「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

入間基地にお邪魔しました~♪  ~中編~

2015年05月18日 | 航空自衛隊


さて、午後は展示されている昔の航空機を見に行きました。










かっ…カワイイ…


昔の戦闘機、カワイイ



戦闘機じゃないけど(だったと思うけど)これもカワイイ


そして、特にカワイイ~~~と叫んだのが、コチラ






このあくびしているみたいな感じがめっちゃカワイイ~


これ、春日基地にもあったなぁ…。


ちなみに、以前、元戦闘機乗りだったかなりエライ方だったOBさんとお話させて頂いた時、


「戦闘機って、何に乗られていたんですか?」


と質問したものの、


「F-86っていう戦闘機だよ…って言っても、知らないでしょ?(笑)」


と言われてしまい、


「…す、すみません、分かりません…


と答えるしかなかった、あのF‐86ってコレだったんですね…。


ようやく分かりました


…でも、このエリアは結構楽しかったな~


そして、ちょっと離れた場所にはこんなものが…



昔のペトリさんです(だったと思う…)


そしてこの近くに、




こんなものが。


何かというと…



「フェーズドアレイ」って書いてあるんで、レーダー装置です。


私、「フェーズドアレイ」って言えば、そう、イージス艦ですね~


海上自衛隊のイージス艦のフェイズドアレイは、SPY-1…これはメーカー名ですが、


このフェーズドアレイは「プラナ式」って書いてあります。


なんか、仕組みの違いっぽいですが、さすがに専門的すぎて意味がよくわかりませんでした


まぁ、知る必要もないのでいいんですけどね(笑)






そして、次に見学した場所が、




「航空歴史資料館 修武台記念館」


です。


一般公開は行っていない、航空自衛官の歴史教育を行う場所としての、教育講堂ですので、


普通に行っても見学できないのですが、


この日は、たまたま、見学に訪れていた、他の民間人団体客がいらしたおかげで、


運よく、私もおこぼれに預かることができました(笑)


ま~、しかし、私って本当に、自衛隊に関してだけは、妙に運がいいんだよね(笑)


そして、中に入ると…


エントランスは、美術館みたいな感じでした。


って、あっ、中は撮影禁止だったので、一切画像がありませんので悪しからず


エントランス入って左側に、ガイダンスシアターがあって、


小さめの映画館みたいな部屋がありました。


ここで、映画を見るみたいな感じで、


艦内や航空自衛隊の歴史について、駆け足で説明を見るのですが…


そのナレーションがキルヒアイスだった事に驚きました(笑)


実は、この日のエスコート君も大の銀英ファン(自衛隊には多いです)なので、


「これ、ジークだジークだよ~


と、安心してはしゃぐことができました


この後、他のフロアのガイダンスでも、キルヒアイスが語ってくれていました(笑)


この修武台の見取り図は、コチラをご覧くださいませ。


見ていて感じたのは、展示の仕方の、何というかイメージが、


かの「てつのくじら館」と似ているなぁ…ということです。


プロデュースした所が同じなのかな????


ともかく、ここは「航空歴史資料館」ですから、


航空自衛隊の発足以降の歴史はもちろん、


戦前の、陸海両軍の航空部隊の歴史も展示してありますので、


見取り図をご覧頂けると分かるように、「加藤隼戦闘隊」コーナーもありました。


もちろん、特攻隊の遺書もあります。


しかし、その中でも最も衝撃的だったのは、「桜花」の実物です。


戦後、桜花は米軍に接収され、現在はスミソニアン博物館に展示されていますが、


国内にある実物は、ここ修武台のものが、現存するただ1機の桜花です。(靖国神社のものはレプリカ)


言うなれば、


回天が魚雷そのものに乗って行われる海の特攻兵器なら、


桜花は爆弾そのものに乗って行われる空の特攻兵器。


この存在を知った時、「桜花」という不似合いに美しい名前がつけられている事に、


悲しさともつかぬ、悔しさともつかぬ、言いようのない気持ちになりました。


そして、その実物が目の前にある…しばらく、その場を動くことができず、


じっと、ただただ見つめていました。


こういう特攻兵器の存在を含め、この時の戦争の全てを、


ただ、悲惨だった、という言葉だけでは片づけたくはありません。


この時代の人たちは、現代の人間から見ると、一見愚かに見えるようなものを造ってでも、


どんなことをしてでも、日本を護りたかったのだと思います。


これは、特攻兵器の存在を擁護するものでも、美化するものでもありません。


当時の日本人が、いかに必死になって、勝とうとしていたかを考えると、


資源も底をつき始め、劣勢になってきた戦局を打開するために、


とにかく、思いつくことは何でもするしかない…


そんな気持ちに追い詰められた、


その極端な現れであるような気がします。







何事も、劣勢になってから挽回するのは極めて無理があります。


起死回生という言葉がありますが、最初からそんなことを考えていれば、


勝てるわけはありません。


この時、特攻が行われ、特攻兵器が使用され始めた時、


日本は、もはや、起死回生を図るしかなくなっていました。


その時点で、負けは必至です。


そして、現代。


憲法改正、集団的自衛権…と、


日本は、戦後、自衛隊が創設されて以来の国防の転換期を迎えました。


はっきり言いますと、現在の法律のままでは、最初から起死回生を狙わねばなりません。


先制攻撃が法律によって禁止されているのですから。


こんなバカな話がありますか?


敵が明らかに命を狙って攻撃していると確認できないと、攻撃できない。


こんな理屈がありますか?


「自衛隊が何をすることができて何をしていけないか、全て明らかにして、開示せよ」


こんなことをいう政治家がいる国が、他にありますか?


自衛官は、いろんな思いを抱えながら、でも、自分は国を護る、と思って


日々、厳しい訓練に耐えて、大変な任務に従事していらっしゃいます。


彼らの思いは、万が一の時は、自分たちのパフォーマンスを充分に発揮させることで、


国を護りたい、と、そう思っているのではないかと思います。


今のままだと、そのパフォーマンスが充分に発揮できないからです。


離島の住民の方達で、


「自衛隊が助けに来てくれない、見捨てられた」


と発言している方もいらっしゃいますが、


自衛隊の意思で来ないのではなく、


助けに行きたくても、法律によって、自衛隊の判断で行くことはできないのです。


離島の住民の方々の不安と恐怖は察するに余りあります。


それほどまでに、危険な状況なのです。


ですが、現行法では、自衛隊の独自判断で、離島へ警備行動を起こすことはできないという、


当たり前のことを、多くの日本人が知らないでいることが異常なのだと、私は思います。


また、


FBの海上自衛隊のコメント欄を見ていると、無責任はコメントも多くみられます。


「さっさと竹島を取り戻せ」


「早く空母を造れ」


「尖閣に行け」


こういうことを、平気で公式ページにコメントする神経が、どうにも理解できません。


当の自衛官は、あまり気にしていないとは思いますが(笑)


自分が行くわけじゃないので、何とでも言えるでしょうね…。


自衛隊が勝手に行動を決められるわけじゃないのに、


そんなことも理解しないで、好き放題言っている人たちって、何なのでしょう?


ど~も、こういう手合いに、辟易してしまいますね…


話を戻します…。


ところで、先日、朝雲新聞に小さく掲載されていましたが、


中国のフリゲート艦が、初めて尖閣諸島周辺で目撃されました。


もう、漁船とかじゃないわけです。


敵さん、本気出してきています。


そして、こういうことは、TVでも新聞でも報道されませんね?


事実は、自分で探しに行かないと得られません。


この国の報道の自由とは、


「報道したくない事実は伏せて、報道したいことを大げさに伝える自由」です。


都合がいいことが、自由なんでしょうか?


でも、いいんです。


事実・真実を探すのも自由。


そして、その真実を自分で伝え広めるのも、自由ですから。


私は、こちらの自由を行使します





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みね姉のみた防人たちの素顔

 チャンネルNipponにて連載中のエッセイです(*^ー^)ノ

  私が数々の自衛官とお会いさせて頂いた中で感じたことを、
  エッセイとして書き連ねています。


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