「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

再びの「いせ」へ

2015年06月30日 | 護衛艦いせ
果たしてもう、何度目になる事やら…(笑)


そして、これだけ行っても飽きることはないのが「いせ」。


よく、


「『いずも』ができたから、もう『いせ』には興味なくなったんじゃない?」


とか言われますが、


はぁぁぁぁ???


って感じです(笑)


そんなわけないし


全然関係ないし


「いせ」は初恋の人なので特別なんですよ








さて、この度はなぜ「いせ」に行ったかといいますと、


このブログでも度々紹介した、久野潤先生と行く「いせ見学」というのがありまして、


ちょっと迷いつつも、行く事にしました。


理由は、今回、新しく代わられた副長さんがエスコートだったからです


…実は、この2カ月くらいで、「いせ」の士官室のメンバーがガラッと変わりまして、


艦長以外ほぼ知らない人になっていたんですよね


で、まぁ、前副長さんが新副長さんとは先輩後輩の間柄とのことで、


気を利かせてくれて、私に、お引き合わせ下さっていた方なので、


新副長さんのエスコートならば、ぜひと思い、決断して再度呉まで行った次第です。


「いせ」とのファーストコンタクトから丸2年…士官室のメンバーも一新した、


新たな「いせ」との、新たな関わりが始まるのかなぁと、わくわくして行きました







さて、正門までお迎えに来て下さったのは、


副長並びに、唯一旧知(って程でもない)のイケメン通信士でした


ここからFバースまで、当然ながら歩きます。


毎度のことですが…長い…遠い…


ですが、今回もわりと艦艇がたくさんいたので、歩いていてうきうきでした


まずは、くにさきがお出迎えしてくれまして、続いて掃海艇が2隻いて…その後ろに…



はい、いました~



「いせ」はこの角度が一番迫力があると思いますね~。


個人的には、プロフィールの方が美しくて好きですが








さて、今回は、まず、多目的スペースに通して頂きました。


ここでは、「いせ」についての説明をして頂くのですが、


最初に副長が、艦艇の乗員の教育や艦長についてお話してくれた事が、


個人的にはとても興味深くて面白かったです。


…常々、船乗りさんって、いろんな仕事してるなぁ…専門職のわりに…


と思っていたのですが、まぁ、本当にそうだな、と…


また、錬度を上げるための訓練を日々重ねているけど、


結局、育ったころに異動があるので、完成することはない、という…。


認識していた事実ではありますが、改めて聞くと本当に大変だなと思います。


そして、艦長は眠らない、というお話がありました。


この事は、以前、ある潜水艦の艦長さんからも聞いていたのですが、


艦って、艦長の許可がないと動かす事が出来ないので、常に、報告とか確認が来るんですね。


なので、トイレにいようがなんだろうが関係なく報告が来る、という状態


今回、副長曰く、


「とにかく、ず~~~~~っと起きています」


とのことでしたが、いや、ほんっとに相当精神肉体共にタフじゃないと、


絶対に艦長とか無理だと思います…。


実際は、全く眠らないのではなく、仮眠はされるようですが、熟睡はできないみたいですね。


そうだよなぁ…。


そんな話を聞いて、いせ艦内の説明を聞いた後、


「百聞は一見に如かず」


ということで、艦内見学へ。








この後、士官室に行ってから、艦橋に上がりました。



せっかくなので、久々に撮影。


そして、おなじみエレベーターからの~



甲板


あえて、このアングルで撮ってみた(笑)


ここでは、洋上給油に使うホースの説明を聞きました(マニアック(笑))


海上自衛隊は、日中だけでなく夜中でも、ベタ凪でなくてもどんだけ荒れていても、


洋上給油をやってのける、という世界屈指の洋上給油技術を持っているんですよ~


…というようなお話を聞いていたその時、見学者の一人から、中国の錬度についての質問があり…


「洋上給油については、以前は、中国は全くできなかったのですが、

 最近、日中の波が荒れていない時に洋上給油を外洋で行っているのが確認されています」


とのことで、中国の錬度はバカにできないスピードで向上しているようです。


うかうかしていられませんね…。






そしてこの後、艦内神社をみんなで参拝して、


最期は、多目的スペースに戻って、舷門から上陸します。


いせの舷門には、こちら



伊勢神宮の御用材(欅)に掘られた、鷹司大宮司の揮毫があります。


…「いずも」就役以降、「いせ」は、大きさとしては海上自衛隊一の座を譲ったわけですが、


その名に頂く伊勢神宮は、まぎれもなく日本で最高位のお宮です。


私は、実はまだ伊勢神宮には参拝に訪れた事がありません(今年、逃しました(涙))


来年は、行く事を決めています。


今から楽しみです


舷門を後にして、みんなで記念撮影。



さて、私はどれでしょう~?(笑)


この日は、お天気にも恵まれすぎるくらい、恵まれていたのでよかったです。


…今回、副長さんのエスコートは、色んなお話を交えて下さったので、


何度も訪れている艦なのに、とても新鮮な気持ちで見学できました。


お忙しい中、本当にありがとうございます







この後は、みんなで、海軍定食なるものを食べに行きました。



戦艦霧島の再現レシピの、鯨のカツです。


おいしゅうございました~。


こんな感じで、徹夜明けの私の呉の旅は終わりました。


7月は呉に行けないので、8月までちょっと我慢…。


あぁ、8月が待ち遠しいよぅ~












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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>呉のクマさま (みね姉)
2015-07-23 20:14:33
コメントありがとうございます。
先月の21日だったと思います。
広島の「歴べん」さんの企画にご一緒させて頂きました。
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はじめまして (呉のクマ)
2015-07-23 16:56:21
はじめまして。
初めての投稿になります。

いつも楽しみに読ませてもらっています。
いせを見学できるなんてとても羨ましいです。
いつ、いせの見学に行かれたのでしょうか?
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>ポルコ・ロッソさま (みね姉)
2015-07-20 17:51:52
コメントありがとうございます。
16DDHの時の裏話しはいろいろと聞き及んでおります(笑)時の防衛大臣が石破さんでなかったら、全通甲板のDDHは実現していなかったのではないかとすら、勝手におもっています。
そういう海幕の方の懸命なプレゼンのおかげで、「いせ」と出会う事が出来ました。ありがとうございます!
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「いせ」も幸せ! (ポツコ・ロッソ)
2015-07-19 23:04:41
「ひゅうが」大変思い入れがあります。16DDHと呼ばれていたころ予算要求をして、石破大臣と山のような「空母でない」という資料を作りましたが、質問がなかったと笑って言っておられました。「ひゅうが」は、東日本大震災発災時、修理中でしたが、急遽修理を取りやめ、災害派遣に活躍しました。
「いせ」そして「いずも」が就役。私は、まだ「いずも」に乗ったことはありません。間もなく、25DDHが進水式を迎えます。
すべての艦船の武運長久を祈ります。
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>まなぴーさま (みね姉)
2015-07-05 12:54:36
コメントありがとうございます!

まぁ!お子様が乗る事になる…ということは、息子さんかお嬢さんがいせの乗員でいらっしゃるのですか?!
いつもお世話になっております(笑)

これから、ミリヲタ路線を突き進んでください(笑)
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はじめまして (まなぴ~)
2015-07-03 23:54:49
こんばんは!
楽しく読ませて頂いています。

私も、いせに乗った時は、かなり感激しました。 それに、まさか、子供も乗ることになるとは、、、、(笑)

私は、全く艦船など、分からない事ばかりですが、少しミリタリーらしい(周りが言う(笑))ので、こらからです!
よろしくお願いいたします。
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伊勢神宮について (うどん県民)
2015-07-03 12:58:45
初コメント失礼致します。
いつもブログを楽しみにしている者です。
伊勢神宮は本当に素晴らしい所です。
私のオススメは、毎月1日に神宮を参拝する《朔日参り》です。
早朝の4時頃からお店が開店し、毎月1日だけ召し上がれるグルメなどがあり楽しいです。
また、天候が良ければ神馬の見参を見学できます。
そして何と言いましても、早朝の伊勢神宮は空気が澄んでいてとても素晴らしく、
日の出が見れた時は『日本人で良かった』と手を合わせた程です。(笑)
ご参考になれば幸いです。
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>よこすかさま (みね姉)
2015-07-01 21:56:53
副長も大変ですよね・・・。板挟みって、分かる気がします。

何でも自分でやろうとする人は、艦長に向かない感じがしますね。
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副長 (よこすか)
2015-07-01 06:19:03
士官室とCPOの板挟みになる、一番きつい仕事です。副長をこなせないと艦長にはなれません。

艦長も別の意味できついと思います。今で言う鈍感力というかある程度のことはスルー出来る力?がないと身体が持ちません。

多くの部下を持つ訳ですが、世の中完璧な人はいない訳で、部下を育てつつ、信頼して、任せるべきところは任せられる。足りないと思っても、頭ごなしに言うのではなく、さらっと指導し、多少は目をつぶれる鈍感力が必要じゃないかと思います。

もちろん、保安上、重要なことは口より先に手や足が出るとは思いますが!
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