「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

大人の修学旅行!航空自衛隊春日基地に行ってきました~♪  ~航空部隊編~

2015年10月14日 | 航空自衛隊
再び、バスで移動します。



どこへ行くかといいますと、いつもお世話になっている福岡空港に向かいます。


実は、春日基地は国内唯一の飛び地基地となっており、午前中見学させていただいた、一般人が「基地」と認識している敷地と、


ちょっと離れたところにある「ひみつ基地」と、ここ、航空部隊がいる福岡空港内の基地の3か所があります。



空港で、見覚えのある人もいっらっしゃるのではないでしょうか?


というわけで、春日市内の敷地内には航空機はいないけども、コチラに行けばちゃんといます…っていうか、空港なので、


運が良ければ、空港からいつだって見られます…運が良ければね(笑)


私が飛行機を使って各地へ旅立つ時は、必ず目を皿のようにしてこの



を見ております(笑)


運が良かったら、T-4が飛んでいくところが見られちゃうんですよ~( *´艸`)


以前、C-1が飛び立つのも見ました…どうやら定期便のようです。






というわけで、いつも反対側の窓から見ていた、あの敷地内に入ることができるということで、興奮度はMaxです


車を降りてまず案内された建物が、ちっちゃい空港みたいなところでした。


手荷物検査機もあったし。


そこで、ツナギを着た回転翼パイロットさんがお出迎えしてくださいました。


「皆さんは、一体どんな集まりでいらっしゃるんですか?」


という質問に、


「自衛隊ファン仲間です!!!」


ときっぱり言い切ると、緊張気味のお顔が、


「ありがとうございます


と、ほころばれたのが印象的でした


パイロットさんは防大卒とのことで、曰く「51期」とのこと…若い…


そして、建物を出るや否や、いい年した大人たちが目の色を変えてテンションがダダ上がりました



CH-47…通称チヌーク(チヌたん byはなちゃん)が、我々を待ってくれております


しかも、後ろががっつり空いていて、


「どうぞ」


と言わんばかりに、我々を待ってくれているではありませんか



機体の説明を丁寧にしてくれるパイロットさん。



チヌたんの正面…「犬みたい」でカワ(・∀・)イイ!!です


ただでさえ、テンションが上がっているのに、


「今から、T-4が飛びます!」


という声に、高いカメラを持った男性二人組が、すごい勢いで撮り始めた(笑)


ご満悦のお二人に、さらに畳みかけるように


「では、中にどうぞ」


との声がかかります。


いよいよ、チヌたんの中へ( *´艸`)



救急バックがカワイイ~



そして、これだけでは終わらない…


なんと、コックピットまでOKでした




いひひ~(∩´∀`)∩座らせてもらいましたよ~


もう、全てが楽しすぎます(笑)


ここまでも、テンションがMaxですが、さらに振り切っちゃうようなことが待っていました


そう、この後待っていたのは…T-4です。









回転翼パイロットさんとお別れし、格納庫へと向かいます


すみません、私、ここで充電が切れてしまい、撮影ができなかったんですよね…(-_-;)


で、このT-4…これは、あのブルーインパルスと同型機でペイントが違うだけの機体です。


あまり詳しくない方の中には、


「あれはアクロバット用のなんか特別な機体なんじゃないのか?」


と思っている方もいらっしゃるようですが、スモークが出ること以外は、普通の練習機と全く同じなんですよね~


で、な・ん・と…


コックピットに座らせていただけるのです


そう、何を隠そう、このことを聞いてから、私はこの春日基地見学を思い立ったのです…ふっふっふっふ…


まずは、はやる気持ちを抑えて、機体の説明を聞きます。


見るからに、職人気質な感じの整備担当のベテラン空曹さんから、お話を伺います。


「あの~、昔って、機体に触っただけでエンジンの調子が分かるって人がいたと聞きますけど、今でもそういう方はいらっしゃるのですか?」


という、間抜けな質問しか、知識不足の私はできませんでした


「それは、レシプロ機時代の話です」


と言われたものの


「まぁ、音を聞けばわかりますけどね」


と、さらっと言われた空曹さん…かっけぇぇぇぇ~


音でわかるんだぁ~( *´艸`)


そういうプロフェッショナル感が大好きですよ






そして、そのあと、満を持してコックピットへ


超ベテランの元F-2パイロットさんがいらっしゃいました


コックピットの座り方から丁寧に指導してくださいました。


ここにいる、T-4のパイロットさんたちは、皆さん超ベテラン勢です。


…ん?そんなベテランが、いったいなぜ練習機に乗っているのか


それはですね~、ここの方々は、目標機の役をする人たちだからです。


目標として「狙われる役」ですね。


私は最初「アグレッサー」かと思っていたのですが、目標機とのことでした。


私がパイロットさんに質問したのは、


「昔の戦闘機に、今の戦闘機パイロットが乗って操縦することは可能なんですか?」


ということです。


単純な疑問だったんですけどね。


「いきなりは無理だけど、座学で少し勉強すれば操縦できる」


のだそうです。


へ~~~~







降りた後はコスプレタイムでした(笑)



耐Gスーツとヘルメット、そしてマスクまで装着し、T-4の前で撮影


耐Gスーツ、脚に装着するヤツが、脚の浮腫み取りみたいで、気持ちよかったですね(笑)


欲しい(笑)


さらに…




ウミウシみたいになっていますが、これ、救命ボートです。


保温性があるので、とても暖かいの


食料等々の秘密道具は、別の箱(?)に入ってて、ロープで手繰り寄せるんだそう。


ちなみに、このウミウシみたいになっているのは、見学者の一番人気のショットで、みんな自分のプロフ画像にしているらしい(笑)


そうやって盛り上がっていると、さっき飛んで行ったT-4が戻ってきました


着陸して格納庫の目の前を横切る時、


「お手振りしてくれますよ」


と空自さんが教えてたので、手を振るとコックピットから、キャノピー越しに手を振り返してくれました


うれしい~~~なんかやっぱうれしいです(笑)


いやもう、楽しすぎる( *´艸`)









最後に、飛行隊長さんとお会いしました。


わざわざお忙しい中、出てきてご挨拶してくださったのですが、とっても熱い方でした


「とにかく、自衛隊のことを知ってほしい興味を持ってほしい


という熱い思いを語られていた様子が心に残っています。


「ぜひ、みなさん、気楽に遊びに来てくださいね


と言われたので、できるだけ多くの方に行っていただけるとうれしいです。


前後半の2回にわたってお届けしたこの、見学内容ですが、


航空自衛隊春日基地のホームページから、基地見学申請ができます。


体験喫食も、申請すれば材料費だけで食事することができますよ(*'ω'*)


航空自衛隊のいろいろなお仕事に、見て触れて知ることができる貴重なきっかけになりますので、


ぜひぜひ、行ってみてください


本当に、楽しいことばかりの大人の修学旅行でした




大人の修学旅行!航空自衛隊春日基地に行ってきました~♪  ~移動警戒隊編~

2015年10月09日 | 航空自衛隊


このブログに、航空自衛隊記事が上がると「珍しい」と思われるかも知れません・・・


・・・えぇ、まぁ、珍しいんですけども・・・


ついでに言うと、観艦式の記事じゃないのかよ?と思われる方もいらっしゃると思いますが、


盛りだくさんすぎるので、少々お待ちください…。








かねてより、行きたいと思っていた春日基地見学にようやく行って参りました


と、ここで、


「え?春日基地って飛行場ないのに、何か見るところあるの???」


と思ったそこのアナタ知らないな~?ふっふっふっ・・・(笑)


・・・でもまぁ、こう思われるのはある意味仕方がなくて、中で働く自衛官からも


「仕事してるところは民間人は入れられないし、民間人が見られるところは何もないよ・・・」


とずっと言われていましたのでね・・・


しかし、3回構成でお届けする今回の記事をお読み頂くと、


それが間違っていることがお分かり頂けるであろう・・・。


ということで、いざ春日基地へ






今回、航空自衛隊ファンの愉快な仲間たちと共に、大人の修学旅行的な感じで行って参りました。


まずは、広報館内で研修



「会社の研修なら、絶対に一番前に座ったりしないけど、好きな物は別


と、意気込んで最前列に座る方々・・・(笑)







その後、外に出ていよいよ基地内の見学に行きます



マイクロバスで運んでもらって到着した場所は・・・



移動警戒隊の車両が並ぶ場所。

この写真だけ見ると、航空自衛隊というよりも陸上自衛隊みたいですけども、


何度も言いますが、航空自衛隊って戦闘機だけじゃないんですよ~


移動警戒隊とは、各レーダーサイトにあるレーダーの点検等でレーダーを止めないと行けない時、


その間、代わりのレーダーを設置する、移動するミニレーダーサイトとでも申しましょうか…ざっくりいうと、そういう部隊があるのです。


とにかく、365日絶え間なく、見えないところで、知らないところで、


日本の空を護ってくださっている方たちがいることを、多くの方に知ってほしいなぁ、と思っています。


ちなみに、そのレーダーサイトたるや、人里離れた日本の端っこや高い山に設置されていまして、ということはですね、


そういう人里離れたとことで人知れず任務についていらっしゃる自衛官がいらっしゃるということです。


狼煙がレーダーに変わっただけで、まさに、自衛官は現代の防人だとしみじみ思うのです…。






その移動警戒隊、まずは、自活車なるものから見学させていただきました。



外見は普通のトラックですが、中見てびっくり



ここだけ見ると、普通のワンルームマンションにしか見えない(笑)



テレビとベットがあって、かなり広いキャンピングカーって感じです。


もちろん、シャワーとトイレもあり、トイレは燃やして処理するものですが…燃やすと臭いが…なので、燃やすことはしないみたいです


そして、お隣の炊事車へ。



炊事車、と聞いて私とある男性参加者は


「野外炊具のデカいのだ


と、なんか妙なテンションの上がり方をしました(笑)


言うまでもありませんが、野外炊具は陸上自衛隊の「ご飯を炊く車」です。



これの、大きい感じ(笑)


というか、調理室ごと移動できる「調理室車」って感じです。



フライヤーなんかすごくデカい。



おたまだってデカい。


そして、なんと



車の外にテーブルだってある(こういうの好き


最大、200人分の食料を賄うことができるのだそうです。


それでは、さぞや震災の時にたくさんの食事を作られたことと思いきや、震災の時はとにかくお湯を沸かしていたそうです。


火力の強いバーナーがあるので、お湯わくのが早いんでしょうね。


それに関連して…



給水車です。


「説明は要らないと思います(笑)」


と、言われました(笑)


蛇口がたくさんあった。



もう、この辺は見るからに震災で大活躍しそうだな、っていう車両たちがいました。



(↑まとめ)


…が、むろん、災害派遣のためのものではありません、本来は。


そもそもは、さっきも書いたように、移動式のレーダーサイトみたいなもので、そのお仕事を支えるための車両です。


というわけで、



これがレーダーです。




そういえば、各地にレーダーサイトがありますが、BMD対応基地とそうでない基地があるみたいで、イージス艦をほんのり思い出しました。


あまりこの辺は詳しく書かない方がいいと思うので、割愛させていただきます(笑)







さて、見学が終了するとちょうどラッパが鳴りました。


お昼です。


この日は、もちろん体験喫食を申し込んでおりましたので、みんなで食堂へと向かいます。


ちなみに食堂が、


VIP用、幹部用、一般用と、飛行機のファースト、ビジネス、エコノミーみたいな感じの3部屋(っていうか3棟?)に分かれておりました。


VIPは将官用なんだそうです。


もちろん、一般のひろ~~~~い食堂に入り、セルフ式になっているのでトレイを取って並びます。



学校の給食センターみたい


この日の献立は、コチラ。



五穀米に、芋汁、チキンフライに、白菜のお漬物、ブルーベリーヨーグルト


これで、お会計は材料費の394円也。


おいしゅうございました~



コチラは、一か月の献立。


こういうものでも、盛り上がれちゃうところがファンなのですよ(笑)


しかし、この時、目の前に座っていた空自ファンの男性二人の会話を聞いていると、


同じ日本人同士で、かつ自衛隊ファンという同士であるにもかかわらず、


何を話しているのかさっぱりわからなかったですね(笑)


もう、びっくりするくらいわからなかった(笑)


海と空とではかように言語が違うものなのか、と驚きながら五穀米をほおばっておりました…(-_-;)


さて、お昼を食べ終わりましたら、次の見学地に向かいます。


向かった先は…空港です


つづく( *´艸`)

航空自衛隊春日基地の皆さまに、ご出演頂きました♪

2015年07月09日 | 航空自衛隊

さて、一周年を迎えた我が番組ですが、


その一周年記念に、な・ん・と・・・航空自衛隊春日基地の広報班の皆様にご出演頂きました


この番組を始めた時、いつか、現役の自衛官にご出演頂きたいそう思っていましたら、


この一周年という節目にご出演頂くことになりました


しかも、基地の広報のお役に立たせて頂けるということで、なんちゃって広報幕僚としては、もう、感無量です


お越し頂いたのは、他でもありません。


今月24日に開催される、春日基地夏祭りのPRのために、


広報班長さんと広報さんの3名様にお越し頂きました~ワーイ♪ゝ(▽`*ゝ)(ノ*´▽)ノワーイ♪


いや~、ほんっとにうれしいです







この日は、1時間前にお越し頂いて、打ち合わせをさせて頂きました


その時、私がちょっと資料を取りに席を外し、戻ってくると・・・



こんな状況でした(笑)


たまたま、8月8日に行われる、カレーの王者決定戦inからつのPRが近くで行われており、


ノリのいい皆さんは、こんな感じで、カレーの王者決定戦のPRにも積極的に参加して盛り上げてくださったの


さすがです~


ちなみに、真ん中のからワンくん(誰ですか?「○○にゃん」のパクリだと言った人は?笑)から、


顔を出しているおちゃめさんが、班長さんです


(カレーの王者決定戦はコチラ)

こちらのFBページにも、まもなく、春日基地広報班のゆかいなみなさんがUPされますよ~


もう、こんな感じで、打ち合わせから楽しくて仕方なかったです(笑)


この打ち合わせの時に、春日基地のHPを見せて頂いたんですけど、個人的にめっちゃツボった写真がありました(笑)


オンエアで、その内容に触れるのでここではナ・イ・シ・ョにしますが、ぜひぜひ、探してみてください


航空自衛隊春日基地HP


毎週木曜日に更新されています´ω`)ノ


収録風景も早速UPして頂いていますので、ぜひぜひ、覗いてください









さて、打ち合わせも終わって、さぁ収録


・・・という直前に、音楽のトラブルで時間が押してしまい・・・


30分遅れで収録開始しました・・・(ノД`)゜+.゜゜+.゜


(収録でよかった・・・)


そして、いざ、収録が始まりますと、皆さん、最初こそ緊張してらっしゃいましたが、


すっごくおしゃべりが巧いんですよ~


収録も本当に楽しくて、あっという間でした



春日基地についてのお話や、夏祭りのPR、そして・・・


自衛官(男)の魅力を、しっかりと語って頂きました~


うっかり本音(?)が出ちゃった班長に危機(?)も迫ります(笑)


広報班紅一点のWAFさんのナイスなツッコミをお楽しみくださいませ


そしてナイスミドル広報さん、


「俺は運転手だから、しゃべらないよ」


といいつつ、お話してもらうと、これまたすっごくさらっとトークがお上手なんですよ


本当にすてきで愉快な皆さんでした


どうやら、話足りないご様子(?)でしたので、ぜひぜひまた、広報で使って頂ければうれしいです


この日にPRして頂いた、春日基地夏祭りは、


7月24日(金)1730~2030 で


どなたでもお越し頂けますので、ぜひぜひ足を伸ばされてみてくださいね~ヽ(*´∇`*)ノ


詳しくは、コチラをご覧くださいませ


放送日は、7月14日(火)2100~2130です


インターネットサイマルラジオ


九州地区→FMからつ→LISTENクリック(スクロールしてください)で、PC、スマホからお聞き頂けます


今まで、スマホはアプリが必要だったけど、そのままで聞けるようになりました


気楽に聞けるようになりましたので、お仕事の帰りに、お仕事・家事の息抜きに、お食事のお供に、聞いていて頂けるとうれしいです


よろしくお願いいたします


春日基地広報班のみなさま、遠路お越し頂きありがとうございました


また、皆様とお会いできるのを楽しみにしております








入間基地にお邪魔しました~♪  ~完結編~

2015年05月20日 | 航空自衛隊


この前編で、


「このブログの読者さんに、航空自衛隊ファンっていらっしゃるのだろうか?」


と書きましたが、


思ったより多いんですね(笑)


「いいね!」を50くらい頂いていてびっくりしましたよ…


そう言えば、2年も前の事になりますが、


航空祭記事の時、一気にアクセス数が増えたんですよね…。


まぁ、これは「航空祭」(と、乃万三佐)で検索してきた方が多いのだと思いますが


そんな方々の期待を裏切る、海自記事に偏ったブログで申し訳ない次第です…







さて、では、修武台の続きです。


前回、最後はとてもシリアスな終わり方をしましたが、最後は楽しく締めくくりたいと思います


前回も書いた通り、ここは撮影禁止なのですが、


撮影が許されている場所がただ1か所のみあります。


それは…ココです



館内見取り図の「保管庫」です。


そう、ここは、この研修施設最大の目玉が展示されているのです。


何気に凄かった…。


…といいつつ、目玉は後回しにして、じらし作戦でいたさせ頂きますね~(笑)


まずはコチラ。




…そう、知っている方も多いと思いますが、


ここ入間基地は、戦前陸軍士官学校でした。


その当時の窓枠だけが、なぜか残っているんですよね。


取り壊しの際「どこか1箇所でもいいから、残しておきたい!」


と、思われた偉い方がいらしたのだと思いますが…。


そして、次にコチラ。


ど~ん(笑)


真正面カワイイですね~。


これのボディは


こうです。


これは、救難ヘリコプター V-107 バートル(というんですね)の最終機です。


航空自衛隊ファンの方なら、お分かりの機体だと思いますが、


この子、浜松の航空祭を最後に引退した、最後のV-107です。


ちょうど、この前にスーツ姿の二人の紳士(30代半ばくらいと、60前後位の方)が、


見上げながら、お話されていらっしゃいました。


その様子から、ピンときたのが、


「絶対(自衛隊)関係者だ


ということ(笑)


話しかけさせて頂くと、ビンゴで、



30代半ばくらいの方は地本勤務の空自さんでしたね。


そして、60前後位の方が、


「懐かしいなぁ~…」


と、旧友を見るような眼差しで、見上げていらっしゃいました。


そして、私に、笑顔で、


「このエンジン、私、造ったんですよ」


と、模型でも造った作品を「これ、俺が作ったんだよ~」って言うくらいの感じで、


さらっと言われたので、そりゃもうびっくり(笑)


「ええっ…ってことは


「あ、私、IHIの者です(笑)」


な~るほどここでもう、私、がぜん興奮(笑)


「えっってことは、

 「いせ」造って、きりしまのBMD改修工事をした、IHIの方ですね


「(笑)そうですけど、詳しいですね(笑)」


「いや~~もう~、自衛隊大好きでして~


ここからもう、盛り上がる盛り上がる


お聞きした話によると、何が理由だったか忘れましたが、


この機体、一度まん中を切断していて、


この展示のV-107は、後ろが別の機体のモノなんだそう(笑)


結構な衝撃で、びっくりしていると、


近くにいらした他の見学者の男性が、


「どうされたんですか?」


といわれたので、


「いや、この機体、前と後ろが別々の機体を切ってつなぎ合わせているらしいんで、

 なんだか、シルエイティみたい(って、分かる人は「イニシャルD」ファン(笑))だなって思いまして(笑)」


と、笑いながら言うと、


「シルエイティ(笑)確かに(笑)

 いや~そんなマニアックな車名をここでけるとは思いませんでした(笑)

 ありがとうございます


と言われたので、


「え???」


「あ、私、日産の者です(笑)」


「あ…あぁ~(笑)」


的な事に(笑)


なんか知らんが、妙に楽しい時間でしたよ


さらに、

これ、何かと言いますと、


昭和天皇陛下が御存命の折、この段より、YS‐11に搭乗されたのだとか。


修武台の管理責任者の空自さんから、


エントランスで、


「…唯一撮影できるのが、保管庫です。

 ここには、昭和天皇陛下がYS-11にご登場なさる際に、ご登壇された階段がありますので、

 そこで、ぜひにっこりとほほ笑んで記念撮影をなさってください


と、言われたのが、コチラというわけです。


恐れながら、言われたとおりに撮影して参りましたけどもね(笑)








…そして、ここに上ると、キレイに見えるのが、目玉となる


アンリ・ファルマンです


ま、ここに上がらずとも、大きいので、ここに入った瞬間に目に飛び込んでくるんですけどね(笑)


もったいぶるのもこれくらいにして…お写真はコチラ。



…?何これ?と思ったアナタ、


これこそ、世界で唯一、ここにしか現存していないアンリ・ファルマンです。





早い話が、ジブリ作品でしか見ないような感じの、二枚羽根のふる~~~~い飛行機です。


操縦席が



こんな…これで、空を飛ぶって、相当怖いか、気持ちいいかのどっちか(笑)


…それにしても、


アメリカはこういうのをちゃんと返してくれるんですねぇ…


このあたりは、おそらく、自衛隊と米軍の関係性が良好と言っていい関係だからなのだと思います。


(問題点とか、まぁ、色々あるにしても)


でも、それだったら、伊400とか長門とかも、返してくれたらよかったのに…


とも思いますが、アンリは軍事的に実用的な物ではないから、返してくれたんだろうな、ということは明白。


話を戻しますが、世界に現存する唯一実部品を搭載した機体、という


その実部品のエンジン(とプロペラの根元)がコチラです。



…これだけで空を飛べるというのが、とても不思議な気がします…。


「空を飛ぶ」


という感覚は、旅客機に乗るくらいだとそんなに感じませんが、


昨年レポートしたように、


回転翼に乗るともうちょっと、その感じが味わえると思います。


先日、回転翼パイロットの方とお話した時に、


「ヘリって、離陸の時、魔法の絨毯に乗っているみたいな感じですよね


と言って、笑われたんですが、でもそんな感じ(笑)


そのパイロットさんは、お休みの日は山登りが好きな方で、


なんで好きなのがかねがね疑問でしたが、


勤務の関係でヘリの操縦から離れいる時、


見晴らしの良い山の頂上に立つと、少し空を飛んでいる時の感じが味わえるから、


とのことで、この方、ほんっとに空を飛ぶことが好きなんだな~としみじみ思いました。


「空を飛ぶことが好き、楽しい」


という感覚と、そう言えることは、本当にごく限られた、選ばれた人にだけ与えられた特権です。


ウイングマークを着けた方達は、その誇りを胸につけているのだと思います。


そして…固定翼・回転翼問わず、パイロットを志しながらも、


なれなかった無数の方達がいらっしゃるということも、同時に脳裏によぎります。


別のブログでも書きましたが、


男女を問わず、パイロットに憧れている方はたくさんいて、


特に、女性の中には「パイロットと結婚したい!付き合いたい!」と願い、


あからさまに「パイロット狙い」という女性が結構います。


こういう手合いは、言うまでもなく、私は大嫌いですがね(笑)


その辺に関しては、コチラのチャンネルNipponでもエッセイを書かせて頂きました。


憧れや好きというだけでは理解できないことが、パイロットに限らず、自衛隊には多くあります。


そう言ったことを、少しでも多くの方達に、


客観的な立場で伝えられたら、知って頂けたらという思いで、ブログを書いています。


この日の入間基地見学では、あまり私が知らなかった航空自衛隊のお仕事について、


色々と知ることができて、とても有意義な1日となりました。


エスコートして下さった方、


快く修武台見学をさせて下さった方、


ありがとうございました。


この修武台は、一般公開はしていませんが、事前申し込みで見学が可能ですので、


ぜひ、1度足を運ばれてみてください。



…って、しまった楽しく締めくくるつもりが、またシリアスに…



*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆


みね姉のみた防人たちの素顔

 チャンネルNipponにて連載中のエッセイです(*^ー^)ノ

  私が数々の自衛官とお会いさせて頂いた中で感じたことを、
  エッセイとして書き連ねています。


FMみね姉のひとりごと

毎週火曜日 2100時~2130時より放送中( ´艸`)

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入間基地にお邪魔しました~♪  ~中編~

2015年05月18日 | 航空自衛隊


さて、午後は展示されている昔の航空機を見に行きました。










かっ…カワイイ…


昔の戦闘機、カワイイ



戦闘機じゃないけど(だったと思うけど)これもカワイイ


そして、特にカワイイ~~~と叫んだのが、コチラ






このあくびしているみたいな感じがめっちゃカワイイ~


これ、春日基地にもあったなぁ…。


ちなみに、以前、元戦闘機乗りだったかなりエライ方だったOBさんとお話させて頂いた時、


「戦闘機って、何に乗られていたんですか?」


と質問したものの、


「F-86っていう戦闘機だよ…って言っても、知らないでしょ?(笑)」


と言われてしまい、


「…す、すみません、分かりません…


と答えるしかなかった、あのF‐86ってコレだったんですね…。


ようやく分かりました


…でも、このエリアは結構楽しかったな~


そして、ちょっと離れた場所にはこんなものが…



昔のペトリさんです(だったと思う…)


そしてこの近くに、




こんなものが。


何かというと…



「フェーズドアレイ」って書いてあるんで、レーダー装置です。


私、「フェーズドアレイ」って言えば、そう、イージス艦ですね~


海上自衛隊のイージス艦のフェイズドアレイは、SPY-1…これはメーカー名ですが、


このフェーズドアレイは「プラナ式」って書いてあります。


なんか、仕組みの違いっぽいですが、さすがに専門的すぎて意味がよくわかりませんでした


まぁ、知る必要もないのでいいんですけどね(笑)






そして、次に見学した場所が、




「航空歴史資料館 修武台記念館」


です。


一般公開は行っていない、航空自衛官の歴史教育を行う場所としての、教育講堂ですので、


普通に行っても見学できないのですが、


この日は、たまたま、見学に訪れていた、他の民間人団体客がいらしたおかげで、


運よく、私もおこぼれに預かることができました(笑)


ま~、しかし、私って本当に、自衛隊に関してだけは、妙に運がいいんだよね(笑)


そして、中に入ると…


エントランスは、美術館みたいな感じでした。


って、あっ、中は撮影禁止だったので、一切画像がありませんので悪しからず


エントランス入って左側に、ガイダンスシアターがあって、


小さめの映画館みたいな部屋がありました。


ここで、映画を見るみたいな感じで、


艦内や航空自衛隊の歴史について、駆け足で説明を見るのですが…


そのナレーションがキルヒアイスだった事に驚きました(笑)


実は、この日のエスコート君も大の銀英ファン(自衛隊には多いです)なので、


「これ、ジークだジークだよ~


と、安心してはしゃぐことができました


この後、他のフロアのガイダンスでも、キルヒアイスが語ってくれていました(笑)


この修武台の見取り図は、コチラをご覧くださいませ。


見ていて感じたのは、展示の仕方の、何というかイメージが、


かの「てつのくじら館」と似ているなぁ…ということです。


プロデュースした所が同じなのかな????


ともかく、ここは「航空歴史資料館」ですから、


航空自衛隊の発足以降の歴史はもちろん、


戦前の、陸海両軍の航空部隊の歴史も展示してありますので、


見取り図をご覧頂けると分かるように、「加藤隼戦闘隊」コーナーもありました。


もちろん、特攻隊の遺書もあります。


しかし、その中でも最も衝撃的だったのは、「桜花」の実物です。


戦後、桜花は米軍に接収され、現在はスミソニアン博物館に展示されていますが、


国内にある実物は、ここ修武台のものが、現存するただ1機の桜花です。(靖国神社のものはレプリカ)


言うなれば、


回天が魚雷そのものに乗って行われる海の特攻兵器なら、


桜花は爆弾そのものに乗って行われる空の特攻兵器。


この存在を知った時、「桜花」という不似合いに美しい名前がつけられている事に、


悲しさともつかぬ、悔しさともつかぬ、言いようのない気持ちになりました。


そして、その実物が目の前にある…しばらく、その場を動くことができず、


じっと、ただただ見つめていました。


こういう特攻兵器の存在を含め、この時の戦争の全てを、


ただ、悲惨だった、という言葉だけでは片づけたくはありません。


この時代の人たちは、現代の人間から見ると、一見愚かに見えるようなものを造ってでも、


どんなことをしてでも、日本を護りたかったのだと思います。


これは、特攻兵器の存在を擁護するものでも、美化するものでもありません。


当時の日本人が、いかに必死になって、勝とうとしていたかを考えると、


資源も底をつき始め、劣勢になってきた戦局を打開するために、


とにかく、思いつくことは何でもするしかない…


そんな気持ちに追い詰められた、


その極端な現れであるような気がします。







何事も、劣勢になってから挽回するのは極めて無理があります。


起死回生という言葉がありますが、最初からそんなことを考えていれば、


勝てるわけはありません。


この時、特攻が行われ、特攻兵器が使用され始めた時、


日本は、もはや、起死回生を図るしかなくなっていました。


その時点で、負けは必至です。


そして、現代。


憲法改正、集団的自衛権…と、


日本は、戦後、自衛隊が創設されて以来の国防の転換期を迎えました。


はっきり言いますと、現在の法律のままでは、最初から起死回生を狙わねばなりません。


先制攻撃が法律によって禁止されているのですから。


こんなバカな話がありますか?


敵が明らかに命を狙って攻撃していると確認できないと、攻撃できない。


こんな理屈がありますか?


「自衛隊が何をすることができて何をしていけないか、全て明らかにして、開示せよ」


こんなことをいう政治家がいる国が、他にありますか?


自衛官は、いろんな思いを抱えながら、でも、自分は国を護る、と思って


日々、厳しい訓練に耐えて、大変な任務に従事していらっしゃいます。


彼らの思いは、万が一の時は、自分たちのパフォーマンスを充分に発揮させることで、


国を護りたい、と、そう思っているのではないかと思います。


今のままだと、そのパフォーマンスが充分に発揮できないからです。


離島の住民の方達で、


「自衛隊が助けに来てくれない、見捨てられた」


と発言している方もいらっしゃいますが、


自衛隊の意思で来ないのではなく、


助けに行きたくても、法律によって、自衛隊の判断で行くことはできないのです。


離島の住民の方々の不安と恐怖は察するに余りあります。


それほどまでに、危険な状況なのです。


ですが、現行法では、自衛隊の独自判断で、離島へ警備行動を起こすことはできないという、


当たり前のことを、多くの日本人が知らないでいることが異常なのだと、私は思います。


また、


FBの海上自衛隊のコメント欄を見ていると、無責任はコメントも多くみられます。


「さっさと竹島を取り戻せ」


「早く空母を造れ」


「尖閣に行け」


こういうことを、平気で公式ページにコメントする神経が、どうにも理解できません。


当の自衛官は、あまり気にしていないとは思いますが(笑)


自分が行くわけじゃないので、何とでも言えるでしょうね…。


自衛隊が勝手に行動を決められるわけじゃないのに、


そんなことも理解しないで、好き放題言っている人たちって、何なのでしょう?


ど~も、こういう手合いに、辟易してしまいますね…


話を戻します…。


ところで、先日、朝雲新聞に小さく掲載されていましたが、


中国のフリゲート艦が、初めて尖閣諸島周辺で目撃されました。


もう、漁船とかじゃないわけです。


敵さん、本気出してきています。


そして、こういうことは、TVでも新聞でも報道されませんね?


事実は、自分で探しに行かないと得られません。


この国の報道の自由とは、


「報道したくない事実は伏せて、報道したいことを大げさに伝える自由」です。


都合がいいことが、自由なんでしょうか?


でも、いいんです。


事実・真実を探すのも自由。


そして、その真実を自分で伝え広めるのも、自由ですから。


私は、こちらの自由を行使します





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みね姉のみた防人たちの素顔

 チャンネルNipponにて連載中のエッセイです(*^ー^)ノ

  私が数々の自衛官とお会いさせて頂いた中で感じたことを、
  エッセイとして書き連ねています。


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