドイツ戦のある日は町から人気(ひとけ)が途絶え、
誰もがテレビ観戦に夢中になります。
現地の人しか訪れそうにない田舎のお城へ行ったとき、
切符売場のおっちゃんから言われたのは、
「城内を案内してあげたいけど、他に客もいないし、
これからドイツ戦だから。また後で来て」。

ドイツではどんな小さな町にもクラブチームがあり、
そのいずれも立派なクラブハウス付のグラウンドを所有しているようです。
4年前、滞在したホルプという町で、
ダンナは練習に参加させてもらいました。
日の長いこの季節、夜10時頃までは照明も不要。
天然芝の気持ちいいグラウンドで、
これぞゲルマン魂かという同じ練習をひたすら地味にくり返し、
でもみんな飽きる様子もなく、実に楽しそう。
練習後はクラブハウスでビールを浴びるほど飲み、
元気に帰宅してゆきます。

この町、ホルプに今回も滞在すべく、
ホルプからいちばん近いスタジアム、シュトゥットガルトの
ゴットリーブ・ダイムラー・シュタディオンで開催される試合を狙い、
落選すれども申し込みを続け、GW前にやっと来ました!
スペインvsチュニジアの当選通知。

さて、ようやく本編へ。

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