「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

初☆ヘリ体験搭乗!!~前編~

2014年06月18日 | 陸上自衛隊


先日、祖母が亡くなったため、しばらく更新が滞ってしまい、


大変申し訳ございません。


祖母は大正12年生まれ、91歳の誕生日を目前にして、永眠いたしました。







そのほんの数日前に、まさかそんなことになろうとは思わず、


のんきに、佐賀県の目達原駐屯地に、


初のヘリ体験搭乗に行っていた私…。


…そう、この1年、


体験航海、戦車試乗とそこそこいろいろ試してて来た私が、


未体験ゾーンだった空の旅を、ついに体験して参りました。


それどころか、


人生初の回転翼体験ですよ


これはテンション上がります


あ、もちろん、駐屯地祭りとか、抽選とかそんなのではありません。


ひとえに、防衛モニターだからこそ、享受させていただける特権でございます(笑)


ほほほほ…


つまり、防衛モニターとしての初の任務だったわけですよ~


レンジャー体験とかでなくてよかった…と胸をなでおろしたのは、ココだけの話です


いちおう、あと一人、小学生以上をお誘いできるようでしたので、


いつも、遠方のイベントでお世話になっている、


Hさんをお誘いしてお出かけしました








さて、はりきって迎えた当日、


IDをこれみよがしに首から下げ、うっきうっきで、


目達原駐屯地に到着。


天気はいい…かすんでるけど(←hazyと空自ではいうらしい。「霞む」の英語)


正門で車を止め、


名簿を持っている自衛官に


「みね姉です~」


というと、


「あ、さっき見た!!」


と名簿の中から名前を探し始めた。


何気におもしろそうな人(笑)


「さっき見た」と言いながらめっちゃ探していると、


「あ、あった!」


と、見つけたのは運転手のHさん。


「これを見えるところに置いてください」


とピンクの紙の「駐車許可証」渡してくれたので、


それを受け取り、中へ。


ちなみにこの方、高射特科だったんですよね…(名札みて気づいた)


高射特科の方が、こんな全く関係なさそうな事をしているのかと、


毎度のことながら、自衛官って本当に色々させられるんだなぁと


思ってしまいました(笑)


当直の人たちで、手分けして、だったのかな????


なんにせよ、おつかれさまです








指示されたあたりに車を止め、


もう、時間ギリギリだったので、さっさと指定の場所に向かいました。



この建物で、まずは事前説明を受けます。



ココ。


外から見ると普通に学校みたいです


ここの3階に、エレベーターで上がり、


ち―ん


開くとそこには…



真正面にこのようなものが。


いろいろと表彰を受けた時の症状やトロフィー、楯が飾られています


人によっては、こういうものを見せられる方が安心される方もいるのでしょうね。


っていうか、こういうのを見ないと安心できないなら、乗るなよ、


と思うのが私の性格だけど(笑)


で、エレベーターの左側に、



と、ありましたので、こちらの部屋に入ると、


すでにほぼ満席。


一番前とその周辺しか開いていない。


この、一番前を避ける日本人の習性って、一体何なんですかね???


これは謙虚とかというものではないと思うのだけど。


私はこういう時、だいたいはりきってわざわざ一番前に座るタチです。


そこを空けててくれてありがとう、みなさん、みたいな?(笑)







さて、ここで広報官さんが入って来られました。


あ、先日の第四師団創立記念式典の会食会でお会いした方だわ


と心の中でこんにちは


すっごくにこやかに御挨拶をされる様子を見てつくづく思うのだけど、


民間のイベントなんかで、


こんなちょっとした挨拶さえも


こんなに、気持ちのいい笑顔でしてくれることってあるだろうか?


笑顔だったとしても、どこか胡散臭さを感じることが多い気がするけどなぁ。


だいたい、なんの利益にもならないどころか、


経費や労力がかかるだけのイベントに、


こんなに「来てくれてうれしいです」っていう


気持ちを表現してくれる団体が、


そもそも自衛隊以外に存在しないんじゃないかと思う。


そうるすと、ご招待いただいた身分としては、


可能な限り、この自衛隊のすばらしさのなんたるかを、


少しでも多くの人に分かっていただけるように、お伝えせねば!


と心に決めますよね、やっぱり


「実は、今日、朝6時すぎくらいまで、飛べるかどうかなぁ…というアヤシイ感じでしたが、

 これも、皆さんの日ごろの行いの良さのおかげで、天気がよくなりました」


そうだったんだ


まさか、乗れないなんて事態が起こるなんて考えもしていなかったんだけど、


…まぁ…ね…ほら、自衛隊の女神様に愛されている私がいるんだもの、


晴れるに決まっているじゃないの


と、心の中で勝ち誇っていた私。









ほどなくあいさつが終わり、


今度は、ヘリ搭乗に関する説明のために登場されたのは、


ヘリの副操縦士さん。


この方も素敵な笑顔な上に、これまたおもしろいの、お話が。


あいさつで


「副操縦士ですが、今日は昨日のお酒が残っているので、

 私はヘリに乗りません(笑)」


と軽くひと笑いとっていくあたり、抜け目ないですな。


で、用意されたパワポ資料も相変わらず丁寧な作りですよ。


自衛隊のプレゼン資料って、企業のと違って、


「独りよがり感」がないんですよね(笑)


「どうすれば、少しでも見てくれる人がわかりやすいか」


という視点で作られているのが、見ていてよくわかります。


っていうか、伝わってきます。


一般的に、企業のパワポ資料は、


「うちの会社すごいよ」とか


「ウチの商品すごいんで」とか、


最悪なのになると、


「俺のパワポ技術すごくね?」的なものがほとんど。


独りよがりなんですよね(笑)


そういうのを、自衛隊の資料は感じないんです。


また、今回の説明は、


「今から話すことは、みなさんに安全に体験搭乗をして頂くのが目的です」


と目的をはっきりと述べてから、説明に入られたのが、


素晴らしいな~と思いましたね。


これを明言するのとしないのとでは、


聞き手に注意を引く確率が格段に上がると思います。


なんとなく、最初から目的はわかっていても、です。


それから、今回搭乗させて頂くヘリの画像が現れました。


UH-1Jです。



これね。(例によってネットから引っ張りました)


ここで、陸自知識の薄い私は思った。


…UHって海のUH-60Jと一体何が違うのか、と。


しかし、こんなところでそんな質問をするのは、顰蹙極まりないので、


Hさんに、


「UHって、陸にもあるんですね。海の60Jと何が違うんですか?」


と聞くと


「何が違うかは…う~ん、よくわからないけど、UHのUはUtility(ユーティリティ)のUなんだよね。

 AHのAはAttackのAだから…」


とのことで、


「なるほど!!!」


そ~か、UHってヘリのDDみたいなもんか…(←強引)


と、非常に薄っぺらい理解をした私。


まぁ、こんなもんでしょ…ヲタじゃないしぃ(笑)


ちなみに、UH-60Jは、ブラックホークを日本が「救難目的で」独自改良したものだそうです。


へぇ…。


で、こちら、UH-1Jは、日本製で、これは資料の中でも説明がありましたが、


富士重工制作、エンジン川崎重工制作(←でた!川重)


という、なんだか、


「レオ・レオニ作 谷川俊太郎訳」みたいなヘリ(←これ、分かる人いるだろうか?(笑))


何人乗りで、最大どれくらい飛べて、とか丁寧な説明がありました。


東日本大震災でも、もちろん大活躍したヘリです。


説明をしてくださった副操縦士さんも、もちろん現地で救助に当たられたそうです。


その時、現地の小学生が感謝の気持ちを表して「ありがとう」と


たくさんプラカードを持っている様子などの写真も混じっていました


「とっても感動したので載せちゃいました」


うん、そうですよね~うれしいですよ、そりゃ~


説明の中で、


「今日は15分程度の飛行時間ですが、普通はヘリに乗るというと、1分あたり1000円

 つまり、15,000円かかるところをタダで乗れる、というので、得したなぁと思って頂ければ…」


とのこと。


これ、説明前に、Hさんからも聞いたんだけど、確かにそうよね。


でもやっぱりそれ以上に、普通は、抽選に当たらないと無理!っていう


自衛隊ヘリの体験搭乗がすんなりできるだけ、萬金の値があろうというもの。


金払えば乗れるってものじゃないですからねぇ…


で、実際の注意事項で印象的だったのがコチラ。


「操縦席の後ろにはベルトが一本出ているのですが、これを引っ張ってしまうと、

 操縦士の首が閉まってしまい、かなり!かなり!危険ですので、これだけは絶対に止めてください


笑いごとではないけど、笑った。


なんだって、そんな危険な作りのシートになっているのかと思うのだけど、


普通は、安全認識の高い人たち(=自衛官)しか基本的に搭乗することはないので、


まぁ、そうよね(笑)


あとは、こちら。


「もしもの際ですが…って、これまで、もしもという事態は、一度も起こった事はありません!

 ないんですよ、ほんとに!なんですが、いちおう、いちおうですね…」


としつこいくらい、無事故アピール…(笑)


過去、なんか言われたのかな????


普通、飛行機でもそんなに落ちることはないけど、


もしもの時のお話は当たり前にあるから、そんなに~??っておもうんだけどね…。


それ以上に自衛隊のヘリですよ???


誰もそんなに心配してないって~…と、言ってあげたかった。


説明が終わると、


予め振り分けられた通りに、順番を各自待ちます。


飛行ルートは、佐賀方面or久留米方面。


我々は第二陣で、佐賀方面への飛行でした。


「お茶も用意してありますので、どうぞ~。タダですので(笑)」


ほんっとに、何から何までお気づかいありがとうございます…。


カワイイWACさんにお茶をついで頂き、


待ち時間も飽きさせないためのPR動画が流れているのを見たりしつつ、


時間まで待ちました…が、


そんなにすることもないので、


早めに、格納庫まで移動するためのバスに乗り込み、待つことにしました。


わくわく


…ってことで、次回、後編に続きます








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3 コメント

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Unknown (まこ父)
2014-06-20 00:06:25
お祖母様は大往生されたのですね、お悔やみ申し上げます。

私は先週、艦艇公開へ行ってきました!別府港に入港していたのは「あぶくま」と「とね」の2隻!久々に館内見学ができました。アスロックやCIWSの模擬訓練が見ることもできました~。それにしても、会場には、コスプレヤーがワンサカ。ちょっと唖然としてしまいました。
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Unknown (まこ父)
2014-06-22 04:13:34
CIWSとアスロック、あと速射砲も動かしてくれました~!体験航海じゃないと見れないと思っていたので良かったです!
コスプレの方々は艦コレの人も来てましたよ!艦や自衛官との撮影会が行われてました!自衛官のみなさん、その都度撮影に応じられてました。仕事とはいえ頭が下がる思いです。
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高所 (ポテサラ)
2014-06-22 07:00:45
みね姉さん、お早うございます

この度はお祖母様が亡くなられたそうで
心よりお悔やみ申し上げます

私ももちろんですが、ほとんどの人達が
ヘリコプターの経験はないと思いますが、
なんとなく恐い様な気もしますね・・・
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