「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

春日基地祭に行ってきました♪

2015年11月10日 | 航空自衛隊

・・・観艦式から帰った、その週末、航空自衛隊春日基地祭にお邪魔してまいりました('ω')ノ


その翌日は、築城基地の航空祭でして、なんでも、必ず築城航空祭と抱き合わせ(?)的に、春日基地祭が前日に行われるのだそうです。


・・・そして、私は、築城航空祭には行かずに、春日基地祭だけ行ってまいりました。


さすがに、築城まで行く気力がありませんでした・・・(-_-;)






というわけで、


春日基地に行ってきたのですが、基地祭ということで、10時前には行ったほうがいいよね、と思って、


それくらいを目安に行ったのです。


あの、陸上自衛隊の駐屯地記念行事のイメージがあったので、なんか、ああいうセレモニー的なものがあるのかな?


と思いまして。


・・・そして、いざ行ってみると、特にそういうのはなかったんで、けっこう驚きました(笑)


そういえば、航空祭でもそうでしたよね。


やっぱり、陸海空、本当に違うんだなぁとしみじみ思ったのでした。


ちなみに、この日、一番の楽しみは、配給…じゃない、炊事車による「豚汁」の炊き出しです( *´艸`)


これ、この前アップした、春日基地見学の記事の中で取り上げていた、あの炊事車による炊き出しです。


でも、炊き出しまで時間があったので、しばし待つことに。


その間、航空学生による、ファンシードリルが行われました


このファンシードリル、編隊飛行で必要な感覚とリンクしているらしいです。


言われてみれば、なるほど、と思いました。


航空学生が入場して、ここで私は・・・おそらく、この来場者の中で一人だけ驚いていたんじゃなかろうかと思います。


なぜなら、この時にいきなり栄誉礼が行われたからしかも、観閲そのままで



わかりますか


壇上には、基地司令の森田空将補がいらしてて、さらに、一日基地司令の地元アイドルと、春日市長と、協力会の理事長がいて、


四人がそのまま壇上いるんです。


観閲側と受閲側が、互いにじ~~~~~っと相対している感じですよ(笑)


初めてのバージョンなので、けっこうびっくりしました。


その後に、ファンシードリルが始まります。


ドリルは、写真じゃなく動画だろうということに、途中で気づいてしまったので、ネットから探したのですが、


2010年のしかありませんでした…が、内容はほぼ同じですので、ご覧ください。

20101113 春日基地 ファンシードリル



見ていて思ったのは、防大のファンシードリルよりも、ずっと複雑で時間も長かった、ということです。


しかし、まぁ、やっぱりファンシードリルはカッコいい







うっとりしたあとは、おあつらえに「豚汁炊き出し」が解禁になっておりました。


最後までドリルを見た後で、列に向かったらすでにけっこう長蛇に。



それでも、まだマシでしたけどね。


あっという間に倍の長さになりました。


この時、炊事車は二台あって、当然列も二列あったのですが、後で聞いたところによると、この二台は味が違うんだそうですね。


・・・知らなかった・・・。


だからって、あの長蛇の列を見ると、数に限りがあるわけだし、とてもじゃないけど、二つ味わおうとは思わないけどもねぇ"(-""-)"







炊き出しに精を出す空自さんたち。


・・・こういう光景って、どうしても陸上自衛隊のイメージが強いと思うんですよね。


だけど、しつこいようですが、


航空自衛隊は戦闘機だけじゃないから


ということを、少しでも多くの人に知ってほしいなぁと思う次第です。


そんなことを考えていると、順番が来ました。


豚汁を受け取り、一味を入れます。



テント内のテーブルで頂きました~~



もうお昼だったので、出店でから揚げと・・・白ワインとチーズを買いました~( *´艸`)


お昼から飲めるって幸せですね


しかし、今まで行ったどの基地祭とも記念行事とも違う、まったりとしたこの昼下がり・・・何気に楽しくて幸せでした(笑)






その後は、ペトリさんの展示が行われたのですが、残念ながら、最初しか見ることができませんでした・・・(ノД`)・゜・。


でも、その入場、土ぼこりを上げてグラウンドに入って来たペトリさん、そのBGMが、ワグナーのワルキューレだったんですよ


いやぁ、かっこよかった


狭いグラウンドを、5~6台のペトリさんがグルグル土ぼこりを上げながら回るの、ワルキューレをBGMに


この選曲をした人を、私は褒めてあげたい


・・・しかし、ここで時間切れ。


この日のハイライトとも言える、次のイベントに向かわねばなりませんでしたので・・・。






さて、その次のイベントなのですが・・・・・・・これが、整理券がないと入ることができないという、この日の中でも、希少性の高いものです。


それはなにか・・・。


そう、それは春日基地のひみつ基地ことDC、防空指令所の体験コーナーです。


海自ファンの方にわかりやすく言うなら、航空自衛隊Ver.CICとでも言いましょうか


・・・つまり、民間人は決して立ち入ることの許されない、聖域なのです…本物の防空司令所はね。


そこに、わざわざテントをはって、なんとなくDCを再現させた仮設ブースがあり、そこに入るのも許された者(整理券を持つ者)のみなのです。



コレ↑↑↑


・・・しかし、こういうのも、空自さんたちがこの日のために、忙しい合間をぬって手作りされたんですよね・・・(ノ_)


そして、そのひみつ基地にいよいよ潜入





わくわくしますね~この雰囲気( *´艸`)


リアルに、いつもこのお仕事をされている空自さんたちが席につかれます。



要は、ひみつ基地では、領空侵犯の恐れがある国籍不明機が近づいてくる時に、その対処の指示をするところなんですね。


実際には、このひみつ基地はこの春日基地の敷地内とは離れたところの地下にあり、本当に民間人は立ち入れません。


そんなところでのお仕事の様子の模擬展示をしてくれるのだから、そりゃあもう、楽しみですよ~


しかし、ここで、この場で一番エライ人「シニア」の役を、我々民間人に体験させてくれるというではないの


そんなこといわれたら、そりゃあ、やるよね、うん(笑)


ってわけで、


WAFさんが


「どなたか希望される方」


の最後の「た」を言い終わるのと同時に、


「はいっ


と勢いよく手を挙げた私。


「あっ、じゃあ」


と、笑顔で指名していただきました~


・・・かくして、シニアの役GET


席について、指示を仰ぎます。


右隣に、そのWAFさんがいてくれて「アシスタント」をしてくれる上に、


左隣には、カンペを用意して待機してくれている空自さんがいます・・・が、結構緊張します。


これまで艦では「入港用意」と「出港用意」だけしか言ったことがないのに、今回はそれに比べると長丁場です。


…って、いいながらも、ほとんどのセリフは「了解」だけでよかったんですけどね(笑)


なんだけど、やっぱ緊張しました。


前に座っているオペレーターが、それぞれ早口で色々報告してくれます(・・・が、私、さっぱりわからない)


その様子がかっこよくて、


「うわ~、要撃管制官ってかっこえぇ~」


とか思いながらシニアごっこをさせて頂いておりましたら、スクリーンに映る、突如現れたUNKNOWN機。


前にいたイケメンな管制官が、後ろを振り返って私を見て、


「シニア、〇〇〇〇〇〇」(←報告内容を覚えていない・・・)


と報告してくれて、なんのこっちゃかさっぱりわからない私に、アシスタントのWAFさんが、


「シニア、〇〇〇〇〇です。このまま〇〇〇します」(←やっぱり覚えていない)


というので、


「了解」


とここだけカッコつけて言う、の繰り返し・・・だったところに、警告を無視して領空内に近づいてくるUNKNOWN機。


「シニア、警告にしていますが、うんたらかんたら・・・」


とまた、前から報告が来て、隣のWAFさんから、


「シニア、うんたらかんたら・・・・です。緊急発進を要請してください」


と、スクランブルをかけることになりました。


・・・これ、あれですよ・・・艦でいうと、艦長の出港用意くらいの重要なワードですよ・・・・。


左隣の自衛官さんが、「スクランブルなんとか」と書いてあるカンペを立ててくれたので、


そのカンペの通りに言って、お手製のクイズの「ピンポーン」ってやる赤いボタンみたいなのを、押しました。


目の前のスクリーンに、実際にスクランブルがかかった時の映像が流れます。


それから、実際にF2だったかF15だったか忘れましたが・・・戦闘機との交信を始めてくれます。


って言っても、戦闘機側は録音で、それに合わせて、コチラのリアル管制官が話す、という感じです。


このわずか15分くらいの間に、どれだけ


「了解」


って言ったかわかんないってくらい、言ったら、無事にUNKNOWN機は出て行ってくれました。


その後のキメ台詞(?)を、差し出されたカンペのままに無事に言い終わると、WAFさんが笑顔で、


「シニア、無事に任務を完了しました。みんなに、労いの言葉をかけてあげてください


と、まさかの無茶ぶり


っていうか、どこまで役に入り込んでいいのか判断が付きかねた私は、前半=シニア役のまま、後半=素、


という、なんか非常に中途半端な感じで言う羽目になってしまいました・・・。


「・・・・み、みんなのおかげで無事に撃退できた、ありがとう・・・(←この辺、迷いつつ役に入り込んだまま)

 あっ、あの~、いつも、日本の空をこうやって守ってくださって、本当にありがとうございます!おつかれさまです(←素)」


微妙な感じの締めになってしまいました(ノД`)・゜・。


しかし、すっごく楽しかったです


そして、WAFさんにも言ったのですが、こんな「ごっこ」でこんなに緊張するんですよね・・・実際はどれほど緊張することか・・・


もう、本当に一秒を争う中で判断をしていかないといけないんですよね。


「ごっこ」といえど、本当に貴重な体験をさせて頂き、感激でした


そして、その後で、まさかの記念品を頂いちゃいました


もう、ほんっとにいろいろとありがとうございました







ブルーのタオルは、長かったので二つに折って撮影しただけで、1枚ものです。


・・・しかし、これ、4番機までしか描いてないんだけど、5番機と6番機はいずこへ????






その後は、車両展示のコーナーへ移動。



航空機のそばには、必ず消防車が待機しています。


そして、給油車に乗った時、発見。



・・・うん、そうだよね・・・まずは、そうだよね(笑)


そして、防護服の試着コーナーでは、



ちびっ子、可愛いぞ~~~~


宇宙人みたい(笑)かわいい~~~~( *´艸`)


で、隣で座っているのは、ずっと人形だと思っていたわけです(笑)


そしたら、いきなり動いた


「中にはどんな人が入っているんですか?」


と聞いたら、



この顔にそっくりな奴、と言われたのですが、いやいやいや・・・イケメンさんでしたよ~(*'ω'*)


思いもよらぬところで、きゃいきゃい楽しんでいたら、もうお開きの時間でした・・・・。


すっごく楽しかった


航空自衛隊基地のイベントって、どうしてもブルーインパルスがメインになりますが、


ブルーどころか戦闘機も飛ばないのが、この春日基地です。


だけど、だからこそ、来た人に楽しんでほしい自衛隊を好きになってほしいという気持ちが込められていたと、私は感じました。


小さな工夫が、自衛官の気持ちを伝えてくれました。


航空祭と比べると、確かに地味かもしれない・・・でも、だからこそ、航空自衛隊の見えないお仕事に触れて、知ることができる、


とても貴重な機会だと思います。


学校の文化祭みたいな、手作り感覚も好きでした。


とても楽しかったです(*'▽')


春日基地の皆さま、ありがとうございました









やってきました観艦式‼   ~ 最高指揮官訓示 ~

2015年11月04日 | 海上自衛隊

さて、この内容で、観艦式レポートを締めくくります。


私は、朝0800時にラッパが聞こえてきた瞬間、もう、居てもたってもいられず、


ほぼ起き抜けでヴェルニー公園に向かいました。


やっぱり、出港なりと見たいなぁ…と思いまして。









先に、くらまが出港します。


…この「くらま」の出港場面も、あと何回見られるのだろう、と思わずにいられません。


本当に美しい艦なのに…残念…。


見送った後、



ネット中継を見る時、花ちゃんと一緒に食べようと、カレーを二種類購入


あとは、ずっと買おうと決めていた「チョロしま」( *´艸`)








さて、観艦式本番、何よりも私が感動したのは、そう、最高指揮官たる総理大臣安倍晋三閣下の訓示です。


以下、全文を掲載します。



  本日の観艦式に臨み、堂々たる艦隊、整斉たる航空機、そして高い練度を示す隊員諸君の凛々しい姿に接し、自衛隊の最高指揮官として、

  大変心強く、頼もしく思います。
 
  海に囲まれ、海に生きる。海の安全を自らの安全とする国が、日本です。我々には、「自由で、平和な海を守る国」としての責任がある。

  その崇高なる務めを、諸君は、立派に果たしてくれています。

  この大海原の真ん中にあって、波濤をものともせず、正確無比なる「海の防人たち」の勇姿を目の当たりにし、その感激もひとしおであります。

  荒波を恐れず、乱気流を乗り越え、泥まみれになってもなお、ただ一心に、日本の平和を守り続けてきた、全ての隊員諸君。

  この困難な任務に就く道を、自らの意思で進み、自衛隊員となった諸君は、日本の誇りであります。
 
  この夏、先の大戦から、70回目の8月15日を迎えました。

  この70年間、日本は、ひたすらに平和国家としての道を歩んできました。それは、諸君たち自衛隊の存在なくして、語ることはできません。

  先人たちは、変転する国際情勢のもと、平和を守るために、そして、平和を愛するがゆえに、自衛隊を創設したわけであります。
 
  残念なことに、諸君の先輩たちは、心無い、多くの批判にさらされてきました。中には、自衛隊の存在自体が憲法に違反する、

  といった議論すらありました。
 
  しかし、そうした批判に歯を食いしばり、国の存立を全うし、国民を守るために、黙々と任務を果たしてきた、諸君の先輩たち。

  現在の平和は、その弛まぬ努力の上に、築かれたものであります。
 


  相次ぐ自然災害。そこには、必ず、諸君たちの姿がありました。
 
  先月の関東・東北豪雨における、ヘリコプター部隊による懸命の救助活動。逃げ遅れた人々を救うため、危険も顧みず、

  濁流へと飛び込む自衛隊員の姿は、多くの国民の目に、鮮明に焼きついています。
 
  豪雪、地震、火山の噴火。自衛隊の災害派遣は、実に4万回に達します。

  そして今や、自衛隊に対する国民の信頼は、揺るぎないものであります。その自信を持って、これからも、あらゆる任務に全力で

  あたってほしいと思います。
 


  我々には、もう一つ、忘れてはならない8月15日があります。
  
 「緊急発進せよ」
 
 16年前の8月15日、宮崎県の新田原基地に、夜明け前の静寂を切り裂く、サイレンが鳴り響きました。
 
 国籍不明機による領空接近に、近者明宏2等空佐と、森山将英3等空佐は、F4戦闘機でスクランブル発進しました。
 
 稲妻が轟く悪天候も、上昇性能ぎりぎりの高い空も、二人は、まったく恐れることはありませんでした。
 
 そして、「目標発見」の声。「領空侵犯は決して許さない」という、二人の強い決意が、国籍不明機を見事に追い詰め、

 我が国の主権を守りました。
 
 しかし、その直後、突然、交信が途絶えてしまった。二人が再び基地に戻ることはありませんでした。
 
 「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託に応える。」
 
 この宣誓に違うことなく、近者2等空佐と、森山3等空佐は、文字通り、命を懸けて、自衛隊員としての強い使命感と責任感を、

 私たちに示してくれました。
 
 アジア太平洋地域における諸君の確固たるプレゼンスが、米国や、志を共にする民主主義諸国とともに、冷戦を勝利へと導き、

 そして日本の平和を守ってきた。そのことは、歴史が証明しています。

 諸君を前にするたび、私は、一つの言葉を思い出します。
 
 「雪中の松柏、いよいよ青々たり」
 
 雪が降り積もる中でも、青々と葉をつけ、凛とした松の木の佇まい。

 いかなる困難に直面しても、強い信念を持って立ち向かう人を、讃える言葉であります。
 
 ただ、ひたすら、国民のため。その志を抱いて、24時間365日、大きなリスクもいとわず、任務を全うする。

 諸君の崇高なる覚悟に、改めて、心から敬意を表します。
 
 どうか諸君には、これからも、どんな風雪にもビクともしない、松の木のごとく、いかなる厳しい任務にも耐えてもらいたい。

 そして、常に、国民のそばにあって、安心と勇気を与える存在であってほしいと願います。
 
 遥かかなた、アフリカ・ソマリア沖。海の大動脈・アデン湾は、かつて、年間200件を上回る、海賊襲撃事案が発生していた、危険な海でした。
 
 ここを通過する、ある船の日本人船長は、海賊への不安を口にする乗員やその家族にこう語ったそうであります。
 
「海上自衛隊が護ってくれるから大丈夫だ。安心していいんだ。」

 今年ついに、海賊による襲撃事案はゼロになりました。諸君の献身的な努力の結果であり、世界に誇るべき大成果であります。

 そして、戦後初めて、自衛隊から多国籍部隊の司令官が誕生しました。これは、これまでの自衛隊の活動が、国際的に高く評価され、

 信頼されている、何よりの証でありましょう。
 
 先日来日したフィリピンのアキノ大統領は、国会で演説を行い、このように語っています。
 
 「かつて、戦艦『伊勢』が、史上最大の海戦に参加するため、フィリピンの海域を航行しました。」
 
 「しかし、2年前の台風の時、同じ名前の、護衛艦『いせ』は、救援、思いやり、そして連帯を、被災者に届けてくれた」のだと。
 
 これまでの自衛隊の国際協力は、間違いなく、世界の平和と安定に大きく貢献している。大いに感謝されている。

 世界が、諸君の力を、頼みにしています。
 
 その大いなる誇りを胸に、諸君には、より一層の役割を担ってもらいたいと思います。
 
 さて、本日の観艦式には、オーストラリア、フランス、インド、韓国、そしてアメリカの艦艇が参加してくれています。

 全ての乗組員の皆さん。はるばる御参加いただき、ありがとうございます。
 
 また、本日は、アメリカの空母ロナルド・レーガンも、日米共同訓練の途中、姿を見せてくれました。

 東日本大震災の時、被災地に駆けつけてくれた、「トモダチ」であります。今月から、横須賀を母港に、再び日本の守りに就いてくれる。

 ありがとう。ようこそ日本へ。心から歓迎します。
 
 日本は、皆さんの母国をはじめ、国際社会と手を携えながら、「自由で平和な海」を守るため、全力を尽くします。

 「積極的平和主義」の旗を高く掲げ、世界の平和と繁栄に、これまで以上に貢献していく決意であります。
 
 「平和」は、他人から与えられるものではありません。自らの手で勝ち取るものであります。
 
 イギリスの元首相・チャーチルは、ヨーロッパがミュンヘン会談など安易な宥和政策を重ねながら、最終的に第二次世界大戦へと

 進んで行ってしまった、その道のりを振り返り、次のように述べています。
 
 「最初はすべてが容易であったが、後には事態が一段と困難になる。

  そして、この戦争ほど「防止することが容易だった戦争は、かつて無かった」

 こう反省しています。
 
 二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。そのために、私たちは、常に、最善を尽くさなければなりません。国際情勢の変化に目を凝らし、

 必要な自衛の措置とは何かを考える。そして、不断に抑止力を高め、不戦の誓いをより確かなものとしていく。

 私たちには、その大きな責任があります。

 日本を取り巻く安全保障環境は、一層厳しさを増しています。望むと望まざるとに関わらず、脅威は容易に国境を越えてくる。

 もはや、どの国も、一国のみでは対応できない時代です。
 
 そうした時代にあっても、国民の命と平和な暮らしは、断固として守り抜く。そのための法的基盤が、先般成立した平和安全法制であります。

 積極的な平和外交も、今後、一層強化してまいります。
 
 私たちの子どもたち、そして、そのまた子どもたちへと、「戦争のない平和な日本」を引き渡すため、諸君には、さらなる任務を

 果たしてもらいたいと思います。私は、諸君と共に、その先頭に立って、全力を尽くす覚悟であります。
 
 御家族の皆様。
 
 大切な伴侶やお子様、御家族を、隊員として送り出して下さっていることに、最高指揮官として心から感謝申し上げます。

 皆さんの支えがあるからこそ、彼らは全力を出し切って、国民の命と平和な暮らしを守ることができる。本当に、ありがとうございます。

 彼らがしっかりと任務を遂行できるよう、万全を期すことを、改めて、お約束いたします。
 
 さらに、常日頃から自衛隊に御理解と御協力をいただいている御来賓の方々をはじめ関係者の皆様に対しても、この場を借りて、

 感謝申し上げたいと思います。
 
 隊員の諸君。
 
 諸君の前には、これからも、荒れ狂う海が待ち構えているに違いない。しかし、諸君の後ろには、常に、諸君を信頼し、諸君を頼りにする、

 日本国民がいます。
 
 私と、日本国民は、全国25万人の自衛隊と共にある。その誇りと自信を胸に、それぞれの持ち場において、自衛隊の果たすべき役割を

 全うしてください。大いに期待しています。

 平成27年10月18日
 自衛隊最高指揮官
 内閣総理大臣 安倍晋三



…かつて、これほどまでに自衛官のみならず家族、そして、これまで自衛隊を支えてきたOBの皆さんに寄り添った訓示があったでしょうか?


観艦式の目的の一つに、士気の高揚というのがあります。


ことに、前回、前々回は士気が高揚するどころか、下落の一途をたどりそうな最高指揮官でした。


それらとは比較すべくもありませんが、今回の安倍首相の訓示は歴史に残る名訓示と言っていいでしょう。










「戦後70年の平和」は憲法ではなく、自衛隊によって守られてきた、と明言している点といい、


海上自衛隊の観艦式であっても、三幕全てに配慮され、労われている点といい、


創設当初からつい最近まで、自衛隊が批判にさられていた点に慮っている点といい、


さりげなく、集団的自衛権の必要性に言及している点といい、非の打ちどころのない訓示だったと言えます。


何より、ご家族に対して、


「大切な伴侶やお子様、御家族を、隊員として送り出して下さっていることに、最高指揮官として心から感謝申し上げます。

 皆さんの支えがあるからこそ、彼らは全力を出し切って、国民の命と平和な暮らしを守ることができる。本当に、ありがとうございます。

 彼らがしっかりと任務を遂行できるよう、万全を期すことを、改めて、お約束いたします。」


というところに、私は感銘を受けました。


首相にとっては大切な国民でもあり、しかし、国家と国民を護るために危険を冒させねばならない自衛官を、


可能な限り法的に守るのが、文人の役目であろうと思います。


「彼らがしっかりと任務を遂行できるよう、万全を期すことを、改めて、お約束いたします。」


この一文に、まさに、安保法案に対する思いが込められていたのではないか、と私は感じました。


個人的には、フィリピンのアキノ大統領の件が、やはりじ~んと来ました。


この時の「いせ」には、艦長はじめ、お世話になった方たちがたくさんいて、自分の中でも何かと思い出深い海外派遣だったからです。


惜しむらくは、この時の観艦式には「いせ」は不参加でしたが、すぐに、YouTubeの動画を、


当時の艦長だった梅崎司令と、現在の高田艦長に送りました。


当時の副長さんも現副長さんに、すぐに知らせたそうです。


観艦式には参加していなかったものの、訓示の中で出てくるのは非常に名誉なことであるのは間違いないので、やはり、


訓練中でおそらくそのことを知らないと思われる「いせ」の乗員さんたちに、そのことを知らせてあげたいという思いは、


当然沸き立つものであろうと思います。












有名な、吉田茂の防衛大一期生に向けられた「どうか耐えてほしい」という言葉。


…それから60年経ってようやく、「私と日本国民は、全国25万人の自衛隊と共にある」という言葉に変わったのです。


これは、涙なしには聞けませんでした。


聞き及ぶところによると、艦上で聞いてたOBさんが、目に涙を浮かべていらしたそうです。


安倍首相は、決してスピーチが巧い方ではありません。


にもかかわらず、これほど感動させるのは、言葉だけではない真の思いがあるからでしょう。


この日の訓示を以て、観艦式は戦後初めて観艦式たりえたのではないかと思った次第です。


自衛隊の皆さんの中には、まだまだ、この言葉がしっくりこない方もいらっしゃることでしょう。


しかし、紛れもなく、真の日本国民は、自衛隊と共にあります。


少なくとも私は、そうあることを願ってやみません。





やってきました観艦式‼   ~ 受閲艦きりさめ 航海編~

2015年11月03日 | 海上自衛隊

さて、今回はタイトルの通り受閲部隊側での観艦式予行でございます。


そして、二回目ともなるとちょっと慣れてきたので、気持ちにも余裕が出てきます(笑)


相模湾に続々と艦が終結しているのが見えると、本当にテンション上がりますね( *´艸`)


くらま編でも書きましたが、これだけの艦艇がそろって洋上を航行する様子というのはそうそう見ることはできないので、


この様子を見るたびに、感動で言葉をなくしてしまいます…(ノД`)・゜・。



いずもが見えました。


…この前は、かなりの辛口でゴメンね…(笑)


しかし、つくづく思うのですが、我が最愛の「いせ」といい、この全通甲板型のDDHは、


ぶっちゃけ、中を見るよりも外側の方がインパクトがあるし、美しいと思うんですよね~


艦艇見学なら、潜水艦救難艦とか掃海母艦とかの方が断然面白い、と個人的には思います。


全通甲板DDHは、艦内見学って言っても、格納庫とエレベーターと甲板なので、(あまり知識のない)一般人の場合は


「ひろ~~~い


以外に感想はないのではないかと思うので(笑)


あ、いずもはこの日は防大生を乗せていたようです。


防大生、観艦式年にあたった人はラッキーですね~('ω')ノ


しかしまぁ、いずもと並走する護衛艦に乗る機会もそうそうあるものではないですよね。


これは感激でした。










そして、すぐ後ろの「さみだれ」です。


今回乗艦させて頂いている「きりさめ」と「さみだれ」そして「おおなみ」は、訓練展示で一緒に「戦術運動」をする仲間。


結構大きな護衛艦が、一斉に斜めになる様子は結構ダイナミックですが…


今回は、それに乗っているので戦術運動自体は見られないわけです(笑)


しかし、意外とそれが楽しかったんですよね~





そして、前回乗艦させて頂きました、くらま様。


乗っているとその艦の写真を撮ることができない、というジレンマを抱えていたわけですが、今回、ようやく撮影できました~(*'▽')


そして、くらま様とすれ違う、ということは当然…



はい、登舷礼です。


観閲艦に対して、隊司令、艦長が敬礼をします。


その後に、随伴艦の掃海母艦「うらが」が来ました。



そして訓練支援艦「てんりゅう」



…で、この後「しらゆき」のはずなんですが、タイミング悪く、よりによって取り損ねてしまいました(ノД`)・゜・。


なので…お次は、潜水艦救難艦「ちはや」



この日もたくさん載せてますね~~~


そして、最後はイージス艦「ちょうかい」



…ちょうかいだけまだ乗ったことないんだよねぇ…これでイージス艦はコンプリートなのに…








さて、この後は訓練展示ですが・・・


当然のことながら、「しまかぜ」の祝砲は音しか聞こえてきません(笑)(←前にいるからね)


もう笑うしかない((´∀`))のですが、その後は、そうきりさめは「戦術運動」で出番です。


この時、旗りゅう信号の前にいた我々は一時撤退を強いられておりました。


戦術運動の時に、旗りゅう信号上げるということを、この時に初めて知りました。


セーラー服の初々しい海士君たちが集まって準備をしている時、ベテランの海曹さんが来て


「いいか、失敗してもいいから気合いだけは入れていけ


と、とても男前な檄を飛ばして去っていかれました


この「失敗していいから」という一言って大事ですよね~萎縮させないために、必要な言葉だと思います


また、超ニューフェイスっぽい海士くんのセーラー服のスカーフを、


先輩海士くんが結びなおしてあげるという、なんとも萌え萌えする場面を見てしまい、無駄にテンションが上がりました(笑)



なんか、なんかいいなぁ~( *´艸`)


ロープを掴んでいる先輩海士くんが、ニューフェイスっぽい海士くんに


「リベンジする?(笑)」


と、笑顔で言い、躊躇した後、黙ってうなずく後輩くん…そんな一部始終のやり取りに、ずっと萌え萌えしていました


さっきの海曹さんも戻ってきて、


「大丈夫だから」


と励ましていらっしゃいます。


すごく近くにいたので、思わず、


「12日の予行の時、くらまから見ていましたけど、きりさめが一番キレがあってキレイでしたよ


と言うと、


「ありがとうございますよく言われます(笑)」


と笑顔で返してくれました


別にね、さみだれとおおなみがダメだったわけじゃないの(;´・ω・)そういう意味じゃないのよ~


でも、きりさめの戦術運動は、本当に一隻だけキレッキレだったんですよ


動きが全然違ってたんですよね。


12日の予行の日は、結構波が立っていたので、前甲板にいた人たちは、マウンテンスプラッシュ状態だったそうです。


ちょっとうらやましい…。


では、今回は…


…戦術運動が始まり、艦が大きく動きました。


正直、いた場所が場所なので、「おぉなんか動いた~」くらいでしたが、前甲板にいたら、もう少し違っていたでしょうね。


そして、その時、旗りゅう信号のロープを速やかに上げないといけなかったらしいのですが…


「気合い」は十分だったのだけど、気合いが強すぎて、ロープでなく空を掴んでしまっていて、よけいに焦っちゃったのでした。


周囲の先輩くん達がバッチリフォローしてたから、大丈夫だったけど、それでも、結構、ギリギリまで手を貸さずに見守っていたんだよね。


前回の記事でも書いたけど、きりさめ、本当にいい艦だな~としみじみ見ていました。


その後も、落ち込む後輩くんを慰め、励ます先輩くん…きっと、三曹くらいになった時に、


「観艦式の時、σ(゜∀゜ )オレ、超ヤバかったんですよ(笑)」


と笑い話に出来ていると思うな~


いい先輩たちに恵まれているから、きっと成長できると思うよ


大丈夫




しかし、戦術運動の際、見えないところでこんなちょっとした素敵なドラマが垣間見られたことが、私的にはとてもうれしかったです


この後、なんか全体的な動きはよくわからなかったのだけど、


しばらく動いていた気がする。






もちろん、この日もブルーインパルスの展示がありました…が、


これ、やっぱ「くらま」からでないとキレイに見えないのね…(;´・ω・)


遠いし…。


かつ、風もあってスモーク切れるのが早いし、雲もあったから白に白で見えずらかったですね。


12日、見られてよかった~(∩´∀`)∩


あ、そうそう!写真は撮ってないのですが、この日から外国艦艇の祝賀航行がありました。


一応見られました。


オーストラリア ⇒ フランス ⇒ インド ⇒ …そして、韓国… ⇒ アメリカ ⇒ アメリカ


あの~ですよ?


たいてい、どの国も自衛艦旗をマストに掲げて、自国旗を艦尾につけてましたけど…


大きさ、だいたい、自衛艦旗と同じか、自国旗がやや大きいくらいだったのですが、


韓国軍どんだけデカいんだよ


招待されてきた、他国の観艦式で恥ずかしげもなく自己主張してましたね…えぇ。


まぁ、大嫌いな自衛艦旗をよくつけたなぁとは思いますが…。


あと、ちょっと遅れ気味だったいう指摘も耳にしました。


ところで、本番では米海軍艦艇には「第3艦隊司令官」が乗艦されていたようですね。


この方、初の女性の艦隊司令官なんですよね~カッコいい








さて、祝賀航行も見終わり、飛行展示も終わり(そういえば、この日はオスプレイは来なかったな)


帰途につくだけなので、きりさめの知り合いの海曹さんコンビに会いに行こうと、


近くにいた「電測」と書いてある海士くんに声をかけて居場所を聞くことに。


ところが、ちょっとその子警戒員で離れられなかったからか、近くにいたほかの先輩海士くんに聞きに行ってくれたの。


そしたら


「あっ、じゃあ案内してあげて」


と、先輩海士くんが、後輩海士くんから、警戒員の腕章をよこすように手で促して、受け取ると、自分の腕につけ始めたんです。


「…お忙しいのに、すみません…」


と私が言うと、先輩くんは笑顔で、


「いえこんな時でないと、なかなか会えないでしょうから


と言ってくれたんです( *´艸`)


な、なんてステキなのかしら~


しかし、ホントに、ラッタルのところにいる警戒員もず~っと笑顔であいさつ&声掛けしてくれてたし、本当に雰囲気がいい艦でした


かくして、CIC前で海曹さん二人を呼び出してもらい、ず~っとここでおしゃべりしていました(笑)


超楽しかった~


一人は、制服姿を初めて見たんだよね。


実は、前もって先任伍長さんにも聞いていて、先任伍長さんから予め連絡もあったのだそうです…ありがたや…。


そして、おしゃべりした後、再び旗りゅう信号前に戻ると、艦内放送で


「ただいま、イルカが並走しています


と聞こえてきました


艦橋ウイングに駆け寄ると、いた


写真に撮られるほどではないけど、群れで泳いでいるのが確かに見えました


今まで、イルカが見られる、という話は何度も聞いていたけど、実際に見たのは初めて


うれしかったな~


また、それを艦内放送で教えてくれるのがいいじゃないですか~






そういうわけで、15日の予行は、12日とは全く違う観艦式を堪能することができました('ω')ノ


本当に楽しかったです。


で、この後、18日の本番にも乗艦予定でしたが、チケットがないまま北海道からきた花ちゃんのお友達に譲ることに。


2回乗ったらもう、十分です。


今回は特に、チケットがなくて大変でしたので、18日まで乗艦するのはさすがに気が引けましたしね…。









初の観艦式は、このように、申し分ない観艦式を体験できました。


この観艦式は、準備から全てにおいて凄まじく大変だったことは想像に難くありません。


海上自衛隊の皆さま、観艦式に出られた艦艇の皆さまはもちろん、


企画運営の海幕の皆さま、


観艦式の最中、警戒に当たっていた艦艇の皆さま、EODの皆さま、


参加艦艇ではないけども、その間、通常任務に従事していらした皆さま、


事務官の皆さま、そして、今回、チケットを入手してくださった方々と、私に「チケットはある?」と気遣ってくれた皆さま、


本当に感謝でいっぱいです。


皆さますべての方々のおかげで、こんなにも貴重で素晴らしい体験をさせて頂けました。


本当にありがとうございます。


心からお礼申し上げます…。



やってきました観艦式‼   ~ 受閲艦きりさめ 乗艦編(※写真増えました) ~

2015年11月02日 | 海上自衛隊


迎えました、観艦式予行二日目。


この日のチケットは、北海道の花ちゃんが執念でGETしてくれた貴重なチケットでございます。


お友達と一緒に、何百枚もはがきを書いてくれました…ありがとう…(ノД`)・゜・。






そのチケット、3人分GETできたので、平日ということもあり、誰をお誘いしようか悩みまして…


とある、素敵な元海上自衛官さんとご一緒することにしました。


この方、今でも普通に制服姿が似合いそう…というより、


何の違和感もなさそうな方です。


そして、一緒に乗艦して、艦橋にいる時に一層そんな感じがしました(笑)


この日は、10年ぶりの動く護衛艦に乗艦されるとのことでしたが、それがまた、縁というものの不思議さを感じる日でもありました。








この日は、受閲艦のきりさめに乗艦させていただくことなりました







12日のくらまに続き、これまた佐世保の艦ですよ~('ω')ノ


くらまの時もそうでしたが、艦内にいる時、聞こえてくる


乗員さんたちの会話が九州弁なので、すごくホッとするというか落ち着きます(笑)


そしてこのきりさめは、うちのイベントでカップルが誕生した方が二組もいらっしゃるのです


そんなわけで、なんか、くらまとはまた別の意味でわくわくしたおふねでした( *´艸`)


…ところで、乗艦する時に写真撮る暇がなく、外観の写真がないんですよね…。


あと、以前見学も何度かさせて頂いているというのもあり、あまり艦の写真を撮っていない上に、


スマホの充電ができていなくて、そもそも、あまり撮影できなかったという、痛恨のミスを犯した私をお許しください(ノД`)・゜・。








さて、乗艦するや否や、ベストポジションを抑えに花ちゃんが走ってくれて、


左舷側旗りゅう信号前という、超絶ベストポジションを抑えてくれました


その間、私と元海自さんは艦橋に。


実はこの方、きりさめ艦長の横田二佐とは以前、先輩後輩の中で同じ艦に乗っていたのだそうです。


…で、私も、この横田艦長とは面識はなかったのですが、すんごい仲良しのある海自さんと同期でいらっしゃるので、


やっぱりこう、縁のある艦ってこういう感じなんですよね…。


ところでこのきりさめ、元海自さんともお話していたのですが、相当艦内の雰囲気が良いのです。


士気が高いですね。


…私の個人的な見解なのですが、海士くんたちを見ると、その艦の士気や覇気が分かるのではないかと思うのです。


海士くんたちに笑顔があるか?率先して動いているか?動きは機敏か?会話の様子は明るいのか?


この辺がポイントではないだろうかと思っています。


海士くん達に限らず、海曹さんでも幹部でも若い人に覇気と明るさがあるかどうかかなぁ…と。


で、元海自さんが艦内でヒアリングをされた結果、艦長が絶大な人望があることが分かりました。


すばらしい


そんなことを考えていると、艦橋に、めっちゃいい笑顔の先任伍長さんが現れました


ず~~~~~っと笑顔なの


だから、話しかけやすいので、ここで気になっていたことを聞いてみました。


「あの~、1日艦長任命式なんかがあるんですか?」


「はい、ありますよ(にっこり)艦番号にちなんで、104人目に乗艦された方なんです(にこにこ)


なんで気になっていたかというと、艦橋にその任命式ようのモノと思しきものがあったからなんです。


いいな~…104人目の人、ラッキーだな~と思っていたら…


その「1日艦長」さんが現れた


な~んと、小学生の男の子でした


むしろ一緒にいたお母さんの方がうれしそうで、


「今日、学校サボって来たんです~(笑)」


と笑顔で言っていらして、とても微笑ましかったですね(笑)


ステキなお母さまです


その任命式がコチラ。



いいな~


ぜひとも、将来は、来れ海上自衛隊に


そしてその後に、自衛艦旗掲揚。




艦橋内で自衛艦旗に敬礼…ってけっこう珍しいなぁと。


出港時間がわりと迫っていたからでしょうね。


そしてほどなく、出港準備が始まり、舫を解く時の笛の音が聞こえてきます。


…そして当然、1日艦長さんの出番がやってきます。


「がんばってね~


とエールを送りました(∩´∀`)∩


いやあ、あれ緊張するもんね~うんうん、わかるよ~(←先輩風吹かしてみた)


艦長からの「出港用意」を受けて、



ラッパが鳴り…



「出港用意


上手に言えました~


いい思い出になるよね、これは


ずっと、このことを覚えててほしいなぁ






さてさて、この後はしばらく出港様子を見て、艦内見学に行きました。



おっこれは、昨年のオーストラリアでの「アルバニー船団100周年」の時のモノではないですか~。


それにしても、オーストラリアも首相が変わって、中国寄りの首相になっちゃいましたが…今後の関係はどうなっていくのでしょうね。


とりあえず、潜水艦の話はナシにしてね、潜水艦は…。



ありました、艦内神社。


手を合わせて次に進みます。



酒保発見あめ型にはまだ酒保があるんですね…名前だけだけど…。


なみ型にはあるのかな???


新しい艦にはないもんね。


続いて、短魚雷のとこで発見したもの…




フォントの力強さに気迫を感じますね~


しかし、私イチオシのモノはコチラ



そう、チャフの説明書きです


たまらなくカワイイ~( *´艸`)


もう、大好きこういうの


わりと無視されがちなチャフ。


しかし、一旦気づいてしまうと、気になってしまう謎の筒…チャフ。


何気に私は、チャフ好きでして~( *´艸`)


なんかこう、艦の隅っこに、にょきにょき生えてる感じがたまらなく好きなんですよね(笑)


ムーミンのニョロニョロを髣髴とさせる感じが…(ニョロニョロ大好き

↓↓チャフ


↓↓ニョロニョロ



私には仲間に見える…。





こんな感じで、艦内をウロウロして花ちゃんが場所を取ってくれていたところに戻りました。


そのあたりを表現するなら、そう…難民船って感じでしたね…



ね?(笑)


この日はちょっと風が冷たくて、毛布なしではいられなかったのですよ。


そんなわけで、我々ももれなく難民状態でした。


あ、元海自さんは、航海中一度も座られませんでしたね…さすがです。


やっぱり、航海中に座るのはどうしても気が引けるんだそうです。


そんなものなんですね…。


私も、普通の体験航海くらいなら、やせ我慢してできるだけ立っていますが、観艦式は長いので無理です…。


ところで、この写真の手前の箱?みたいなものにお気づきになりましたか?


これ、近くで見るとこんな感じです。



わかります?


実は、艦内の全ての突起物にはこんな風に、けがをしないための処置がしてあります。


全ての艦にです。


艦ごとにやり方は違うのですが、きりさめは、プチプチまでついている徹底ぶりでした。


これ、出港前に外れていないか全部チェックして回るのだそうです…。


「民間人にけがをさせてはいけない」


という、海幕からのお達しなのだそうですが…本当にこれは大変ですよね…。


そこまで、自衛隊が民間人に、気を使わないといけないのかなぁと思うのですけどね…。


ケガってよほどのことがないと、自己責任ではないのでしょうか…。


この、プチプチを見てとても切ない気持ちになってしました。


おおっと、しんみりしてしまいましたね。


失礼しました。


でも、今回はここまで。


次回は、洋上編ですよ~('ω')ノ