「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

護衛艦「いせ」の皆さまと伊勢神宮へ ~外宮編~

2016年06月24日 | 護衛艦いせ


さて、いったんホテルに戻って、チェックアウトを済ませ、外宮へと向かいました。


外宮入り口まで行くと…真っ白い詰襟の皆さんが集まっていらっしゃいます。


…そうです。


今回、伊勢神宮参拝のためだけに、伊勢までやってきたのですが、もちろん、私のことなので、ただの伊勢神宮参拝ではありません(笑)


Facebookページでは、すでにUPしていたので、そちらをご覧の方にはお分かりいただけていたと思いますが、そう、今回は、


護衛艦「いせ」の皆さまとの、伊勢神宮参拝なのでした。


「いせ」と出会ってからというもの、伊勢神宮にも参拝に行ってみたいとは思っておりましたが、私の初お伊勢参りは、護衛艦「いせ」の皆さまと


と、決めていましたので、今回、それがようやく叶いました。


実は、昨年も機会は会ったのですが、残念ながら、お財布が瀕死の状況でしたので断腸の思いで見合わせることにしました…。






さて、このブログでも度々、艦艇内の艦内神社についてはご紹介して参りましたが、それに伴って、お祀りされているゆかりのお宮に、


定期的に行かれている艦艇は少なくありません。


で、まぁ、こういうことに対して、いちいち「政教分離ガー」とか喚く輩もいるようですが、別に何が問題あるんだって感じですね。


それにしても、真っ白い第一種は目立ちますね(笑)


参拝に訪れた方たちは、皆さん見ていらっしゃいました…まぁ、本当に目立つんだもの…集団だし。


そして、今回は、4群司令の伊藤弘海将補もご一緒されていました。


集まられた方々が、どうにも、艦長の高田1佐と、先任伍長さん以外知らない顔ぶればかりだなぁと思っていたら、


半分は、4群の司令部?の方たちで、後の半分は新しく「いせ」に来られた方たちばかりでした…どおりで~。





さて、皆で「火除橋(ひよけばし)」を渡って、神域に入り、手水舎に向かいます。



朝、内宮でお話を聞いた通り、手水舎の位置が確かに内宮と逆になってなっていました。


そして、そのまま真っすぐ正宮に向かいます。


外宮にお祀りされていらっしゃるのは、豊受大神さまという、衣食住、そして、産業を司る神様でいらっしゃいます。


こちらは、1500年前雄略天皇の御代に、天照大神さまが、お食事の時に、


「1人で食事をするのは落ち着かぬ故、豊受大神を呼ぶように」


と仰ったので、雄略天皇は夢から覚めるとすぐに、丹波の国から豊受大神をお呼びになって、


この伊勢の地に立派なお社を建ててお祀りされたのだそうです。


その、天照大神さまのご神慮は、実は


「皇大御神は、豊受大御神の御神慮を仰ぐことなしに、食事に代表される生活全般の正しい豊かな営みが不可能であることを、

 みずからお教えくださったものと考えます。」(伊勢神宮HPより)


と書いてあります…深い…。







そうしてたどり着きました、こちらが外宮です…と言いたいところですが…撮影していません…すみません。


もとより、内宮同様、中は撮影できませんが。


なので、真向かいにあった



…元正宮です…式年遷宮前はこちらに正宮がありました。


なんとなく、広さだけでも感じていただければと思います(笑)


そして、こちらをお参りさせて頂き、降りてから、一旦集合写真を撮られました。



間に合わずに、後ろから…(笑)


そして、そのあと…こちら…どちらをお参りしたのか忘れました…すみません…(ノД`)・゜・。



写真撮っているので、撮影しても構わない場所なのは確かなんですけどね…はて…???







さらに、結構あわただしく、このまま「せんぐう館」へ向かいます…いわば、資料館です。


ここでは、学芸員さんに案内して頂きました。(ここは、撮影禁止ですので、画像はありません)


印象に残ったお話しは、3つありました。


1つ目は、展示されていた日本刀についての説明された時です。


「我々日本人は、ここに刀があっても、何も不思議には思いませんよね?ですが、海外から来られた方は、必ず不思議に思われるのです。

 それは、神様がこういった武器を持っている、というのは外国ではありえないので、一体なぜ、神様なのに武器を持っているのか?

 と、不思議に思うようです」


…なるほど…考えもしなかったわ。


これについての答えは、


・そもそも、日本刀は単なる武器…すなわち、単なる人殺しの道具ではないということ。


・この刀を作る職人さんたちは、1000年以上、神様に刀を捧げることを生業する伝統を続けることができている。

 すなわちそれは、時折戦乱があったにせよ、日本が続いてきたという、平和の象徴でもあるということ


というようなことを仰っていました。


私自身、日本刀を、刀職人さんたちが作られる様子などを見ると、とても単なる人殺しの道具とは思えません。


まさに、神事であり、芸術作品であり、紛れもなく、職人さんと使い手両人の魂が宿っているものであろうと感じます。


そして、その部分は、なかなか外国人には理解できぬ点であるのは仕方のないことでしょう。


しかしながら、それが感じられない日本人も、残念ながら昨今はいるようでして、新しく決まった陸上自衛隊のエンブレムに対し、


しょうもないイチャモンつけている輩もおり、残念な限りです。


日本刀と自衛隊で言えば、共通点として、敵を倒すこともできる十分な能力はあるが、単なる戦闘目的にのみ存在しているのではない、


ということが言えるのではないかと思う次第です。


自衛隊と日本刀の両方に対しての本質的な理解をしていないと、そのあたりはなかなか分かるものではないのでしょうけども…。


2つ目は、式年遷宮の様子の人形が飾られているところでの説明でした。


日本中の選ばれた宮司さんたちが、この式年遷宮の折、神様のお引越しである「遷御」という一大行事に挑まれるのですが…


その役はそれぞれに決まっていて、誰か1人欠けても成立しないのだそうです。(←ちょっと船っぽいって思った)


さらに、この式年遷宮、なんと、立付なしなんだそうです(笑)


これはびっくりで…まぁなんといいますか、ちょっと観艦式を思い出しましたね。


海外の海軍さんが、予行初日であの縦列陣を見た時に、


「これは、何日くらい訓練したのかね?」


と尋ねると、


「今日が初めてです」


と返され、びっくりされる、という話を聞いたことがあるのですが、なんでしょう…こういうのって、日本のお家芸的なものなのでしょうかね?(笑)


そして、最後は…。


この資料館の一番奥に、正宮の正面部分の原寸大模型があり、ものすごい存在感で圧倒されます。


その前で、学芸員さんが


「ここ神宮のものは、全て、国内で採れる物しか使用していません。

 海外のものを使用すると、式年遷宮の際に、手に入らなくなる可能性があるからです。

 しかし、日本は、海外のもの一切使用せずに、国産のものだけで、これだけ立派なものを作ることができる、本当に素晴らしい国なのです。

 そして、皆さんは、この素晴らしい国を命がけで守ってくださっている存在です!本当に、頭が下がります!


と、仰って、深々と頭を下げられました。


4群司令と高田艦長以下「いせ」の皆さんは、少し、驚かれたような感じでした。


私も、傍で聞いていて正直、こういうお言葉が聞けるとは思っていなかったので、かなり驚きました。


しかし、日本で最も尊いお宮にお勤めされる方で、日本の神話や歴史を深く学ばれていらっしゃる方から、こういうお言葉が聞けると、


非常に感激、感動いたします。


そして、こういうことを言われた、というようなことは、自衛隊は絶対に自分からは言わないので、私、ほんっとに、心から、


今日、ここにいてよかった~~~!!!!と思いましたね(笑)


じゃなかったら、埋もれてた…この話…絶対に。


皆さんに伝えることができて、本当によかったです(ノД`)・゜・。


感無量になったところで、本日弐回目の内宮参拝に移動いたします。





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