見出し画像

南英世の 「くろねこ日記」

地球温暖化は本当か?


丸山茂徳氏(東工大教授:専門は地球物理学)の著書に『地球温暖化論に騙されるな!』という本がある。

日本に竜巻が発生し、集中豪雨が洪水や土砂災害を引き起こし、デング熱患者が発生している。
それらは地球温暖化が原因ではないかといわれている。


マスコミがこぞって、地球温暖化の大合唱をしているときに、地球は寒冷化に向かっているという丸山教授の発言は、本当に勇気のある行為だと思う。

物事には、短期的な視点と長期的な視点がある。たしかに短期的にみれば温暖化が進んでいるようにも見える。しかし、大切なのは長期的な視点である。過去40万年の地球の歴史を振り返ると、今より気温が10度Cくらい低い時代はいくらでもあった。2万年くらい前に地球が寒冷化した時、海の水が凍って海面は今より100メートルくらい低かった。だから、ベーリング海峡は陸続きで、それでアジアから北アメリカへ人間が移住できた。ネイティブアメリカンとアジア人が似ているのはそのためである。当時、日本海は湖であったともいわれている。

そもそも、二酸化炭素が増えたために地球が温暖化しているのか。
それとも、地球が何らかの理由によって温暖化し、二酸化炭素が増えているのか。
二酸化炭素をいちばん含んでいるのは海水である。
コカコーラを温めれば、溶け込んでいる二酸化炭素がプクプクと泡となって出てくる。
地球温暖化も同じことで、海水に溶け込んでいる二酸化炭素が、温暖化によって温められて空気中に出てきたのではないか。世間で言われている因果関係は逆なのではないか。

経済でいえば、所得が増えればビールの消費量が増えるという相関関係を、ビールを飲むから所得が増えるというふうに逆にとらえているのが現代ではないか。

私にはいずれが正しいかはわからない。
ただ一つ言えることは、真理は多数決では決まらない。
世間が右を向いているとき、心の中で左を向く覚めた人間の存在は常に必要だ。
(ただし、それを口にすることにはかなりのリスクを伴う)

地球温暖化を唱えるIPCC(気候変動に関する政府間パネル)におけるオピニオンリーダーの一人は、アメリカでも有名な原発推進論者だという説もある。


私は授業の中では、丸山説も一つの考え方として紹介するようにしている。
マスコミのいうことをうのみにしないことの重要性は、今回の朝日新聞の従軍慰安婦問題で十分すぎるほど分かった
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日常の風景」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事