「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

自衛隊音楽まつり 平成26年度 行ってきました♪  ~後編~

2014年12月10日 | 防衛省
ノーカット119分 自衛隊音楽まつり 平成26年度 日本武道館 JSDF Marching Festival 2014



では、続きで行きます~


第二章「to Asia」の途中からですね


防衛大学校儀仗隊の後、フィリピン海兵隊の演奏があって、


登場したのが、航空中央音楽隊です。


航空中央音楽隊の時は、これもお馴染のようですが、


航空自衛隊演技隊という、


女性の演技隊が登場します。


旗を持って、フレアロングスカートをはいてヒラヒラした感じの女性たちと、


白いミニスカートとブーツにレプリカトランペットを持って演技する女性たちの


2種類が存在するようでした。



(見えますか???)


コレ、航空自衛隊女性自衛官(WAF)さんたちですが、


20代のWAFさんの中から選ばれんだそうで、


30歳になると、お声がかからなくなるのだそうですが…


…まぁ、これは30代でやるのもちょっと厳しいものがあるように思うので、


それでいいんだと思いますね(笑)


この旗を持った演技隊の衣装が日本と言うよりも、


中国とかあちらのイメージの衣装っぽいなぁと思いました。


この時、曲も「オリエンタルウインド」という曲で、


始まりが雅楽っぽい笛の独奏から始まったので、


本当にアジア~ってかんじでした。


最後は、


音楽隊の上を戦闘機が描かれたやわらかい布が


ふわ~~~っと前方から後ろに移動して、会場を沸かせました


こういうふうに目でも観客を楽しませるのは、


航空自衛隊はうまいなぁと思いますねぇ。


軽やかで華やかで新しさという感じで、


空とか風というイメージを演出して、空自っぽさを表現していたのだと思います








対して、お次の海上自衛隊東京音楽隊は、真逆。


もう真逆。


海上自衛隊は毎年恒例的な、決まった演目が主になるようですね。


海上自衛隊にも女性の演技隊がいますが、


航空自衛隊の演技隊と違って、カチッとしていますね。


ミニスカートにブーツなのは同じでも、やっぱり違います。


彼女らが自衛艦旗、各音楽隊旗を持って行進をします。


シルクロードから始まって、マゼランの未知なる大陸への挑戦、


と大海原に出た所で、


STAND ARON


これは、NHKのドラマ坂の上の雲の主題歌で、


ここでもちろん、満を持しての、三宅ゆかり三等海曹の登場です


彼女、実は例の体育館での通し稽古を見た時に、


お会いして、お写真を取らせて頂きました




めっちゃカワイイです


カワイイだけじゃなく、すごく性格がよくて、


プロ意識が高い方だと感じました~


サービス精神が旺盛で


彼女って、自衛隊のことを詳しくない方でも知っている人が多くて、


統合幕僚長や海幕長の名前は知らなくても、


三宅ゆかり三曹の事は知っている民間人の方がむしろ多いわけで、


自衛隊一の有名人といってもいいですよね


彼女にはその強い自覚があるんだと思います。


自分の印象が自衛隊の印象に関わってくるっていう自覚が。


しかも、彼女は海自だけでなく、


陸や空の自衛官からもやっぱり人気があるようですね(笑)


練習を見に来ていた自衛官が皆手を振ったり


写真撮ったりしてはしゃいでいましたから(笑)


その自衛官たちの様子が、またかわいかったです


彼女の透明感のある歌声を堪能したあとは、


もちろん、行進曲軍艦です。


毎回思うのですが、


日本人ってこういう場では、手拍子を促されないと始めない傾向がありますが、


どんな会場でもいつでも、


この「軍艦」は始まるや否や、


自発的に手拍子が始まるんですよね


この曲は、GHQがわざわざ流すのを禁止した曲なのですが、


唯一流すのを許可した場所が、


そう、パチ屋


ということで、


最初は「軍艦」聞きたさに、


ここに集まってきた人たちが、パチ中毒になっていったという背景もあるようです…


それくらい、多くの日本人が好き…といいますか、


なにやら日本人としてのDNAを呼び覚まし


高揚させるようなものが、この曲にあるのかなぁ…


などと思ったりもします


そして、この時は錨の形になってドリル演奏し、


一回転して元に戻るという、


という海上自衛隊東京音楽隊の定石で終わります。







さて、第二章の最後は陸上自衛隊中央音楽隊です。


もう、これが、今回最も好きでした


選曲も良ければ演出も素晴らしかったんです


空・海が女性の演技隊だったのに対して、


こちらは、そう、302保安警務中隊の特別儀仗隊ですよ


いや~、もう、かっこいいのなんのって


曲がオペラ「おお運命の女神よ」から始まってからの~


カッパドキアで、


重厚で神々しい響きと特別儀仗隊の精密なドリルが、


もうもう言葉にならないくらい素晴らしかったです


これは、とにかくYouTubuで見てください


軍楽隊の真骨頂とも言えるのではないでしょうか







そこから、第三章「to the Word」


オーストラリア陸軍音楽隊の、打って変わって陽気で楽しい演奏(笑)


登場もコミカルで、


カウボーイハット見たいな帽子を振って


「いぇ~~~い


と陽気にご挨拶(笑)


場が一気に和みました


ここでも女性のボーカルが登場したのですが、


すっごいうまかった


そして、続いて


陸上自衛隊5方面音楽隊からの、陸・海・空音楽隊です。


陸は、10式戦車の形になって、陸軍分列行進曲だったのですが、


やっぱり中央音楽隊の陸軍分列行進曲はすばらしかったです


音のキレが違う~~~


そして、海は、イージス艦の形で海をゆく。


もちろんボーカルつきですが、ここでは男性ボーカルのみ。


からの~空が戦闘機の形になって「空の精鋭」


最後に、君が代行進曲…からの、全音楽隊が集結。


そして、今回絶対あるだろうな、と思っていた「Let It Go」


やっぱりきたよね(笑)


三宅三曹はもちろんですが、


陸・空・米陸軍、米海兵隊、オーストラリアから


それぞれ女性ボーカルによる「Let It Go」なので、


とっても贅沢でわくわくしました


最後の最後の三宅三曹がまた、あざとかわいかったですね(笑)


コレもぜひ、YouTubeで見てください






そして、この次


これがもう、個人的に大興奮でした


全音楽隊による、


ドボルザーク交響曲弟9番「新世界より」です。


To The Worldつながりで、新世界もってきたんだろうけど、


そんなことはどうでもよくて、


この曲は、


銀河英雄伝説の戦闘シーンで使用されているBGM


銀英ファンにとっては、


軍楽隊がこの曲を演奏するなんて


興奮以外のなにものでもないという状況です


もちろん、私の脳内では


「アムリッツア星域会戦」が繰り広げられていました(笑)


いや~もう、感無量でした






そして、世界から再び日本に戻ってきて


「for Japan」日本のためにとのことですが、


ここで、自衛太鼓が現れます。


この自衛太鼓のテーマが、陣形とか陣太鼓の「陣」ということで、


太鼓の各部隊を、戦場の陣形に見立てて


さまざまな部隊の太鼓隊が演奏します。


これは迫力があって見ごたえありました


音って空気を振動させて伝わりますが、


それを体で感じられるような、そんな感じです。


それにしても、クラブ活動っていっても、


単なる趣味のレベルじゃないところまで磨き上げるあたり


さすが、自衛隊だなって思いました。


本気ですもん


余談ですが、リムパックなんかでは、


参加各国海軍対抗で、オリンピックみたいなことをやるのですが、


大抵、海上自衛隊が1~3位をとるらしいですね。


サッカー以外は(これはさすがに南米に勝てないらしい)


なにかにつけ、自衛隊すごいですね






それから最後に、全音楽隊が再集結して、


大合唱っていうのがあったのですが、


聞いたことあるようなないような、そんな感じの


いかにもチャリティソング的な曲でした(笑)


それはいいんですけど、


後ろの方で、防大の儀仗隊も皆と一緒に踊ってるのがかわいかったですね~(笑)


まだ覚えたてなのか、


ちょいちょい間違っている子もいて、そこがまたかわいかったですね


302保安警務中隊もいましたが、もちろん彼らは微動だにせずに立っているので、


その対比が妙におもしろかったです(笑)


防大生の前方では、


先ほどの自衛太鼓隊がノリノリで踊っているのがこれまた面白かったです。


太鼓隊もイケメン多かったですしね~。


っていうかこの人達、皆軍人さんなんだよねぇ…と思うと、


つくづく不思議な気がしました。


この2時間でいろんな表情をみせてくれるたので


そして、風邪と共に去りぬのタラのテーマ。


「去りぬ」だから最後に持ってきたんだろうなっていうのは、


容易に想像できました。


今回、私が好きな曲が多かったのがうれしかったな


知っている曲や好きや曲が多い方が、やっぱり聞いてて楽しいしうれしさも倍増しますから。


ちなみに、最後に、中央に赤じゅうたんを引きにきた


「演技支援隊」の紹介もありました。


これも恒例のようですね。


いわゆる、黒子的な役割ですが、


東部方面隊から選抜された人達で構成されていて、


この隊長さんもお名前を呼ばれて紹介されていました。


こういう、陰の功労者を表舞台で紹介して称えるのって好きです。


また、会場で紹介はなかったのですが、


パンフレットには出演部隊に名をつらねていた


「第301映像写真中隊」ここの隊長は女性WACさんなんですよね。


たまたま今月のMAMORUに紹介されていましたが、


この301映像中隊、すごいんですよ。


普段かなり過酷な環境でお仕事している方たちでした。


こういうお祭りって、華やかな表舞台だけ目が行きがちですけど、


こうした陰でお仕事している人達に目を向けることを大事だと思います。


特に自衛隊の場合は、


自衛隊内にもいろんな仕事があるんだなと言う事が分かりますので。


イベントの裏舞台に携わるお仕事ををしたことがある人は、


お分かりになると思いますが、


1つのイベントを作り上げるために、


どれほどの時間とお金と労力がかけられているか…


それを思うと、


自衛隊のイベントは全てが無料だということに、


いろいろと考えさせられます。


自衛隊の、国民に対するいろんな想いを感じずにはいられないのです。





お隣の席で見ていらした、お二人の奥様方は、


自衛隊に関する知識は皆無といってもいいレベルでした。


…そんな方たちでも、三宅三曹の事は知ってらしたことに驚きだったのですが、


それ以外は、本当に自衛隊の事は何もご存じなかった様子でした。


私と同じく、赤いチケットをお持ちだったわけですが、


たまたま知人から回ってきたチケットだったとのことでした。


そこで、


いろいろと、自衛隊の音楽隊がどれだけすごいかという事や、


この音楽まつりのチケットがいかにプレミアムチケットかという事を


説明すると驚いていらっしゃいました。


そんなことを、知っていて見るのと、


知らないのとでは、まったく見方も変わってくると思うのです。


帰りには、いたく感動され、涙を流されていらっしゃいました。


「今日のDVDは販売されるのでしょうか?どこで買えますか?

 あの女性(三宅三曹)のCD絶対買います


と仰ってお帰りになりました。


こんなふうに、少しづつ、


自衛隊に興味を持って、理解をしてくれる方たちが、


もっともっと増えて行くといいな~と、


心から思いました


最後の最後で、とってもうれしい気持ちで帰ることができた、


初めての音楽まつりでした

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1 コメント

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Unknown (まこ父)
2014-12-11 01:05:31
銀英伝・・・ボレロが頭から離れません(^_^;)
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