夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ドーン・オブ・ザ・デッド』

2005年01月24日 | 映画(た行)
『ドーン・オブ・ザ・デッド』(原題:Dawn of the Dead)
監督:ザック・スナイダー
出演:サラ・ポーリー,ヴィング・レイムズ,ジェイク・ウェバー他

眠りが浅くて、しょっちゅう夢を見るので、
その夢に出てきそうなホラーは大の苦手。
ホラーに分類されていても、心理的にゾクゾクして、
心霊現象に何らかの理由があるもの(たとえば『アザーズ』(2001))はいいんですが、
オカルト系やアクションホラーはとても苦手。

だから、名作と言われるホラーもほぼ未見。
しかし、ここらで「ホラーの壁」を破っておかなければ一生観られないかもと思い、
ハリウッド嫌いで有名なサラ・ポーリー
初出演したハリウッド大作ということもあり、レンタルを決意。
ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』(1978)のリメイクです。

ワシントン州。
看護婦のアナは勤務を終えて帰宅。
夫ルイスとともに眠りにつくが、寝室のドアの向こうに誰かがいることに気づく。
それは、ゾンビと化した隣家の少女だった。
凄まじい勢いで少女に襲いかかられたルイスは、
喉を噛み切られて息を引き取ったかと思われたが、すぐさまゾンビとして復活。

ルイスを振りきり、アナはなんとか自宅を脱出。
外では無数のゾンビが走り回っていた。
まだ正常な人間たちは、一刻も早く逃げようと
ゾンビを車でひき殺し、銃を撃ちまくっている。
あちこちに火の手が上がるなか、アナは無我夢中で車を飛ばす。

やがて、アナは生存者である警官ケネス、
電化製品の販売員マイケル、
麻薬の売人アンドレとその妻ルダに出会う。
5人は生き延びるため、無人のはずのショッピングモールへと向かうのだが……。

当然オリジナルは観てないので比べられませんが、
オリジナル信奉者は不満いっぱいのようです。
しかし、これがホラー鑑賞第1作とも言える私はめちゃめちゃ楽しかったです。

何しろ、いい役者陣が揃っているのになんでゾンビが発生したのかとか、
そんな細かいことは一切なしの超B級。
のっけからゾンビだらけで、最後まで心臓が持たんかもと思いました。

モールの屋上から俳優似のゾンビを狙って銃で頭をぶち抜くゲームをしたり、
チェーンソーでゾンビをぶった切ったり、
でも、そんな残酷描写中にもユーモアがたっぷり。

この作品、「走るゾンビ」がウリなんですけどね、マジですんげぇ速いのよ。
そんなごっついスピードで走られたら、怖いけどワラけるっちゅうの!

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