「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

今年も馬関まつりに行ったよ  ~ミサイル艇しらたか編~

2015年09月23日 | 海上自衛隊


…ほんっとに、更新止めてて申し訳ございません…


やっと、三隻目のミサイル艇に参ります。



激しく揺れているミサイル艇に、覚悟を決めていざ乗艦せん


と、意気込んだのはいいけど、前方ですでにやばかったね(笑)



この辺りにいらした海曹さんと、お話して気を紛らわせてみるも、


高速艇が過ぎ去るたびに激しく揺れ、私、相当やばい感じに…(-_-;)


風も強かったし。


しかし、艦艇を愛する身で、ここで引き下がるわけにはいかない


がんばって、艦橋に上がります。(ところで、「艇」でも艦橋っていうんですね)



噂に聞く、ミサイル艇の艦橋。


横一列にびっしりと座席があり、もちろん、シートベルトがあります。


見た感じ、艦橋というよりも、飛行機のコックピット見たいだなと思いました。


ご存知の方も多いと思いますが、ミサイル艇はもんのすごく早い(最高44ノット)ので、


立ってられないので、こうやってシートがあるんですね。


この前、某イージス艦の方から聞いた話しで


「ミサイル艇が出港する時『全員シートベルト着用!』って聞こえてくるんですよね(笑)

 初めて聞いた時は『シートベルトって、えぇ?!』って思いましたよ」


と仰ってました。


通常、他の艦艇では凡そ聞かない号令ですよね(笑)


ところで、ミサイル艇の艇長席のシートはレカロ(←走り屋さんたち御用達シート)だと聞いておりましたが、


質問したところ


「さぁ?それはちょっとわからないです」


と返ってきました。


私もだいぶグロッキーなので、もういつもの会話のキレもないまま、シートの一つに座って休んでみるけど…気分は一向によくならない。


しばらくしたら、艇内放送で


「ご気分が悪くなられた方は、お近くの乗員に…」


と流れてきたので、とりあえず、外に出た。


外の空気を吸うと、ちょっとは気分がよくなるかな~という淡い期待は、激しい揺れに打ち砕かれたのである。


その時、再度、艇内放送が流れた。


「ご気分が悪くなられた方は…」


ちょうどそのタイミングで、海曹さんがご登場。


「す、すみません…あの~…ちょっと…気分が…」


「あっ。大丈夫ですか?こちらからゆっくり降りてください」


と、後部甲板を前に、無念のリタイアをいたしました





…というわけで、翌日、リベンジしました。


この日は、昨夜偶然合流したSさんと一緒に見学しました~


なので、キレイな写真を頂きましたので、どうぞご覧くださいませ


(Sさん、ありがとうございました)


この日は、前日は全く気付かなかった艦内神社(艇内神社というべき?)を発見



やっぱりあるんですね~。


見かけるとうれしくなります。


そして、ここの近くには海曹さんが立っていらしたのですが、


ここにいると、なんか妙にいい匂いがしてくるので


「なんか、やけにいい匂いですけど、お昼の準備中ですか?

 …あっ、でもミサイル艇ってキッチンないんですよね?」


と問いかけると


「いえ、ワンルームマンションにある、あの小さな最低限調理できるくらいのスペースはあるんですよ。

 乗員が昨日イカを釣ってきたので、今日みんなで食べるんです(笑)」


知らない間にF作業が行われていたのか…(笑)


でも、うれしそうな海曹さんがかわいかったです( *´艸`)


ミサイル艇って、少ない人数で動かさないといけないので、ベテランしか乗れないらしいですね。


でも、体力的には若くないと無理だともいわれるし、難しいですね…。


聞いたところ、機関長は「長」とついている割に、一人しかいないらしく、


入出港時は全て一人で行っていらっしゃるので、どんな時でもいかなる時でも、交代はないそうです…。


そんな機関長さんにお会いできなかったのは、甚だ残念でした。






そして、二日目は、後部甲板へのリベンジを果たしました。


この日は前日と比べても風が強くなくて、前日ほど揺れなかったんですよ。


「昨日は、気分が悪くなった方もいらしたみたいですね~」


と言われましたが、それが、私だけでないことを祈ります…。


ところで、この二日間、ミサイル艇だけは、自衛艦旗が「合戦準備」になっておりました。


なんだってそんなにやる気満々なのか不思議に思っていたら、単に、後ろだと邪魔だから、といわれました。


後ろに行くと分かりましたが、かなり自衛艦旗が迫っており、確実に見学者にバフバフなりそうでしたから、そういうことなのでしょう。


ちなみに、他の二隻からも、ちょっと疑問に思われていたようですね(笑)


「あいつら、どうしたん?」


みたいな(笑)






とまぁ、こんな感じで、二日でようやく、ミサイル艇の見学を終了いたしました(-_-;)


ここまで見たら当然、自衛艦旗納め、掲揚、出港を見てからでないと帰れません。


実は、さっさと帰る予定だったんですけどね…やっぱり無理でした(笑)


…というわけで、続きます。