「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

海上自衛隊協力会主催の祝賀会  ~佐世保総監講話 前編~

2016年02月22日 | 海上自衛隊


先日、さるご縁により、福岡海上自衛隊協力会主催の新年祝賀会にお邪魔してまいりました。


開催場所が、博多のホテルオークラということで、これだけでもテンションが上がったわけですが、


何といっても、始めにある、佐世保地方総監 山下 万喜海将の講話が、もう楽しみで楽しみでたまらずに、ワクワクして行きました


だって、昨年の佐世保カレーグランプリの時のスピーチからして、絶対に面白いに違いないって思ってたから


…というわけで、わくわくしながら、オークラに足を踏み入れますと…



ありました~。


…ちなみに、控室の「あかつき」って、艦名でありそう~( *´艸`)と、一人でニヤニヤ(笑)


会場に向かい、受付をすますと、こちらのプログラムと、席次表を渡されました。



これこれがですね私、開いて自分の席を確認した瞬間、叫びそうになりましたですよ←興奮して日本語がヘン(笑)


ま、それは、次回で書きますけどもね。(FBで繋がっている方は、もう分かってるけど(笑))







席次表だけで、アホみたいに満足した私は、文字通り浮足立って会場入り。


まずは、総監の講話だ…落ち着け、私。


ということで、中途半端に前の席に座りました。(一番前のど真ん中に座らなかったことを、非常に後悔しました…


さて、非常にシンプルな司会のあいさつの後、さっそく総監の講話が始まりました。


総監は、始終笑顔でお話しされていたのですが、何よりすごいと思ったのが、


ものすごく分かりやすい、絶妙な比喩を使ってお話しされるていたことです。


基本、防衛の話は、固い上に専門用語が多いので、特に年配の女性には難しくなって聞きづらいと思うのですが、


ものすごくかみ砕いて、簡単な言葉で、非常に分かりやすく説明してくださったことに感激しました


では、その貴重なお話をシェアさせて頂きます。


あ、もちろん、総監ご本人に掲載のご了解は得ております。






始めは、私が大好きな「潜水艦」の話からでした。


おりしも、つい先日、国籍不明の潜水艦が、対馬沖で見つかりましたよね?


…実は私、ずっと、勝手に「国籍不明」って「本当はわかってるくせに、秘密にしてるだけなんじゃないの?」って思ってたんです(笑)


ちがった……ぜんぜん違ったよ…(◎_◎;)


「国籍不明」=「浮上していない」ってことなんですね…


言われてみれば、そうなんですけどもね…「浮上していない」ことと、「国籍不明」が私の脳内で繋がってなかったんですよ( ;∀;)


やっとつながった瞬間でした…お恥ずかしながら(笑)


…そして、こういう「言われてみれば、そうだって思うけど、聞かないとないこピンとこない事」を一つ一つ丁寧に説明して下さったんです。


海中では、海温とか塩分とか、季節とか時間帯で音が曲がるとかね…だから、潜水艦が見えない中、音だけで索敵するのがどれほど大変か、ということと、


だから、海洋調査がいかに重要かということとか。(←なので、ここで「にちなん」とかの重要性が分かるわけでして…)


しかも、「潜水艦が発見された」というフレーズだけ聞いたとしても、ごく普通の民間人のほとんどが全くイメージできないであろう事が、


潜航したままの潜水艦を見つけることがいかに可能性が低いか、ということではないかと思います。


「見つかったんだ。へ~」


って思うだけでしょう???


しかし、ここで総監が説明してくださったのは、それが、どれほどの奇跡かということでした。


曰く、


「プールに落とした、一本の短い針金を見つけるようなもの」


…ムリでしょ…それ…


しかし、今回、あさぎりと、P3Cは見つけたのです


海上自衛隊、なんてすごいの~~~


…っていうかんじで、最初の10分くらいで、早くも大満足してしまった私でした(笑) (←早すぎ(笑))


さらに、その前の北朝鮮の衛星飛ばすって嘘ついて、なんか違うのを飛ばしたらしい事件においての話です。


例の対処行動には、2隻のイージス艦とPAC3載せた輸送艦が出ていきましたが、


撃たれたミサイルを捕まえるのが、どれほど困難か、という例えが…


「博多から志賀島のハエを見つけて捕まえるようなもの」


で、ましてや、それを撃ち落とすとなると、


「銃から撃たれた弾を、別の銃で撃ち落とす」


くらいの事で、(↑ゴルゴ13が1回やったらしいです:総監談)これだけで、どれだけ困難かが分かるというものです。


こういうミサイル対処は、海と空の連携プレーで行われていることを、私もこちらの記事で書きましたが、


本当に、自衛隊全能力を結集して、対処を行っているということを、ひしひしと感じます。







続いて、本題に入りました。


まずは、海上貿易の重要性ということで、シーレーンについての説明からでした。


以前の、梅崎司令の講演の時もそうでしたが、やはり、海上自衛隊の存在意義については、シーレーンの重要性を理解しないと、


全く理解できないと思いますので、当然の話でしょう。


で、ちょっと詳しくなると「シーレーンの重要性」というのを、さらっと口にするものですが(私もよく言う…)、


その重要性もまた、イメージできる範囲は「日本に石油、その他が入ってこなくなって、困る」くらいの、ざっくりしたものだと思いますが、


お話は、もっと具体的でした。


日本が輸入している原油が、年間2億キロリットル→10万tタンカー2000隻分→これが、数珠つなぎになって日本にやってきてる→


→10万tってどのくらい?→クルーズ客船くらい→原油だけでこれだけ


どれだけ、日本が海上輸送に頼っているかが、よくわかります。






そして、ここからの、ロシアの野心的な方針についての話に…


…なるのですが、次回にします(笑)


続く('ω')ノ





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